脳科学者も注目!子ども自身で感情コントールができるようになる絵本、口コミで広がり続々重版決定
「子どもが自分で泣きやむ」という話題の絵本
主婦の友社が、2019年9月に発売したフランス発の絵本『おこりたくなったら やってみて!』『かなしくなったら やってみて!』『こわくなったら やってみて!』(オーレリー・シアン・ショウ・シーヌ ・著/垣内 磯子・訳)の3冊が、今、教育・保育関係者から注目を集めています。
ガストンの「呼吸セラピー」絵本と名付けられたこのシリーズは、ガストンというユニコーンの子どものキャラクターを通し、怒りや悲しみ、恐れといった扱いにくい感情を、簡単な呼吸法で落ち着かせる方法を子どもに教えます。親が叱ったりなだめたりするのではなく、子ども自身が感情を切り替え、コントロールできるようになる、という点が画期的で、発売直後から親のみならず、教育関係者の間でも口コミで広がりました。Amazon.co.jpの絵本ジャンルで1位(2019/9/27調べ)になり、各書店からの注文が殺到。現在3刷まで重版が決定しました。
気持ちを持て余しちゃう!「かんしゃくさん」におすすめ
フランス発、子供自身で感情をコントロールするメソッドを教える絵本シリーズ。ユニコーンのこども・ガストンといっしょに、怒りや恐れ、かなしみなどの扱いにくい感情を手放すための、簡単な呼吸法を学べます。いつでも気分を前向きに切り替えられ、コミュニケーション力が高く、生きやすい子に。感情を「親や周囲がやりすごす・なだめる」のではなく、「子供自身が根本から解決する」ため、子育てもぐっとラク34に。読み聞かせで子供もママ&パパもハッピーに。各国で続々翻訳書が刊行中。
涙がぽろぽろ…「泣き虫さん」におすすめはこちら!
あと一歩の勇気が出にくい「こわがりさん」にはこちらの絵本
<ガストンの「呼吸セラピー」を実践!動画>https://youtu.be/PfTiY4IoC_I
「読むだけで脳が健やかに成長する可能性」に脳科学者が注目
子どもの脳の発達に詳しい小児科医で発達脳科学者の成田奈緒子氏は「この呼吸法を身につけることは、子どもにとっては将来的にも大きなプラスになると思います」と話します。「第一に脳の発達が健全に促されます。子どもの脳は、怒りや悲しみ、恐怖などにさらされる時間が短いほど、健やかに育つことが脳科学の研究で分かっています。呼吸法で子どもが自らストレスとなる感情を手放せるようになることの意義は大きいですね」。
一生トクする「自己肯定感」が身につく
もう一つのメリットは、自己肯定感が上がること。「子どもは、この絵本の読み聞かせを通じて、自分は自分で感情を切り替えるができるのだ、不安があっても自分は大丈夫なんだ、と自信と自己肯定感をもてるようになるでしょう。これは子どもにとって、大きな財産になり得ます。コミュニケーションにも勉強や仕事にも、不安なくのびのび取り組むことができる。一生トクしますよね」。
試験ものびのび。「本番に強い子」に育つ
ガストンの呼吸法を身につけると、受験などにもプラスになるといいます。「常日頃から不安を感じている子どもは、本番に弱い傾向があります。普段の成績が良くても、試験当日になると、間違ったらどうしよう、失敗したら終わりだ、と不安感や緊張がコントロールできなくなり、実力を発揮できないケースが多いのです。そんなとき、ガストンの呼吸法を知っているのと知らないのとでは、大きな違いが出るでしょう」。
保育現場でも効果に大きな期待が
このガストンシリーズの読み聞かせを行った、都内私立保育園の運営者は「子ども自身が自分で感情をマネジメントできることに気づかせてくれる絵本、というのは今までになかったですね。大人に怒られたりなだめられて、押し殺していた感情を、子ども自身で整えられるようになる。自分でもちょっとやってみようと思ったり、ふっと自分でできるようになったら、これはすごい話ではないかと思います」と期待を寄せています。
<保育園での読み聞かせの様子はこちら>https://youtu.be/w143tGRI5eY
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