【ランキング】6月の児童書売上ランキングBEST10は?
今、絵本ナビで売れている児童書は?ロングセラーの中でも特に人気なのはどんな作品?
話題になっているのはどんな本?なかなか見えづらい児童書の売れ傾向ですが、少しでも児童書の旬をお伝えできるよう、1ケ月分のランキングを毎月発表していきます。
さて2018年6月は、どんな児童書が人気だったのでしょう?
あの話題の映画の原作や、今年の課題図書などがランクインしたようですよ。
2018年6月の児童書売上ランキングBEST10【2018/6/1~6/30】
6/15から映画公開中の「ワンダー 君は太陽」の原作『Wonder ワンダー』がついに1位に!!
オーガスト・プルマンはふつうの男の子。ただし、顔以外は。生まれつき顔に障害があるオーガストは、はじめて学校に通うことになった。だが生徒たちはオーガストの顔を見て悲鳴をあげ、じろじろながめ、やがて「病気がうつる」と避けるようになる。一方で、オーガストの話をおもしろいと感じる同級生は少しずつ増えていた。そんなとき、夏のキャンプで事件が起こる……。全ての人に読んで欲しい、心ふるえる感動作。
『Wonder ワンダー』の世界にハマった方、より深く考えたい方に。続編もぜひ!
いじめっ子のジュリアン、オーガストの幼なじみのクリストファー、優等生のシャーロットの3人の視点から語られる「もうひとつのワンダー・ストーリー」。この本の中ではオギーは脇役であり、オギーとの出会いによってそれぞれがどのように影響を受けて変化していったかを描いている。冒頭には、続編は書かないつもりでいた著者が『ワンダー』刊行後に米国で起こった「ジュリアンになるな」運動に違和感を持ち、本作を書くことにした経緯がつづられている。
『ワンダー』と『もうひとつのワンダー』に出てくるブラウン先生が書いた「格言帳」も発売中!
全世界でシリーズ累計1200万部を誇る人気作、『ワンダー』と『もうひとつのワンダー』に出てくるブラウン先生が書いた「格言帳」。「正しいことをするか、親切なことをするか、どちらかを選ぶときには、親切を選べ」をはじめとして、1日にちひとつ、365個の格言を掲載。ブラウン先生と生徒のやりとり、後日談も載っています。
なぞなぞの楽しさがいっぱい!年間を通して、根強い人気のある作品です。
なぞなぞあそびの大好きな女の子とはらぺこのオオカミが、森でばったり出会いました。うまそうな女のこだぞと舌なめずりしたとたん、女の子になぞなぞを出されて、オオカミは大弱り。さあ、どんななぞなぞかな?なぞなぞがいっぱい出てくる楽しい幼年向童話。
「なぞなぞ」の次は「じゃんけん」はいかが?『じゃんけんのすきな女の子』もおすすめ!
とてもじゃんけんのすきな女の子がいました。だれとでもじゃんけん、何を決めるにもじゃんけん。だから、おとうさんもおかあさんも少々あきれ顔。暑い夏の日、留守番中の女の子は、とても大事なことを決めるじゃんけん勝負をすることに…!さてその相手とは?
短く読みやすいお話に、本格的なナゾ解きの楽しさがいっぱい
世界じゅうで翻訳され、こどもたちに愛されつづけているシリーズ。日本語版の新刊発売につづき、既刊も新装版となって登場!第1弾は『きえた犬のえ』。めいたんていのネートはなかよしのアニーにたのまれて絵をさがすことに・・・・・・。
日本で1982年に発売されて以降、子どもたちに長く愛されている「ぼくはめいたんてい」シリーズ。
もともとあった12冊に加えて、2013年から新刊が5冊刊行され、その後、先の12冊も新装版として次々に生まれ変わり、今年めでたく、全17冊のラインナップが揃いました。
今回「新装版 ぼくはめいたんてい」シリーズ全17冊の刊行を記念しまして、ネートの「たんていてちょう」とオリジナル箱をつけてお届けします。
日本で1982年に発売されて以降、子どもたちに長く愛されている「ぼくはめいたんてい」シリーズ。
もともとあった12冊に加えて、2013年から新刊が5冊刊行され、その後、先の12冊も新装版として次々に生まれ変わり、今年めでたく、全17冊のラインナップが揃いました。
今回「新装版 ぼくはめいたんてい」シリーズ全17冊の刊行を記念しまして、ネートの「たんていてちょう」とオリジナル箱をつけてお届けします。
第4位 『エルマーのぼうけん』
はじめての本格的な冒険物語の入り口に
動物島に捕えられているりゅうの子を助けるため、エルマーは冒険の旅にでかけます……。広がる空想、ユーモア、リアリティー。幼年童話の最高峰の一つとして読みつがれています。
9歳の男の子エルマーは、親しくなった野良ネコから、“どうぶつ島”で野蛮な動物たちのとりこになっている、かわいそうなりゅうの子どもの話を聞いて、助けにいくことにしました。家を抜け出して船に忍び込み、“どうぶつ島”についたエルマーは、トラやサイやライオンなど獰猛な動物たちにつかまりそうになりますが、そのたびに機転を利かせて危機を切り抜け、ついにりゅうの子を助け出しました。
第5位 『きみ、なにがすき?』
第6位 『ふたりはともだち』
仲よしのがまくんとかえるくんを主人公にしたユーモラスな友情物語を5編収録。読みきかせにもふさわしいローベルの傑作です。小学校の教科書に採用されています。
第7位 『新版ヒキガエルとんだ大冒険(1) 火曜日のごちそうはヒキガエル』
雪の野原でミミズクにつかまったヒキガエルのウォートンは、ミミズクの誕生日のごちそうにされることに。その日は一週間後。ウォートンは逃げ出せるのか…? 大人気シリーズが、大幅に訳を改めて再登場!
第8位 『ふらいぱんじいさん』
第9位 『あるかしら書店』
第10位 『おしりたんてい あやうし たんていじむしょ』
おしりたんていのすむ町に、名探偵を名乗るなぞの男がやってきた。新しくできた探偵事務所にいるその男に会いに行くおしりたんてい。すると、どちらが真の名探偵なのか、勝負することに。結果は、まさかの……。しかし、その男には、あやしいところがたくさんあるのです。手に汗握る推理対決や、意外な結末など、読者が謎を解きながら楽しめる、推理読み物シリーズ第6弾です。表題作ほか、全2話収録。今回も、迷路や、クイズ、「おしり」さがしなど、たくさんの謎解きがいっぱい。何度でも楽しめる、1冊です
いかがでしたか?
6月の児童書ランキングは、珍しくロングセラー以外の作品が1位になりました。今、絶賛上映中の映画「ワンダー 君は太陽」。もうご覧になられましたか? 原作を読んでから映画を見る楽しみも、映画を見てから原作をあらためて読む楽しみもあり、さらに続編や格言集など、『Wonder ワンダー』関連で、この夏はたっぷり楽しめそうですね。『Wonder ワンダー』は、読書感想文にもぴったりの作品なので、読書感想文の本選びに悩んでいるお子さんにもおすすめですよ(高学年から中高生向けです)。
また、今年の課題図書も少しずつ動きが出てきて、ランキングの上位に挙がってきました。7月のランキングには、もっとたくさんのタイトルが入ってくるかも?
今回は児童書ランキングということで、絵本はランキングに入れていませんでしたが、最後に、6月によく動いた課題図書(絵本)もご紹介したいと思います。
6月、こんな課題図書(絵本)がよく動きました!
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