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月別児童書ランキングBEST10

【ランキング】2018年によく売れた児童書は?ランキングBEST30を発表します!!

 

2019年が始まりましたが、2018年の1年間、絵本ナビでよく売れた児童書はどんな作品だったのでしょうか。ロングセラー作品の中でも人気があったのは? 新刊で話題になった本はあったかな? なかなか見えづらい児童書の売れ傾向ですが、1年を通して眺めてみたら、どんな作品が現代の子どもたちや大人に読まれているのか傾向が見えてくるかも!?

 

ランキングの中でまだ読んでいない本があったら、ぜひチェックしてみて下さいね。そして、身近にいる子どもたちに本を薦める時のご参考にもどうぞお役立て下さい。

2018年児童書売上ランキングBEST30【2018/1/1~2018/12/31】

1位 エルマーのぼうけん

2018年に最も売れた児童書は・・・

『エルマーのぼうけん』!

毎年毎年どんな時でもとても人気のある作品ですが、2018年は、原作者のルース・S・ガネットさんの来日が実現したこともあり、とくに盛り上がりました。

子どもに最初に手渡したい冒険物語といえば、これ!

エルマーのぼうけん

動物島に捕えられているりゅうの子を助けるため、エルマーは冒険の旅にでかけます……。広がる空想、ユーモア、リアリティー。幼年童話の最高峰の一つとして読みつがれています。

9歳の男の子エルマーは、親しくなった野良ネコから、“どうぶつ島”で野蛮な動物たちのとりこになっている、かわいそうなりゅうの子どもの話を聞いて、助けにいくことにしました。家を抜け出して船に忍び込み、“どうぶつ島”についたエルマーは、トラやサイやライオンなど獰猛な動物たちにつかまりそうになりますが、そのたびに機転を利かせて危機を切り抜け、ついにりゅうの子を助け出しました。

2位 ぼくはめいたんてい(1) きえた犬のえ(新装版)

続いて人気があったのは、子どもに最初に手渡したい探偵物語!

ぼくはめいたんてい(1) きえた犬のえ(新装版)

世界じゅうで翻訳され、こどもたちに愛されつづけているシリーズ。日本語版の新刊発売につづき、既刊も新装版となって登場!第1弾は『きえた犬のえ』。めいたんていのネートはなかよしのアニーにたのまれて絵をさがすことに・・・・・・。

3位 ふたりはともだち

第3位は、読む人を温かく豊かな気持ちにさせてくれる珠玉の友情物語

ふたりはともだち

仲よしのがまくんとかえるくんを主人公にしたユーモラスな友情物語を5編収録。読みきかせにもふさわしいローベルの傑作です。小学校の教科書に採用されています。

https://www.ehonnavi.net/specialcontents/contents.asp?id=416 2018年は、訳者の三木卓さんが、魅力をたっぷりお話して下さいました。

第4位 『なぞなぞのすきな女の子』

なぞなぞ遊びの楽しさがたっぷり詰まった1冊!入学プレゼントにもおすすめ

なぞなぞのすきな女の子

なぞなぞあそびの大好きな女の子とはらぺこのオオカミが、森でばったり出会いました。うまそうな女のこだぞと舌なめずりしたとたん、女の子になぞなぞを出されて、オオカミは大弱り。さあ、どんななぞなぞかな?なぞなぞがいっぱい出てくる楽しい幼年向童話。

第5位 『はれときどきぶた』

自分が書いた日記が本当になったら・・・? 世代を超えて読み継がれています

はれときどきぶた

とにかく面白く、笑えるお話です。自分の日記をお母さんに読まれていることを知り、「あしたの日記」としてウソの日記を書きはじめた主人公の則安。けれども日記に書いたウソが本当に起こりはじめたから、さあ大変! 本が苦手な子でも無理なく読め、笑える1冊でありながらも、大人になってからも楽しいエピソードが心に残り続ける名作です。

第6位 『しっぱいにかんぱい!』

悩める子どもたちの背中を温かく押してくれる「かんぱい」シリーズ、おすすめです!

しっぱいにかんぱい!

人に言えない失敗は、だれにでもあります。達也のおねえちゃんは、小学校のリレーで、失敗をしてしまいます。
朝ごはんも食べられないくらいおちこむおねえちゃん。そんなとき、おじいちゃんから電話がかかってきて…。


 

第7位 『大きい1年生と小さな2年生』

親から子へ、読んであげたい幼年童話。子どもの気持ちに寄り添った名作です

大きい1年生と小さな2年生

体は大きいけれど弱虫のまさやと、体は小さいけれどしっかり者でけんかにも強いあきよ。まさやはあきよとの関わりを通して大きく成長します。1970年に刊行されてから40年以上たった今でも全く内容が古くならず、等身大の子どもの悩みや成長がしっかり描かれているところが大きな魅力です。ぜひ親子で一緒に出会ってほしい1冊です。

第8位 『びりっかすの神さま』

クラスで一番になることよりも大切なことって・・・!?

お話の舞台になるのは、成績順で座席が決まるというある4年生のクラス。競争主義の学校、頑張ることの意味、クラスで1番になることよりも大切なことって?クラスの子と助け合うことの喜び、さらにハンディキャップの問題まで、子どもたちに身近で大切なテーマがたくさん盛り込まれています。読んでほっとする子も多いかもしれません。

第9位 『たんたのたんけん』

誕生日に起こる不思議な出来事。ワクワクがいっぱい詰まっています

たんたのたんけん

八月二十九日はたんのたんたの誕生日です。と、どこからかふしぎな地図がまいこみました。矢印や△じるしの書いてある、たんけん地図のようです。さっそく、たんたはたんけんに出発です。すると、どこからか、へんなひょうの子があらわれて……。

第10位 『先生、しゅくだいわすれました』

上手にウソをつけたら、しゅくだいをやらなくても怒られないってホント?

先生、しゅくだいわすれました

しゅくだいをわすれたゆうすけ。しどろもどろに口からでまかせのウソでいいわけをしていると、えりこ先生が「だめだなあ、ウソをつくならもっと上手につかなくちゃ」「え?」「すぐばれるようなのはだめよ。それから、聞いた相手が楽しくなるようなのじゃなくちゃ」「楽しくなる?」「そう。聞いた人がウソとわかっても、はははってわらっちゃうようなのじゃなきゃ」「じゃあ、上手にウソがつけたら、しゅくだいやってなくてもしかられないってこと?」「そうねえ。だって、だまされちゃったらしかたないし」といって、えりこ先生はにやっとわらった。…次の日から子どもたちはしゅくだいができなかったわけを考えてきて発表することに…。

2018年の児童書売上第11位から30位は?

2018年発売の新刊で人気があった作品は?

2018年のベスト30を見てみると、例年に引き続き見事にほとんどロングセラーがランクイン。いかに児童書がロングセラーものが強いか分かりますね。けれども新しい作品で話題となったものや、面白い作品はなかったのでしょうか?

そこで、2018年の新刊のみに絞ったベスト10もご紹介したいと思います。こちらもぜひチェックしてみて下さいね!

新刊売上第1位は、『おしりたんてい あやうし たんていじむしょ』(総合ランキングでは第20位にランクイン)

「おしりたんてい」シリーズ、人気爆発の1年でした!この勢いはさらに続きそうですね。

おしりたんてい あやうし たんていじむしょ

おしりたんていのすむ町に、名探偵を名乗るなぞの男がやってきた。新しくできた探偵事務所にいるその男に会いに行くおしりたんてい。すると、どちらが真の名探偵なのか、勝負することに。結果は、まさかの……。しかし、その男には、あやしいところがたくさんあるのです。手に汗握る推理対決や、意外な結末など、読者が謎を解きながら楽しめる、推理読み物シリーズ第6弾です。表題作ほか、全2話収録。今回も、迷路や、クイズ、「おしり」さがしなど、たくさんの謎解きがいっぱい。何度でも楽しめる、1冊です

  

新刊売上第2位は、『答えのない道徳の問題 どう解く?』

子どもとの対話から本音が引き出せる本ということで話題に!

答えのない道徳の問題 どう解く?

「せんそう、どう解く?」にはジャーナリストの池上彰さん、「うそ、どう解く?」には詩人の谷川俊太郎さんほか各界からの著名人が、『どう解く?』を先行体験した子どもたちとともに、「考えるためのヒント」に解答例コメントを寄せています。

【問いかけ一覧&参加著名人】※表記は掲載順

■「たべもの」について:平松 洋子さん(エッセイスト)
■「うそ」について:谷川 俊太郎さん(詩人)
■「びょうどう」について:那須 正幹さん(児童文学作家)
■「ゆめ」について:水谷 隼さん(卓球選手)
■「せいぎ」について:増田 ユリヤさん(ジャーナリスト)
■「いのち」について:板東 元さん(旭山動物園園長・獣医師)
■「かぞく」について:汐見 稔幸さん(教育学者)
■「せんそう」について:池上 彰さん(ジャーナリスト)
■「べんきょう」について:羽生 善治さん(棋士)
■「らしさ」について:ミッツ・マングローブさん(歌手・タレント)
■「いじめ」について:大野 更紗さん(作家)
■「すき」について:能町 みね子さん(エッセイスト・イラストレーター)
■「ともだち」について:尾木 直樹さん(教育評論家)

新刊売上第3位は、3作品が同数で並びました。

まずは、こちらもおしりたんていシリーズの新刊!『おしりたんてい みはらしそうの かいじけん』

あなたは、おばけをしんじますか?

こうえんを見下ろすなぞの空き家に、
おばけが出ると聞いたおしりたんてい。
それも、大きな目だまをしたおばけが出るという。
依頼人ともに、空き家に行くが、
中では奇妙なことが次々起こり…。
はたして、おばけは本当にいるんでしょうか?

迷路や、絵探しなど、
おしりたんていといっしょに謎を解きながら、
真実にせまる、本格的推理読み物シリーズです。

今回も、「みはらしそうの かいじけん」
「もちぬしふめいの とうひん」の2話収録。

何度読んでも発見がある
推理小説の入り口にも最適な
知的好奇心をくすぐる1冊です。

『マドモアゼル・シック すてきな女の子になるレッスン』かわいいイラストと易しく分かるマナーで、素敵な女の子に変身しちゃおう!

マドモアゼル・シック すてきな女の子になるレッスン

累計100万部のベストセラー『フランス人は10着しか服を持たない』の著者、初めての絵本! 
たんじあきこさんの絵で、「楽しみながら生活する気持ち」と「生活習慣」を学べる本です。

エマは、ピアノとバレエが大好きな女の子。お母さんの雑誌「マドモアゼル・シック」をめくるのがおきにいり。
でも、シックってどういう意味? 
もっとすてきになりたいエマは、お母さんから5日間のレッスンを受けることになりました。
あいさつ、身だしなみ、友だちづきあい、おかたづけ、姿勢、テーブルマナーなどを学んだエマは、
はたしてマドモアゼル・シックになれるのでしょうか――?

『ノラネコぐんだんと海の果ての怪物』絵本でおなじみの人気シリーズから読み物が登場して話題に!

ノラネコぐんだんと海の果ての怪物

累計80万部突破の大ヒット絵本シリーズに、初の「読み物」が登場! ある朝、海辺で虹色に光る貝がらを見つけたノラネコぐんだんは…。手に汗握る冒険物語をたっぷりご堪能ください。5歳ぐらいから。

新刊売上第6位は、『風と行く者』

シリーズ最大の大長編『風と行く者』。バルサの今と20年前が交錯します

風と行く者

つれあいのタンダとともに、久しぶりに草市を訪れたバルサは、若い頃に護衛をつとめ、忘れ得ぬ旅をしたサダン・タラム〈風の楽人〉たち と再会、その危機を救ったことで、再び、旅の護衛を頼まれる。
シャタ〈流水琴〉を奏で、異界への道を開くことができるサダン・タラム〈風の楽人〉の頭は、しかし、ある事情から、密かに狙われていたのだった。ジグロの娘かもしれぬ、この若き頭を守って、ロタへと旅立つバルサ。
草原に響く〈風の楽人〉の歌に誘われて、バルサの心に過去と今とが交叉するとき、ロタ北部の歴史の闇に隠されていた秘密が、危険な刃となってよみがえる。

新刊第7位は、『赤毛のアン』

安野光雅さんの贅沢なさし絵が満載。総ルビで、小学1年生から読めるのも嬉しい

赤毛のアン

詩人の渾身の訳と画家の叙情豊かな
絵で贈る世界名作文学。 

全世界で5,000万部突破の感動の名作文学から
詩人であり童話作家であった岸田衿子氏の訳と
安野光雅氏の絵による、新しい翻訳絵本が誕生しました。

◎颯爽と明るく、ちゃめっけたっぷりのアンが、風光明媚な
島の自然から、多くのものを受け取り、心優しい人びとと
の魂の触れ合いを通し、目覚め、成長していく、こころ温
まるお話がいっぱい詰まっています。
◎想像することの素晴しさを忘れないためにも必読の書です!
◎総ルビになっていますので、小学1年生から読むことができます。 

新刊第8位は、『クリスマスのあかり』

チェコから届いたかわいくて温かなクリスマスストーリー。出久根育さんのイラストも大きな魅力の1冊

クリスマスのあかり

クリスマスイブのちいさな冒険のおはなし

チェコのクリスマスイブ。小さな男の子フランタが、ひとりで教会へむかいます。イエス様の生まれ故郷ベツレヘムから届いた灯りを、家のランプのろうそくにわけてもらうのです。しかし教会で思わぬ失敗をし、あわてて逃げだすことに。それでも、とちゅうで出あった気のどくなおじいさんを助けるために、知恵と勇気をふりしぼります。小さなフランタのやさしさに、心にぽっと灯がともるようなあたたかい気持ちにさせられます。

新刊第9位は、『13歳からの絵本ガイド-YAのための100冊-』

10代にこそ出会ってほしい絵本がある!素晴らしいガイドブックが登場しました

13歳からの絵本ガイド-YAのための100冊-

絵本のなかには、10代だからこそ胸に響いたり、
深く味わえる作品が数多く存在している。
小説ではなく、絵本だからこそ可能な表現もある。

しかし、文字が少なく、絵が大きく扱われているためか、
「絵本は小さな子ども専用のもの」と思われがちだ。
そこで、もっと10代の若者が自分にふさわしい絵本に出会えるように、
書評家、作家、翻訳家、書店員、研究者、編集者など、絵本のプロである14人が、
おすすめのYA絵本を厳選し、その魅力を縦横無尽に紹介する。

書店員や司書が、選書や売り場・コーナー作りにも活用できる、
<YA絵本>という新たな読書の扉をひらくガイドブック。

新刊第10位は、『レッツとネコさん』

3歳、4歳、5歳のレッツの目線で描かれたちょっと哲学的で愉快な毎日のお話

レッツとネコさん

ひこ・田中&ヨシタケシンスケの世界がオールカラーの新装版となって3か月連続刊行!

これは むかしむかし、お~むかし、レッツが
まだ 年少さん、三つだった ときの はなし。
レッツは 五つだから、二年も むかしだ。
いま、レッツの 家には、かあさんと
とうさんと キウイさんが いる。
レッツと かあさんと とうさんは ニンゲンで、
キウイさんは ネコだ。
(本文より)

徹底して子どもの目線から描かれるひこ・田中さんの物語に、大人気の絵本作家、ヨシタケシンスケさんがイラストを描き下ろした「レッツ」シリーズ。ヨシタケさんが初めて子ども向けの書籍に取り組んだ記念碑ともいえる作品たちが、この夏、新装版となって刊行されます。

1巻目の「レッツとネコさん」で描かれているのは、3歳のレッツが、お母さんがつれてきた黒いネコさんを、家族としておうちにむかえるドキドキです。ぜひ、お楽しみください。

(初出)
本書は、そうえん社から2010年に発行された『レッツとネコさん』をもとに、新装版として出版しました。

いかがでしたか?

ランキングを眺めてみると、2018年は少し新刊が元気がなかったかな、という印象もありますが、2019年もロングセラーを読み継ぎながら、新しい作品の魅力もさまざまご紹介していきたいと思います。2019年、もっと児童書市場が元気になりますように!

 

秋山朋恵(絵本ナビ 児童書担当)

掲載されている情報は公開当時のものです。
絵本ナビ編集部
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