ただの名入れ絵本じゃない!名前も内容も変化する「パーソナルちいくえほん」
「もっと読み聞かせをしたいけど好きなページを見たら飽きちゃって、最後まで絵本を見てくれない」
「今読んでいる絵本、子どもは楽しんでくれているのかな?」
など、赤ちゃん期の子どもへの絵本の読み聞かせについて、
そんなとき、赤ちゃんが集中して絵本を見てくれれば、読み聞かせの時間もぐっと楽しくなりますね。
たとえば、絵本に我が子が本人の名前で登場したら?
我が子の好きなものばかりが次々に出てくる絵本があったら?
赤ちゃんの目にもはっきり見やすい絵柄の絵本だったら?
…もしかしたら、今より絵本に集中してくれるかもしれません。
こんな「もしも」の願いを叶えてくれるのが「パーソナルちいくえほん」。
NTTコミュニケーション科学基礎研究所が持つ「幼児語彙発達データベース」をもとに作る、我が子にぴったりな世界にひとつだけの絵本です。
世界にひとつだけの絵本「パーソナルちいくえほん」とは?
1.主人公はお子さん“自身”
この絵本の主人公はあなたのお子さん自身。指定したお子さんの名前(愛称)で主人公が登場します。もちろん、男の子、女の子で主人公のイラストも変化。「自分が出てきた!」と驚いたり、お兄さんお姉さんのお下がりの絵本を読んでいる次男・次女といった立場の子なら、自分の名前が入った「自分だけの絵本」は喜ぶこと間違いなし!
2.お子さんの“いま”にぴったり
お子さんのことばの成長ステージに合わせた内容にできるため、お子さんが“いま”楽しめる絵本です。「すきなもの」シリーズの絵本なら、絵本の申し込み時に指定した内容に沿ってお子さんの「好きなもの」や「もうすぐ話せそうなことば」が登場します。
大好きな動物や乗り物の名前は言えるけれど、それ以外の言葉はなかなか出ない…とパパやママが感じているようなとき、お子さんにとって話しやすく覚えやすい言葉がたくさん登場するこの本での読み聞かせなら、思いがけず新しい言葉がお子さんから飛び出すかも!?そんなときは、思いっきり褒めて、喜んであげてくださいね。
3.世界に“ひとつ”だけの特別な絵本
お子さんが初めてしゃべった言葉や今伝えたいメッセージなど、
お子さんが大きくなっても、この絵本が大切な記憶とともに宝物として残り続けます。
しっかりとした製本も魅力のひとつ
「パーソナルちいくえほん」の魅力はもう一つ、ハードカバーでしっかりとした製本がなされているところです。高級感のある作りで、大人が手に取っても満足できる装丁は魅力的。
お子さんがたくさん読んでもへたったりしないので、
さらに背表紙にもお子さんの名前がきちんと入るので、
言葉の発達に合わせた3シリーズをラインナップ
赤ちゃんの言葉の成長は上の図のようなルートをたどります。
「あ~、う~」などの喃語(なんご)を話すようになり、語りかけられた言葉を理解し始める6か月頃から「ママ」「わんわん」など意味のある言葉を話し始める1歳~1歳半頃。
1歳半から2歳頃には「ママ、みて」「わんわん、いた」などの二語文が話せるようになり、話せる単語もどんどん増えていきます。
「パーソナルちいくえほん」は6か月~18か月頃の赤ちゃんにおすすめの「ファーストブックシリーズ」と1歳~2歳頃におすすめの「すきなもの」シリーズ、2歳~4歳頃におすすめの「なまええほん」シリーズをラインナップ。
それぞれのシリーズにどのような絵本があるのかをご紹介します。
10か月~18か月頃の赤ちゃんにおすすめ「ファーストブックシリーズ」
この頃の赤ちゃんはまだおしゃべりはできませんが、
「ファーストブックシリーズ」は、
子どものうれしい気持ちを育む「おいで」、
1歳~2歳頃におすすめの「すきなもの」シリーズ
「すきなもの」シリーズは、言葉を話し始める1歳半~
絵本を読むお子さん自身が主人公となって自分の好きな
またNTT研究所の調査結果から得られた一つひとつの言葉の平均獲得月齢(※)を参考に、
「ファーストブックシリーズ」
※言葉の平均獲得月齢…あるひとつの言葉をしゃべれるようになった赤ちゃんの平均月齢のデータ。たとえば「ママ」は、平均すると月齢16ヶ月でしゃべれる言葉です。(データはNTT研究所独自の調査に基づくものです)
2歳~4歳頃におすすめの「なまええほん」シリーズ
お子さんが言葉を話せるようになってくると、次は文字への興味がはじまります。そんな2歳~4歳頃におすすめなのが「なまええほん」シリーズです。普段からよく目にする「自分の名前」の文字が、絵本中のいたるところに登場し、それらの文字で様々なしかけ遊びを楽しむことができます。ページをめくるたびに変化する内容が、お子さんを楽しい文字の世界に導きます。
「なまええほん」シリーズは、ひらがな版とカタカナ版の2種類が用意されていますので、お子さんの成長・興味に合わせて、お好きな方を選ぶことができます。
「すきなもの」シリーズの絵本を絵本ナビの磯崎編集長がチェック!
絵本ナビ編集長
磯崎園子
「絵本ナビ」編集長として、おすすめ絵本の紹介、絵本作家さんへのインタビューや、絵本ナビコンテンツページの企画制作などを行っている。
大手書店の児童書売り場担当という前職の経験と、自身の子育て経験を活かし、絵本ナビのサイト内だけではなく新聞・雑誌・インターネット等の各種メディアで「子育て」「絵本」をキーワードとした情報を発信。著書に『ママの心に寄りそう絵本たち』(自由国民社)がある。『父母&保育園の先生おすすめの赤ちゃん絵本200冊』(玄光社)監修。
「すきなもの」シリーズ かしわらあきお さん作
さあ、「すきなもの」をさがしにいこう!
どんなものが見つかるのかな。
想像してみてください。あんよがはじまって、世界がぐんと広がる1~2歳の頃の赤ちゃんにとっては、見るもの、聞こえるもの、食べるもの全てが驚きと発見でいっぱい。
それは、どんな形をしているの?
さわってみたら、どんな感じ?
どんな声で鳴くの? 名前は?
食べるとおいしいの?
好奇心のおもむくままページをめくれば、そこに登場するのはライオンさんやうさぎさん、りんごさんにプリンさん。大好きなものに次々に出会えるのです。これはもう夢中になっちゃうはずですよね。
手がけているのは、大ヒット赤ちゃん絵本を次々に誕生させているかしわらあきおさん。人気の秘密は、その愛らしいイラストはもちろん、声に出して読めばわかる言葉のリズムと軽やかな展開。どの絵本もアイデア満載、繰り返し読んでも飽きることがないのです。
この絵本にも工夫がたくさん。「すきなもの」がアップになったり、声や音が聞こえたり、似たもの同士と並んでいたり。そうやって繰り返し観察して、声に出して、くらべて見ているうちに、いつの間にか我が子の「すきなもの」が増えていくのです。
これはママやパパにとっても、嬉しい嬉しい絵本ですよね。
「しましまぐるぐる」でもおなじみの、かしわらあきおさんのカラフルなイラストも赤ちゃんの興味を引きつける「パーソナルちいくえほん」。
子どもたちの「あれ?自分が出てきた!」の気持ちをきっかけに、親子で絵本を使ったコミュニケーションを楽しみたいですね。
次回は「パーソナルちいくえほん」の開発秘話について、NTTコミュニケーション科学基礎研究所の上席特別研究員・小林哲生さんに絵本ナビ代表 金柿がお話をうかがいます。お楽しみに!
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