【news】独身と既婚で歌い方が変わる?歌う鳥たちの面白い生活を紹介した『歌う鳥のキモチ』
知らなかった!鳥たちの本音と浮気心!歌うオスの気持ちが面白い
鳥を飼っている人や野鳥を観察している人なら、歌う鳥の気持ちを自然と考えることがあると思うのですが、鳥の歌声が綺麗だなと思っても、その鳥がどんな気持ちでさえずっているのかなんてあんまり考えたことがなかった、という人、是非この本を読んでみてください。
実は、歌う鳥には、その裏側に隠された、かなり興味深い鳥の私生活が垣間見れるのだそうです。そして、そんな歌う鳥の面白い生態を解説した本が発売されました!「鳥がなぜ歌うのか」「歌に込められた鳥のキモチ」を読み解いていきます。その鳥(小鳥)の社会や私生活が浮き彫りになるというのだから、これは、鳥好きではなくともちょっと気になりますね。
生き物や自然科学が大好きな人の知的好奇心をくすぐってくれる本
著者が、実際にフィールドワークで観察した鳥の夫婦生活だからこそ、説得力が増しますよね。人間にもいろいろな人がいるように、同じ種類の鳥でも、きっとそれぞれ個性があるのでしょうね。
独身のふりをする鳥がいるなんて、本当に不思議です。人間も鳥もいくつになってもモテたい気持ちを一緒なのでしょうか。何気なく身近にいる動物たちの生態まで気になってくる本です!
第1章では、「鳥の歌」について誰もが思う素朴な疑問、たとえば“春になると歌いはじめるのはなぜか?”“そもそもなぜ歌うのか”などをひとつずつ解き明かしていきます。鳥の歌のさまざまな切り口・視点を紹介し、歌う鳥の「キモチ」がわかるようなります。
第2章は第1章で概観した歌う鳥のキモチを野外で実証、打ち破ろうとした著者の最新レポートです。個体識別を行って行動を観察したキセキレイの夫婦の話など、生き生きとした小鳥たちの物語が展開されます。
第3章は本書のメインディッシュです。歌声のレパートリーで個体識別されたクロツグミたちが、実にユニークで面白いドラマを見せてくれます。
最後の第4章では鳥の種類を聞き分ける方法や、歌のレパートリーで鳥を個体識別する方法を紹介しています。
鳥が好きな方はもちろん、広く生き物が好きな方におすすめの内容です。自然科学に対する知的好奇心を存分に満たす内容になっています。
鳥のことが気になってくる本
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