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月別児童書ランキングBEST10

【ランキング】4月の児童書売上ランキングBEST10は?

今、絵本ナビで売れている児童書は?ロングセラーの中でも特に人気なのはどんな作品?
話題になっているのはどんな本?なかなか見えづらい児童書の売れ傾向ですが、少しでも児童書の旬をお伝えできるよう、1ケ月分のランキングを毎月発表していきます。
 

さて2018年4月は、どんな児童書が人気だったのでしょう?

2018年4月の児童書売上ランキングBEST10【2018/4/1~4/30】

『おはなし きょうしつ』読んだら、学校がさらに楽しくなりそう!

おはなし きょうしつ

大好評『おはなし だいどころ』に続く、第2弾! 
ふでばこ、ランドセル、ぞうきん、こくばん……。教室にある身近な物たちが、愉快な会話を繰り広げます。ほっこりあたたかく、くすっとおもしろい30話がつまった一口童話集。

「おりがみ」――青いおりがみが、変身ごっこをしようといいました。緑色や金色のおりがみは、風船やお財布に変身します。次々と、おりがみが変身していくなか、白色のおりがみだけは「めんどくさいなあ……」と言いながら……!?
「セロハンテープ」――セロハンテープは、やぶれた紙をペタンときれいになおしてくれます。そこへ、「たいへんです! なにものかにバラバラにされていました!」と、したじきが紙を運んできました。つなぎあわせてみると……!?

テンポの良いお話とユーモラスなイラストは、学齢前の読み聞かせや、小学校低学年の自分読みにオススメです! 
あなたの教室でも道具たちの会話が聞こえてくるかも……!?

『なぞなぞのすきな女の子』入学のお祝いにたくさん選ばれている1冊です

なぞなぞのすきな女の子

なぞなぞあそびの大好きな女の子とはらぺこのオオカミが、森でばったり出会いました。うまそうな女のこだぞと舌なめずりしたとたん、女の子になぞなぞを出されて、オオカミは大弱り。さあ、どんななぞなぞかな?なぞなぞがいっぱい出てくる楽しい幼年向童話。

『エルマーのぼうけん』小学1、2年生に贈りたい名作といえばこれ!

エルマーのぼうけん

動物島に捕えられているりゅうの子を助けるため、エルマーは冒険の旅にでかけます……。広がる空想、ユーモア、リアリティー。幼年童話の最高峰の一つとして読みつがれています。

9歳の男の子エルマーは、親しくなった野良ネコから、“どうぶつ島”で野蛮な動物たちのとりこになっている、かわいそうなりゅうの子どもの話を聞いて、助けにいくことにしました。家を抜け出して船に忍び込み、“どうぶつ島”についたエルマーは、トラやサイやライオンなど獰猛な動物たちにつかまりそうになりますが、そのたびに機転を利かせて危機を切り抜け、ついにりゅうの子を助け出しました。

第4位 『ふたりはともだち』

はじめての学校で、「がまくんとかえるくん」のような温かい友達ができますように

ふたりはともだち

仲よしのがまくんとかえるくんを主人公にしたユーモラスな友情物語を5編収録。読みきかせにもふさわしいローベルの傑作です。小学校の教科書に採用されています。

第5位 『ぼくはめいたんてい(1) きえた犬のえ(新装版)』

子どもが初めて出会うたんてい物語としておすすめしたいシリーズ!

ぼくはめいたんてい(1) きえた犬のえ(新装版)

世界じゅうで翻訳され、こどもたちに愛されつづけているシリーズ。日本語版の新刊発売につづき、既刊も新装版となって登場!第1弾は『きえた犬のえ』。めいたんていのネートはなかよしのアニーにたのまれて絵をさがすことに・・・・・・。

「ぼくはめいたんてい」シリーズは全17巻!気に入ったら続けて読んでみてね。

第6位 『魔女の宅急便』

祝:角野栄子さん!国際アンデルセン賞・作家賞受賞!

魔女の宅急便

ひとり立ちした魔女の子キキが、新しい町ではじめた商売は?相棒の黒猫ジジと喜び悲しみを共にしながら、町の人たちに受け入れられるようになるまでの1年をさわやかに描いた物語。

「魔女の宅急便」シリーズは全部で6巻! 初めて読む子にも、あらためて読みたい大人にもおすすめの全巻セットはこちら

第7位 『答えのない道徳の問題 どう解く?』

3月に続き、4月もよく売れている新刊です

答えのない道徳の問題 どう解く?

「せんそう、どう解く?」にはジャーナリストの池上彰さん、「うそ、どう解く?」には詩人の谷川俊太郎さんほか各界からの著名人が、『どう解く?』を先行体験した子どもたちとともに、「考えるためのヒント」に解答例コメントを寄せています。

【問いかけ一覧&参加著名人】※表記は掲載順

■「たべもの」について:平松 洋子さん(エッセイスト)
■「うそ」について:谷川 俊太郎さん(詩人)
■「びょうどう」について:那須 正幹さん(児童文学作家)
■「ゆめ」について:水谷 隼さん(卓球選手)
■「せいぎ」について:増田 ユリヤさん(ジャーナリスト)
■「いのち」について:板東 元さん(旭山動物園園長・獣医師)
■「かぞく」について:汐見 稔幸さん(教育学者)
■「せんそう」について:池上 彰さん(ジャーナリスト)
■「べんきょう」について:羽生 善治さん(棋士)
■「らしさ」について:ミッツ・マングローブさん(歌手・タレント)
■「いじめ」について:大野 更紗さん(作家)
■「すき」について:能町 みね子さん(エッセイスト・イラストレーター)
■「ともだち」について:尾木 直樹さん(教育評論家)

第8位 『はれときどきぶた』

はれときどきぶた

あしたは「はれ,ときどきぶたがふるでしょう」。則安君が書いたでたらめの日記。ところが,本当に……。大人気のベストセラー童話。

第9位 『びりっかすの神さま』

びりっかすの神さま

始が転校してきたクラスは、成績順で席が決まります。ところがびりになった人にだけ見える神さまが現われ?

第10位 『はじめてのキャンプ』

はじめてのキャンプ

なほちゃんは、大きい子たちにまざって、ひとりでキャンプに行きたいといいました。みんなは口ぐちに「小さい子にはできないよ! 」といいます。なほちゃんは大きい子たちに負けまいと、重い荷物もひとりで背負い、まきを集め、懸命にがんばります。おいしいごはんを食べて、一日が楽しく過ぎていきます。夜、テントでこわいお話をききますが、なほちゃんはひとりでおしっこに行くことができました。「ちゃんとキャンプできたよ! 」

いかがでしたか?

4月の児童書ランキングは、入園・入学向けの贈り物として人気があるお話や、教室、新学期、はじめて、など、始まりを感じさせる本が多くランキングに入っていたようです。

 

また、子どもの本に関する大きなトピックとして、3/末に角野栄子さんが国際アンデルセン賞・作家賞を受賞された嬉しいニュースがあり、10位以内にランキング入りしたのは『魔女の宅急便』だけでしたが、他にも角野さんのたくさんの作品が注目を浴びました。

最後に、角野さんの受賞スピーチの中に素敵なメッセージがあったので、その言葉で4月のランキング記事を締めたいと思います。

"読書が子どもたちにもたらすもの"について
「まず言葉だろうと思う。読んで読んで読むと、その人の中に辞書ができる。その言葉がその人が生きていく上での力になる。本を読んで感動すると何かを作り出したくなる。創造に結びついていく力が読書にはあると思います」

 

1つ学年が上がった子どもたち、今年も本との良い出会いがありますように。

掲載されている情報は公開当時のものです。
絵本ナビ編集部
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