【ランキング】12月の児童書売上ランキングBEST10は?
今、絵本ナビで売れている児童書は?ロングセラーの中でも特に人気なのはどんな作品?話題になっているのは?なかなか見えづらい児童書の売れ傾向ですが、少しでも児童書の旬をお伝えできるよう、1ケ月分のランキングを毎月発表していきます。
さて2018年最後の月の12月は、どんな児童書が人気だったのでしょう?
2018年12月の児童書売上ランキングBEST10【2018/12/1~12/31】
クリスマスの贈り物にも、冬の読書にも大人気だったのはやはりこの本!
初めての冒険物語との出会いにおすすめの1冊。読み始めたらワクワクドキドキの連続で、あっという間にお話にひきこまれます。低学年ぐらいだと1人で読むにはまだ難しいので、ぜひ大人の方が読んで聞かせてあげて下さいね。エルマーが冒険に出かける時にリュックにつめこむ道具や、見開きの地図がお話の楽しさを盛り上げてくれます。
1巻目を読み終えたら、続きも読んでみて
「エルマーのぼうけん」の続編。ぶじ動物島を脱出したエルマーとりゅうが、「知りたがり病」という病気をめぐって大活躍。一度読みはじめたらやめられない抜群のおもしろさです。
空を飛んで家に帰る途中、エルマーとりゅうはひどい嵐に遭い、ある島の近くに不時着しました。そこはカナリヤだけが住んでいる島で、“しりたがりびょう”にかかっているカナリヤの王様は、秘密の宝箱を掘り出してくれと、エルマーたちにたのみます。ついに宝物を見つけ、王様の病気を治したエルマーとりゅうは、ふたたび空を飛んで、エルマーの家のある“かれき町”に着くことができました。
エルマーのお話の完結編。やっと家に帰りついたりゅうを捕えようと、人間どもがやってきます! エルマーは、りゅうの家族を救おうと、りゅうの家にやってきます。心躍る結末です。
心が温まるこちらの友情物語は、12月にはさらに人気に!
仲よしのがまくんとかえるくんを主人公にしたユーモラスな友情物語を5編収録。読みきかせにもふさわしいローベルの傑作です。小学校の教科書に採用されています。
はじめての探偵入門におすすめの1冊。こちらもプレゼントに選ばれた方が多かったようです
1982年の発売以来、ロングセラーとして人気のある「ぼくはめいたんてい」シリーズ最初のお話です。9歳という年齢ながらも本格的な探偵捜査ぶりを発揮するネートのカッコよさと、最後まで答えが分からないナゾの面白さが人気の秘密。1巻目は、仲良しの女の子アニーが書いた犬の絵がなくなったよ。さて、このなぞがとけるかな?
第4位は、今回は4作品が同数で並びました。タイトルのあいうえお順に発表します。
第4位 『なぞなぞのすきな女の子』
なぞなぞ遊びの楽しさがたっぷり詰まったお話です。はじめてなぞなぞを知る子どもたちにも、すでになぞなぞが大好きな子どもたちにも、おすすめの1冊です。1年生が一人で読むには文章が多いので、はじめはぜひ読んであげて下さいね。女の子がなぞなぞでどんな風にオオカミに立ち向かったのかに注目してみて下さい。
第4位 『番ねずみのヤカちゃん』
このお話の面白さは、なんといってもヤカちゃんの声の大きさです。声が大きいことで巻き起こる騒動はユーモアたっぷり。ここぞという時に役立つおかあさんねずみの歌も注目したいポイントです。アメリカではストーリーテリング(素話)によって多くの子どもたちに親しまれているというこちらのお話。ぜひ声に出して読んであげることをおすすめします。
第4位 『ぼくはアフリカにすむキリンといいます』
たいくつなキリンが手紙を書いた。受け取ったのはペンギン。ペンギンの姿を知らないキリンは手紙を読んで想像をふくらませます。
※こちらの本のドイツ語版が、2018年度ドイツ児童文学賞・児童書部門を受賞しました。今話題の1冊です!
第4位 『マドモアゼル・シック すてきな女の子になるレッスン』
累計100万部のベストセラー『フランス人は10着しか服を持たない』の著者、初めての絵本!
たんじあきこさんの絵で、「楽しみながら生活する気持ち」と「生活習慣」を学べる本です。
エマは、ピアノとバレエが大好きな女の子。お母さんの雑誌「マドモアゼル・シック」をめくるのがおきにいり。
でも、シックってどういう意味?
もっとすてきになりたいエマは、お母さんから5日間のレッスンを受けることになりました。
あいさつ、身だしなみ、友だちづきあい、おかたづけ、姿勢、テーブルマナーなどを学んだエマは、
はたしてマドモアゼル・シックになれるのでしょうか――?
第8位 『たんたのたんけん』
第9位 『おでん おんせんにいく』
さつまあげ、たまご、ばくだんのおでん親子が、温泉ランドへ。おしるこの湯にラーメンの湯に寄せ鍋の湯……。温泉ランドは、おもしろいお風呂がたくさんあって大盛況。おでんダネの絵も楽しい、ユーモア絵童話。
第10位 『新・名作の愛蔵版 チョコレート戦争』
1965年の刊行以来、約50年もの間、多くの子どもたちや大人に愛され続けている不朽の名作です。美味しそうな洋菓子の数々、立派なチョコレートの城、洋菓子屋金泉堂の主人と子どもたちのハラハラの対決など子どもも大人も夢中になる秘密がいっぱい。登場するキャラクターや子どもたちの発想もとってもユーモラスで楽しいお話です。
12月の児童書ランキングは、ロングセラー作品が揃い、名作をクリスマスの贈り物に送った方が多くいらっしゃったようです。
今回ランキングには入らなかったものの、クリスマスの読み物もよく動いていましたので、最後に今年人気のあったクリスマスの読み物をご紹介します。
2018年人気のあったクリスマスのお話
この記事が気に入ったらいいね!しよう ※最近の情報をお届けします |