【ランキング】5月の児童書売上ランキングBEST10は?
今、絵本ナビで売れている児童書は?ロングセラーの中でも特に人気なのはどんな作品?
話題になっているのはどんな本?なかなか見えづらい児童書の売れ傾向ですが、少しでも児童書の旬をお伝えできるよう、1ケ月分のランキングを毎月発表していきます。
さて2018年5月は、どんな児童書が人気だったのでしょう?
2018年5月の児童書売上ランキングBEST10【2018/5/1~5/31】
本格的なナゾ解きが体験できる、たんてい物語の名作
世界じゅうで翻訳され、こどもたちに愛されつづけているシリーズ。日本語版の新刊発売につづき、既刊も新装版となって登場!第1弾は『きえた犬のえ』。めいたんていのネートはなかよしのアニーにたのまれて絵をさがすことに・・・・・・。
翻訳者ごとに、5冊ずつまとまったセットも人気です!!
『ハロウィンにきえたねこ』
『なぞのかみきれをおえ!』
『スウェーデンこくおうをすくえ』
『ふたつのバレンタインじけん』
『にげだしたファングをさがせ!』
小宮由さん翻訳の5冊が入ったオリジナル箱セットです。
『きえた犬のえ』
『まよなかのはんにん』
『なくなったかいものメモ』
『きょうりゅうのきって』
『かぎはどこだ』
『ゆきの中のふしぎなできごと』
光吉 夏弥さん翻訳の6冊が入ったオリジナル箱セット!
『きえた草のなぞ』
『ねむいねむいじけん』
『2るいベースがぬすまれた!』
『だいじなはこをとりかえせ』
『いそがしいクリスマス』
『ペット・コンテストは大さわぎ』
神宮輝夫さん翻訳の6冊が入ったオリジナル箱セットです。
『エルマーのぼうけん』初めての冒険物語との出会いに
動物島に捕えられているりゅうの子を助けるため、エルマーは冒険の旅にでかけます……。広がる空想、ユーモア、リアリティー。幼年童話の最高峰の一つとして読みつがれています。
9歳の男の子エルマーは、親しくなった野良ネコから、“どうぶつ島”で野蛮な動物たちのとりこになっている、かわいそうなりゅうの子どもの話を聞いて、助けにいくことにしました。家を抜け出して船に忍び込み、“どうぶつ島”についたエルマーは、トラやサイやライオンなど獰猛な動物たちにつかまりそうになりますが、そのたびに機転を利かせて危機を切り抜け、ついにりゅうの子を助け出しました。
つづきも楽しもう!!
「エルマーのぼうけん」の続編。ぶじ動物島を脱出したエルマーとりゅうが、「知りたがり病」という病気をめぐって大活躍。一度読みはじめたらやめられない抜群のおもしろさです。
空を飛んで家に帰る途中、エルマーとりゅうはひどい嵐に遭い、ある島の近くに不時着しました。そこはカナリヤだけが住んでいる島で、“しりたがりびょう”にかかっているカナリヤの王様は、秘密の宝箱を掘り出してくれと、エルマーたちにたのみます。ついに宝物を見つけ、王様の病気を治したエルマーとりゅうは、ふたたび空を飛んで、エルマーの家のある“かれき町”に着くことができました。
エルマーのお話の完結編。やっと家に帰りついたりゅうを捕えようと、人間どもがやってきます! エルマーは、りゅうの家族を救おうと、りゅうの家にやってきます。心躍る結末です。
第4位 『夢をかなえる 10歳からの脳番地トレーニング』
児童書ではないのですが、小学生の親子へのおすすめとして、今売れている1冊!
自分の脳を育てることで、苦手を克服、将来の夢が実現する…。マンガと豊富なイラストでわかりやすく解説。
著者はMRI画像診断のスペシャリスト。脳の各部位で思考系・視覚系・聴覚系・感情系・理解系・記憶系・運動系・伝達系と,8つの働きがあり,それを『脳番地』と名付けました。『脳番地』の発達具合によって得意不得意があったり,個性が出たりします。脳が大きく発達する10歳という年齢の子どもたちに向け,マンガで分かりやすく解説。脳番地を鍛えるトレーニングなど,読み手に将来への夢を持たせる内容になっています。
第5位 『おはなしきょうしつ』
大好評『おはなし だいどころ』に続く、第2弾!
ふでばこ、ランドセル、ぞうきん、こくばん……。教室にある身近な物たちが、愉快な会話を繰り広げます。ほっこりあたたかく、くすっとおもしろい30話がつまった一口童話集。
「おりがみ」――青いおりがみが、変身ごっこをしようといいました。緑色や金色のおりがみは、風船やお財布に変身します。次々と、おりがみが変身していくなか、白色のおりがみだけは「めんどくさいなあ……」と言いながら……!?
「セロハンテープ」――セロハンテープは、やぶれた紙をペタンときれいになおしてくれます。そこへ、「たいへんです! なにものかにバラバラにされていました!」と、したじきが紙を運んできました。つなぎあわせてみると……!?
テンポの良いお話とユーモラスなイラストは、学齢前の読み聞かせや、小学校低学年の自分読みにオススメです!
あなたの教室でも道具たちの会話が聞こえてくるかも……!?
第6位 『なぞなぞのすきな女の子』
なぞなぞあそびの大好きな女の子とはらぺこのオオカミが、森でばったり出会いました。うまそうな女のこだぞと舌なめずりしたとたん、女の子になぞなぞを出されて、オオカミは大弱り。さあ、どんななぞなぞかな?なぞなぞがいっぱい出てくる楽しい幼年向童話。
第7位 『あるかしら書店』
第8位 『大きい1年生と小さな2年生』
体は大きいけれど弱虫のまさやと、体は小さいけれどしっかり者でけんかにも強いあきよ。まさやはあきよとの関わりを通して大きく成長します。1970年に刊行されてから40年以上たった今でも全く内容が古くならず、等身大の子どもの悩みや成長がしっかり描かれているところが大きな魅力です。ぜひ親子で一緒に出会ってほしい1冊です。
第9位 『おしりたんてい かいとうVSたんてい』
おしりたんていのもとに依頼にやってきたのはオオヤギ家の執事ヤギスチャン。大泥棒かいとうUからの予告状が届いたというのだ。おしりたんていは最強のライバルかいとうUからオオヤギ家に代々伝わるお宝「ほしぞらのかがやき」を守れるのか!?
おしりたんていがキレキレの推理でかいとうUに立ち向かいます。
迷路あり、絵さがしありの2話収録。同時収録は「ブラウンのものがたり」。オールカラー88ページ。小学校低学年向け。
大人気読み物シリーズ第4弾!
第10位 『おともださにナリマ小』
小学1年生になったばかりのハルオ。ある日学校に行ってみたら、クラスのみんなが服を裏がえしに着ていたり、くつしたが左右ばらばらだったり、なんだかどこかおかしいのです。じつはその小学校は……。ふしぎなおもしろさで思わず引き込まれるお話です。小学校低学年から。
いかがでしたか?
5月の児童書ランキングは、ロングセラーの中でも少し順位が入れ替わったり、児童書というよりは一般書に近いかもしれませんが、『あるかしら書店』と、『夢をかなえる 10歳からの脳番地トレーニング』の2冊が目新しいラインナップでした。
また、5月の初めには、絵本作家のかこさとしさんがお亡くなりになるというとても悲しいニュースがありましたが、絵本創作にかける思い、子どもたちへ伝えたいこと、伝承遊び研究など、かこさんの思いを引き継ぐことができる書籍をたくさん私たちに遺して下さいました。最後にかこさんのエッセイや自伝・研究本などをご紹介したいと思います。
絵本作家かこさとしさんを知るエッセイ・自伝
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