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【ランキング】今週の絵本売上ランキングBEST10は?(2022/4/11~ 4/17)

今、絵本ナビで話題になっている絵本は? 売れている絵本は?絵本ナビの絵本売上BEST10のランキングを見れば絵本業界の動きが見えてくる!?1週間分のランキングを毎週発表していきます。気になった作品があればのぞいてみてくださいね。

 

今週も気になる話題の絵本がランクイン!

今週の絵本売上ランキングBEST10は?【2022/4/11~ 4/17】

じゃあじゃあびりびり

じゃあじゃあびりびり

あかちゃんの「最初の本」として大人気!
「じどうしゃ ぶーぶーぶーぶー」
「いぬ わん わん わん わん」
「みず じゃあ じゃあ じゃあ」
「かみ びり びり びり びり びり びり」
真っ赤でコンパクトなサイズに、たくさんの“音”が詰まっています。

1つの見開きページに、1つの音。
シンプルで目をひく絵はもちろん、文字の配置場所もたのしい。
たとえば、かみびりびり……のページは、ほんとに「びりびり」と裂けた紙の形に似た配置。
文字と絵の効果で、まるで絵がうごきだしそうに見えます。

初版は1983年刊のロングセラー。
改訂版となったいまは、あかちゃんがかじっても放り投げても安心の厚紙絵本に。
ぐうぜんファーストブックとしてもらった新米ママパパが、何度か読んでみたらうちの子が声をたてて笑うんです、と驚きの声をしばしばよせてくださる本のひとつです。

絵本を読んであげたいけどどれを選んだら……と迷っている方に、ぜひ!
作者まついのりこさんの『ばいばい』『みんなでね』など、他の「あかちゃんのほんシリーズ」もあわせてごらんください。
ママやパパの声でくりかえし読んでもらえる喜びを、あかちゃんが味わえるすばらしい絵本です。

(大和田佳世  絵本ナビライター)

https://www.ehonnavi.net/ehon/574/%E3%81%98%E3%82%83%E3%81%82%E3%81%98%E3%82%83%E3%81%82%E3%81%B3%E3%82%8A%E3%81%B3%E3%82%8A/
https://www.ehonnavi.net/ehon/574/%E3%81%98%E3%82%83%E3%81%82%E3%81%98%E3%82%83%E3%81%82%E3%81%B3%E3%82%8A%E3%81%B3%E3%82%8A/

せかいで いちばん つよい国

せかいで いちばん つよい国

むかし、大きな国がありました。その国の大統領は「せかいじゅうの 人びとを しあわせにするため」に、いろいろな国へ戦争をしにいきました。自分たちと同じように暮らせるのだからと、次々に征服をしていったのです。

とうとう、征服されていない国はたった一つになりました。とても小さなその国だけれど、残しておくのも気持ちがわるいものです。ところがおかしなことが起こります。その国には兵隊がいないどころか、なんだか歓迎をしてくれているようにすら感じるのです。彼らはお互いにおしゃべりをし、歌をならい、台所に立ち、やがて仕事を手伝うように……! 戦いにもならないこの征服を終え、大統領は満足した表情で言います。

「せかいをすくう せいぎのみかた! 大きな国は つよい国!」

だけど本当にそうでしょうか? 彼が自分の息子に歌ってあげたその歌は……。

勇ましくも、どこか明るくユーモラスに描かれたこの物語。この絵本には、どちらが悪いとも、戦争が良くないことだとも書いてはいません。けれど、その奥には強い者のゆがんだ論理への皮肉がたっぷり込められているようにも感じます。

「どこかおかしい。何かがちがう」

くり返し読みながら、少しずつ生まれてくる様々な気持ち。その声に耳を傾けながら、大人も子どもも考え続けるきっかけとなってくれる絵本なのではないでしょうか。

(磯崎園子 絵本ナビ編集長)

へいわとせんそう

へいわとせんそう

「へいわ」と「せんそう」。

確かに違う、このふたつ。
平和の方がいいに決まってる。

…だけど。
「へいわのボク」と「せんそうのボク」ではなにが変わるんだろう。

詩人・谷川俊太郎と、一度見たら忘れられないモノクロームのドローイングが話題のイラストレーターNoritakeが取り組んだ、平和と戦争について考えるこの絵本。左右のページにはさまざまな人や物や場所の「へいわ」の状況と「せんそう」の状況が並び、ひとめでその違いが見えてくる。

例えば…
「へいわのボク」はいつも通り。いつもと同じに立っている。
「せんそうのボク」は座り込んでしまっている。

「へいわのワタシ」は勉強をしている。これもいつも通り。
「せんそうのワタシ」は何もしてない。

「へいわのチチ」はボクと遊んでくれて、「せんそうのチチ」は完全武装をして一人で闘っている。「へいわのハハ」は絵本を読んでくれるけど、「せんそうのハハ」は…。食卓を囲む「へいわのかぞく」、食卓には誰もいない「せんそうのかぞく」。手に持っているモノだって、木や海や街だって、明らかに全然違う。

それは、行き来が可能な世界ではない。
「せんそう」が終われば戻る世界でもない。
何かがなくなった、だけでは終わらない。

どこまでも深い「黒」と、少し光を放つような「白」の2色で構成されている場面に、シンプルだけど、これ以上ないくらいわかりやすい「ことば」。この絵本のどのページを見ても、まるでマークや記号のように、直接、目と頭に働きかけてくるのです。そして頭に残るのです。

でも、谷川さんは最後に大切な希望を見せてくれます。それは…。

(磯崎園子 絵本ナビ編集長)

https://www.ehonnavi.net/ehon/123663/%E3%81%B8%E3%81%84%E3%82%8F%E3%81%A8%E3%81%9B%E3%82%93%E3%81%9D%E3%81%86/
https://www.ehonnavi.net/ehon/123663/%E3%81%B8%E3%81%84%E3%82%8F%E3%81%A8%E3%81%9B%E3%82%93%E3%81%9D%E3%81%86/

4位 きんぎょがにげた

きんぎょがにげた

金魚が1ぴき、金魚鉢からにげだした。どこににげた?カーテンの赤い水玉模様の中にかくれてる。おや、またにげた。こんどは鉢植えで赤い花のふり。おやおや、またにげた。キャンディのびん、盛りつけたイチゴの実の間、おもちゃのロケットの隣……。ページをめくるたびに、にげたきんぎょが、どこかにかくれています。子どもたちが大好きな絵探しの絵本。小さな子も指をさしながら金魚を探して楽しめます。

 

5位 大ピンチずかん

大ピンチずかん

もういつピンチが来ても大丈夫だ!

大ピンチを知れば、いつ大ピンチになってもこわくない。
この図鑑は、こどもが出あう世の中のさまざまな大ピンチを、「大ピンチレベル」の大きさと、5段階の「なりやすさ」で分類し、レベルの小さいものから順番に紹介します。また、その大ピンチの対処法や、似ている大ピンチ、大ピンチからさらにおそいかかる大ピンチなど、あらゆる方向から 大ピンチを ときあかします。
……などといえば、かたい本に聞こえますが、もちろんそうではありません。期待を裏切らない「のりたけワールド」炸裂で、鋭くもあたたかい観察眼と、思わずふき出すユーモアにあふれた1冊です。

6位 ボードブック はらぺこあおむし

ボードブック はらぺこあおむし

小さなあおむしが美しい蝶に成長するまでを描いた、人気絵本のボードブック版。幼い読者にページがめくりやすい頑丈な造本です。

7位 くっついた

くっついた

ページをめくると…、くっついた!そのくり返しが楽しい赤ちゃん絵本です。最後は、赤ちゃんのほっぺをはさんで、お父さんもお母さんもいっしょに、くっついた!
赤ちゃんのまわりにいる大人まで、ニッコリ笑顔になる絵本です。

8位 いっしょにあそぼ しましまぐるぐる

いっしょにあそぼ しましまぐるぐる

赤ちゃんが注目する黒を中心に、生後6か月未満でも見やすいコントラストの強い配色にデザインしたベイビーブック。赤ちゃんが生まれながらに反応する『顔』や、反応のいいとされる『しましま』と『ぐるぐる』がいっぱいのかわいくてカラフルな絵本。

9位 MOE 2022年5月号

MOE 2022年5月号

■ 巻頭特集 ■
見たことがない!! ユニークな展覧会へようこそ
ヨシタケシンスケ

MOE絵本屋さん大賞7冠に輝いた大人気の絵本作家、ヨシタケシンスケさん。そのはじめての大規模な展覧会「ヨシタケシンスケ展かもしれない」が、 4月9日(土)から東京・世田谷文学館で開催されます。
そこで、MOEでは、展覧会のためにヨシタケさんが描きおろした作品やアイディアなどを初公開。 ロングインタビューでは、最新刊『かみはこんなに くちゃくちゃだけど』(白泉社)をはじめ、 創作にまつわる貴重な話をお届けします。ヨシタケさんの知られざる魅力が満載の保存版大特集です。

 

■ 特別ふろく ■
ヨシタケシンスケ クリアファイル

10位 不思議の国のアリス

不思議の国のアリス

 “紙の魔術師”ロバート・サブダが、ルイス・キャロルの名作「不思議の国のアリス」を素晴らしいポップアップで表現しました。圧倒的なその迫力と美しさは、子どもから大人まで見るものを魅了するでしょう。ページの中にも小さなお話のページがついていて、そこでもユニークなしかけを楽しむことができます。

掲載されている情報は公開当時のものです。
絵本ナビ編集部
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