【おはなし会でおすすめ 】大人も子どもも「はまる」画期的な絵本
おはなし会が決まったら、欠かせないのが絵本の選書。楽しくもあり、一苦労でもある作業です。
この記事では、絵本ナビスタッフ・セトグチが実際におはなし会で読んだ絵本の情報を紹介します。ぜひ参考にしてみてくださいね。
今回は今までありそうでなかった、誰もが「おでこにはめたくなる」絵本を紹介します。
なりきって遊ぶ!ユニークな絵本
友人からプレゼントしてもらった一冊の絵本。何だか変わった形をしています。絵本の左下の角だけ、無い…と言うのでしょうか。まるで誰かがかじったみたいに大きくカーブしていて、とにかく「ただ者じゃない」ことだけが伝わってきます。
開いてびっくり。現れたのは、かつら?!それを見たら、迷わずおでこに当てて「似合う?」と誰かに聞きたくなっちゃいます。だって、この絵本は画期的な「おでこはめえほん」なのですから!セトグチが2017年最もノリノリで読んだ絵本はこちら!
絵本を完成させるのは、あなた自身!大人も思いっきり楽しんで♪
はなよめさんや音楽家、粋な板前さんに宇宙人!? おめでたいけっこんしきを舞台に、みんなでたのしく大変身!
【ポイント】
特注の型で抜いたボードブック。おでこにはめて楽しむことができる絵本ができました!親子で、結婚式やイベントで......子どもはもちろん、大人も楽しむことができる1冊です。
絵本を開けば、誰もが「おでこにはめること」に夢中になることでしょう。でももちろん、ストーリーも揃っておもしろいのがこの絵本の魅力。
見た目のおもしろさも、内容のおもしろさも伝えたい。それなら二人組で読み聞かせしよう!ということで、「おむすびひろば」で読んでみました。
※「おむすびひろば」とは、セトグチがプライベートで活動しているパントマイムと絵本のパフォーマンスユニットです。
おむすびひろば流!『おでこはめえほん(1)けっこんしき』の読み聞かせ方
※読み方を細かく紹介していますが、あくまでも「おむすびひろば」流ですので、ぜひ自由に楽しく読んでもらえればと思います。
事前準備
まずはポジショニング。一人は椅子に座り、もう一人は座っている人の左横に立ちます。座っている人は「なりきり担当」。立っている人は「読み担当」です。
次に、「読み担当」は「なりきり担当」のおでこに絵本をピタッとはめましょう。ポイントは、髪の毛が絵本からはみ出ないようにすること。「なりきり担当」は、事前に前髪をセットしておくといいですよ。めがねも引っかかりやすいので、めがねを掛けている場合には外すことをおすすめします。
聞き手から見た時に、絵本が真っすぐ正面に見えるかも大事なポイント。鏡の前で練習してみてくださいね。
ページめくり
おむすびひろばでは、おでこに絵本をはめたままページめくりをしました。この方法で読む場合、めくる時に絵本がおでこから外れたりグラグラしたりするので練習が必要です。
セトグチのやり方は、
- 絵本の左下を、左手でしっかり持つ
- 右手で絵本の上部真ん中を持ち、人差し指と親指でページをつまむようにして、ゆっくりめくる
以上2つのポイントに気をつけています。
ゆっくり時間をかけてページをめくっている間に、「なりきり担当」は次のページの人物に変身します。
あとは思いっきり楽しむだけ!
登場人物になりきって、めいっぱいはじけちゃってくださいね。そんな大人を見て、子どもたちは大喜びするはず。もちろんご家庭でも、同じように楽しむことができますよ。親子で、お友達同士で、みーんなで遊べる絵本です。
セトグチもまだまだ試行錯誤中。いろいろと試して、自分のやりやすい方法を見つけてもらえればと思います。
ブロンズ新社にて制作の「おでこはめえほん」読みきかせ動画です。
おむすびひろばで実践している様子を撮影していただきました。ぜひご覧ください。
協力:渋谷区あおぞらこども園さま
おはなし会での参考情報
セトグチが実施したおはなし会の情報をご紹介します。目安として、ご参考にしてみてくださいね。
- 読み時間・・・4分~。読み方によって異なるので、事前に時間を計ってみてくださいね。
- 参加者の対象・・・2歳~小学校低学年向けに選ぶことが多いです。
- プログラムの組み合わせ・・・プログラムの中盤に読むことが多いです。見どころとして、締めに読むのもいいかもしれませんね。
瀬戸口あゆみ(絵本ナビスタッフ)
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