どうぞのいすは、思いやりのいす。-『どうぞのいす』
絵本ナビに日々寄せられてくるのは、ユーザーからのたくさんの生の声。実際に絵本を読んだ時の子どもたちの反応やエピソードからは、ストーリーを超えた魅力まで伝えてくれます。絵本ナビユーザーがおすすめする絵本をレビューとともにご紹介します!
誰が読んでも、その優しさあふれる物語に心を和まされるのがロングセラー絵本『どうぞのいす』です。柿本幸造さんの可愛いらしい絵が子どもたちの心をあたたかく包み込んでくれます。
どうぞのいすは、思いやりのいす。
この絵本は、娘がお腹にいるときに購入しました。
ほのぼのとしたうさぎさんの絵がかわいくて、
生まれる子もきっと気に入ると思いました。
大きなお腹に絵本を見せながら、声を出して読んで、
ときには、くまさんがきたよ、やきたてのパンおいしそうだね。
なんて語りかけたりして。
そして、娘が離乳食を始めた頃、娘のために
父が木でいすを作ってくれました。
父は絵本のことは全く知らないのですが、
偶然にも どうぞのいす と似ていてビックリ。
お友達が遊びに来たとき、娘が「どうぞのいすだよ」と
いすを貸してあげたりして、私も嬉しくなりました。
絵本の中で、どうぞならばえんりょなくといただいて、
次の誰かのために、どうぞと置いていく。
思いやりというものを、絵とお話で表現している
すばらしい絵本だと思います。
(まーるいおーきなホットケーチさん 30代・ママ 女の子3歳)
優しさがつまった絵本
保育園の発表会で、他の組の子どもたちが発表していたお話でした。
いつか、絵本を読んであげたいな~と思っていたのですが、6ヶ月もたってしまいました。
娘はすっかり発表のことも忘れてしまったようです…。
「どうぞのいす」は、絵も優しいタッチですが、内容がとっても優しい。
どの動物も次の動物のことを考えているところがとってもいいです。
子どもが大笑いするというおもしろさはありませんが、読んだ後になんだか優しい気持ちになれる絵本です。
4歳の娘は、「自分が!自分が!」というタイプ。
人のことを考えて行動することは、なかなか難しいです。
あまり私が言い過ぎるのもどうかな?と思うので、このどうぞのいすを読み聞かせながら、その気持ちの温かさに気づいてほしいと思います。
このお話は、何回も繰り返して読んでいきたい絵本です。
毎日読むというよりは、ふとしたときに、読んでいきたい絵本です。
こういう優しい気持ちを私自身も大切にしていきたいです。
(さわこさん 30代・ママ 女の子4歳、女の子0歳)
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