4月22日は「バーバパパの日」!祝・生誕50周年!135万部突破の『おばけのバーバパパ』
4月22日がバーバパパの日に制定!
2020年は、『おばけのバーバパパ』の原書の発売から、50周年の記念の年です。これを祝い、 4月22日がバーバパパの日に制定されました!
2020年に様々な施策を展開される予定で、絵本『おばけのバーバパパ』も全国のPLAZA、およびMINiPLA(一部店舗は除く)にて4月17日より、期間限定で販売されています。
誕生から50周年。日本でミリオンセラーを誇る絵本
『おばけのバーバパパ』は現在、世界40カ国以上で翻訳されている人気の絵本です。日本ではフランスで原書が発売されてから2年後の1972年に、山下明生さんの訳で刊行されました。以来、子どもたちに人気を博し、135万部を突破するロングセラー絵本となっています。
「バーバパパ(BARBAPAPA)」とはフランス語で「おじさんのひげ」「わたあめ」の意味。1969年、パリのカフェで偶然となりあったチゾンさんとテイラーさん。フランス語が話せなかったテイラーさんが、わたあめを欲しがる子どもたちをみて、紙ナプキンに描いたいたずら描きから、バーバパパが誕生したといわれています。(ふたりはのちに、夫婦となります!)
訳者の山下明生さんはこの絵本について、以下のように書かれています。
「ほぼ半世紀前、偕成社から届けられたバーバパパの見本には、英語と仏語の文章がついていました。アメリカ人のテイラーさんとフランス人のチゾンさんの共著なので、どちらも原本ということでした。まさかこれが、世界中の子どもに読まれる名著になるとは知らず、わたしは気楽に両者の文章のいいとこどりをし、タイトルも読者の気をひくよう、『おばけのバーバパパ』としたのでした。(中略)
以前、パリの版元をたずねたとき、「バーバパパは、日本版がいちばん元気だ」といわれ、誇らしい気持ちになりました。地球の自然環境が憂慮される今日、自然と動物を愛するこの優しいキャラクターは、ますます注目されることでしょう。」(ミリオンブック2020/株式会社 トーハン発行より)
バーバパパ誕生を描く『おばけのバーバパパ』
バーバパパがどのように誕生したかをご存知でしょうか。
第1作『おばけのバーバパパ』には、その誕生のお話が描かれています。バーバパパは、実は土の中から生まれたのです! それは、男の子フランソワが、自分の家の庭で、花に水をやっているときでした。
すぐになかよしになったふたりですが、バーバパパは大きすぎて家を追い出されてしまい、どこにもいくところがありません。けれども、体の形を自在に変えられるという特徴をつかって、その後、町の一大事時に大活躍。やがて、町の人気者となり、フランソワのおうちにも戻ってくることができました。
著者紹介
<著者>アネット・チゾンとタラス・テイラー
絵本作家。妻のアネット・チゾンは1942年パリ生まれ。もと建築設計士。夫のタラス・テイラーは1933年サンフランシスコ生まれ。教師を経て渡仏。パリのカフェで出会った二人は紙ナプキンに絵を描いてコミュニケーションをとった。そのいたずら書きからバーバパパが誕生したという。
<訳者>やましたはるお(山下明生)
1937年東京生まれ。瀬戸内海の能美島で少年時代を過ごす。京都大学仏文科卒業。主な作品に『かいぞくオネション』『島ひきおに』『はんぶんちょうだい』(小学館文学賞)『まつげの海のひこうせん』(絵本にっぽん大賞)『カモメの家』(野間児童文芸賞、日本児童文学者協会賞、路傍の石文学賞)など。『すきです ゴリラ』〈カロリーヌとゆかいな8ひき〉シリーズなど、翻訳作品も多数。
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