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絵本ナビテーマ別絵本ランキング

さようなら、おめでとう!卒園の絵本人気ランキング1位~10位

最新刊から人気のロングセラーまで「卒園、入園の絵本」10選

3月。すっかりお兄さんお姉さんになった子どもたちの成長した背中が眩しく、少し寂しくもある卒園式。そして、新しい世界へ羽ばたいていく子どもたちへ応援歌を贈りたい、そんな親御さんのために、絵本ナビではテーマ別絵本としてたくさんの「おめでとう!卒園」の絵本をまとめてご紹介しています。

 

・保育園での日々を丁寧に振り返った思い出の絵本

・新しい世界への期待をふくらませてくれる絵本

・子どもの成長を称賛、応援する絵本

 

など、「卒園」をテーマにした絵本でもいろいろな絵本があります。ここでは、絵本ナビが独自に集計した、「卒園」の絵本人気ランキング10位から1位まで発表します!どれも絵本ナビユーザーのみなさんが選んだ愛情たっぷりの心に残る絵本です。是非、親子で読んでみてくださいね。

10位 『そしておめでとう』(ニジノ絵本屋)

入園から卒園までの子どもたちの成長がつまったお祝いにピッタリの絵本です。NHK「おかあさんといっしょ」8代目体操のお兄さんであった瀬戸口清文さんの子どもを見守る優しい言葉とえがしらみちこさんの愛らしい絵が、子どもたちと子どもたちの成長を見守った親御さんを包むようです。

頑張ってきた子どもたちへ贈りたい卒園の絵本

そしておめでとう

NHK「おかあさんといっしょ」8代目体操のお兄さん(74~87年)をつとめたセトちゃんこと、瀬戸口清文さんが遺した卒園ソングが絵本になりました。子どもの成長を願い、入園から卒園までの思い出をつづった詩は、保護者や保育者から子どもたちへ手渡す卒園ギフトにぴったり。
絵本作家・えがしらみちこさんが絵を手掛け、愛情溢れる絵本になっています。楽譜付き。歌いながらページをめくって読むこともできます。

9位 『おおきくなったらきみはなんになる?』(講談社)

成長する子どもに伝えたい大切なメッセージがあります。卒園式で語られてきた言葉がここにあります。

子どもたちに伝えたい言葉がたっぷり!卒園の絵本

おおきくなったらきみはなんになる?

保育園アドバイザー歴17年の絵本作家・藤本ともひこさんが、
毎年、卒園式で子どもたちに語りかけてきた言葉が絵本になりました。

おおきくなったら、きみはなんになる?
なりたいものは、きっと、いっぱいあって、みんなちがう。

いろんなことをやっているうちに、
すきなものを、みつけることがある。

だれかがむりだって、いうかもしれない。
でも、そんなのかんけいない。

きみがやりたいことは、きみがきめるんだ。
きみがやりたいことを、きみがやるんだ。

卒園・卒業というたいせつな時期の子どもたちへ送る、応援歌(エール)です。

8位 『おたんじょう月おめでとう 3月生まれ あしたはだれにあえるかな』(自由国民社)

大人になると振り返ることばかり。保育園や幼稚園の日々を思い出すのは大人だからなのかもしれません。子どもはいつだって前を向いています。新しい世界のワクワクが感じられる楽しい絵本です。

卒園のその先が楽しみになる絵本

おたんじょう月おめでとう 3月生まれ あしたはだれにあえるかな

これが さいごの ひとくち。ごちそうさま。ああ、おいしかった。
あしたは なにを たべようかなってかんがえるときの しあわせ。
……あしたは だれに あえるかな
 

7位 『さよなら ようちえん』(講談社)

はじめて、保育園や幼稚園でお友だちに出会って、自分の個性に気づく子どもたち。

1人1人のユニークな個性を尊重してくれる、その眩しい成長を見守っていきたい願いが込められた絵本です。

いろいろな子どもたちがいる!個性を大切にする絵本

さよなら ようちえん

卒園、おめでとう! 幼稚園を巣立つ子どもたちを描きます。
卒園を迎える幼稚園の子どもたちを、1人1人の個性を大切に、だれもが主役になれるんだよ、
というメッセージをこめて描きます。お名前を書き入れて、卒園の記念に贈りたい絵本です。
 

6位 『ゆっくりにっこり』(偕成社)

急激な変化に誰もが順応できるとは限りません。ゆっくりと自分のペースでその状況に慣れていく必要がある子どももいます。この絵本は、そんな子どもたちのために環境が変わることはこわくないことだと教えてくれます。

環境が変わることをゆっくり理解できるようサポートする絵本

ゆっくりにっこり

読者の声より
ちょっぴり、クイズテイストの混じった絵本です。
この絵本は、「お引越し」がテーマ。
それも、幅広い意味でのお引越しのお話です。

読み手や聞き手が、主人公のアヤメちゃんと、少しクイズを楽しんでいると、
いつのまにか、「大きくなること」「環境がかわること」へお話が変わっているのです。
それも、無理に分からせよう、納得させよう、というかんじではありません。
表題のように、「ゆっくり、にっこり、お引越し」ということをこの絵本は子供に語りかけます。

このお話の最後は、アヤメちゃんの卒園を匂わせるものとなっています。
園を卒業し、小学校に入る子供は、嬉しい反面、不安も大きいことでしょう。
そんな子供たちに、「大丈夫、大丈夫」と言ってくれるような絵本です。

卒園の時期でなくても、
なんらかの理由で、環境が変わって、不安定になる一時期、子供にゆっくり読んであげたい。
そう思わせる本でした。
(ルートビアさん 30代・ママ 男の子4歳)

5位 『おめでとうかいぎ』(理論社)

これまで自分を見守ってくれたものたちのさようならと、新しいものたちとの出会い。ものたちとのやりとりを通して子どもたちの通過儀式を体験できます。ものへの感謝の気持ちも生まれそうですね。

卒園と入園の心構えができる絵本

おめでとうかいぎ

読者の声より
卒園式が終わって、いよいよ小学校です。
通園バックとランドセルがゆうきくんをはさんで開かれるおめでとう会議です。
いろんな参加者を見て、しみじみとしてしまいました。
卒園につながる日常の中に、なんとお世話になった品々の多いことか。
わが子は、幾つもの卒業式を終え、その都度それまでの道のりを振り返りました。
思えば遠くに来たもんだ。
これからどこまで行くのやら。
自分のことより、わが子の成長を通して、自分の歳を感じるようになりました。
(ヒラP21さん 60代・その他の方 

4位 『みんながおしえてくれました』(絵本館)

園だけの生活ではなく、日々の小さな出来事からたっぷり吸収している子どもたち。改めてそのすごさを実感できる絵本です。

いろいろなことから学んだ子どもの成長を実感できる絵本

みんながおしえてくれました

読者の声より
子供って、色々なことから吸収してるんだなあと再確認。確かに、親や先生など人に教えてもらうことは沢山あります。けれど、犬や猫などは、言葉で教えてくれるわけがない。その特徴などを自分なりに見つけて覚えていくんですよね。
我が子達は4月から保育園。ますます社会が広がって、いろんなことを覚えていくんだなあと、ワクワクします。
(ぽぽろんさん 20代・長野県茅野市  女4歳、男2歳)

 

3位 『6さいのきみへ』(小学館)

子どもは宝物。6歳までの日々を振り返る絵本に親御さんたちも胸いっぱいになったようです。こちらも卒園、入学におすすめの絵本です。

卒園までの子どもの成長を丁寧に追った絵本

6さいのきみへ

読者の声より
子供が生まれてきてから、
どんな時も、何をしていても愛おしく感じる。

少しずつ成長して出来ることが増えることが、
こんなにも嬉しいことなのだと知る。

そんな子供も、卒園という区切りを迎え、
入学という新しいスタートを切る。

どこをとってもやっぱり愛おしい。

そんな気持ちに溢れています。
(hime59153さん 40代・ママ 男の子6歳

2位 『みんなともだち』(童心社)

ロングセラーの卒園の絵本です。思わず読んでいる大人たちがグッときてしまいます。たくさんの思い出を絵本と共に振り返ることができる絵本です。

卒園をかみしめる絵本

みんなともだち

読者の声より
息子が幼稚園で借りてきました。大好きなピーマン村の絵本の、最終章ともいえる卒園がテーマです。
私はこの歌を知らなかったのですが、最後に楽譜が付いているので、ピアノを弾いて息子と一緒に歌いました。
ちょっととぼけた園長先生も、優しくきれいな女の先生も涙ぐんでいます。でも、子供たちはみんな元気に笑っています。

みんなともだち ずっとずっとともだち

これは、大人が自分自身に言い聞かせている言葉だと思います。
子供は振り返る事をしません。いつも前を向いています。
ですから、現実には、ずっと友達のままでいる友達もいれば、疎遠になって、いつか忘れてしまう友達もいるのです。
だからこそ、あの、園での輝くような時を忘れないで、
どうかみんな、ずっとずっと、友達でいてね。
そんな願いが込められているように思えます。

息子は、この春年長になります。
卒園の頃でなくてよかった。
卒園前に読んだら、きっと私の方が泣いてしまった事でしょう。

(けいぼんさん 40代・ママ 男の子5歳

1位 『おおきくなるっていうことは』(童心社)

1位は、『おおきくなるっていうことは』。

卒園がテーマの絵本の中でもとても人気のあるロングセラー絵本です。卒園という儀式的なことだけではなく、普遍的な大事なメッセージが語られているこの絵本に、多くの方が共感し、レビューを残してくれています。子どもたちにわかりやすく伝えてくれるそのメッセージが大人にも響きます。

たくさんの共感を得ている普遍的な成長がテーマの絵本

おおきくなるっていうことは

読者の声より
この絵本はピーマン村のシリーズです。
「おおきくなるっていうことは ○○○○○○ってこと」
と、おおきくなるっていうことがどんなことなのかを、園長先生が教えてくれます。
前からこの絵本のことは知っていましたが、まだ早いと思って読んでいませんでした。
年長さんになり、そのことをすごく喜んでいたので、この本を読んであげるのにちょうど良い時期になったと思って図書館で借りてきました。
リズムのある繰り返しの文章と、分かりやすく可愛いイラストで、おおきくなるってこういうことなんだと、子どもにもよくわかります。
「おおきくなるっていうことは あんまりなかないってこと」と書かれているページがあります。
これは、いつもおじいちゃんに言われていることです。
「おおきくなるっていうことは じぶんよりもちいさなひとがおおくなるってこと」
「おおきくなるっていうことは ちいさなひとにやさしくなれるってこと」
というのが私は好きで、娘にもそうなって欲しいと思っています。
「おおきくなるってことは そういうこと」と園長先生に言われた子どもたちの誇らしげな顔も印象的でした。
最後は園長先生が「またひとつ おおきくなった おめでとう みんな」と絵本を読んでいる子どもたちに言っています。
子どもにもわかりやすく、大きくなるって素敵なことなんだよって、教えてくれる絵本です。
(きんさんさん 40代・ママ 女の子5歳

いかがでしたか。

みなさんが気になる「卒園」の絵本はありましたか?是非親子で読んでみてくださいね。

https://www.ehonnavi.net/special.asp?n=59 ほいくえん、ようちえんの絵本はこちらから

富田直美(絵本ナビ編集部)

米ペンシルベニア州フィラデルフィアで20代を過ごす。現地の大学で経営学を専攻、就職。帰国後は映画のタイアップや、家庭用ゲームの映像制作に関わる。その後、エンターテイメントの分野で外資系ライセンスビジネスに従事。絵本好きが高じて2012年から絵本ナビに入社。これまでの経験を生かし、ユニークな視点で大人も子どもも楽しめる絵本や洋書の魅力を紹介。2歳児のママ。

【連載】「絵本をもって旅に出よう」を絵本ナビスタイルで執筆中。https://style.ehonnavi.net/post-series/25324

掲載されている情報は公開当時のものです。
絵本ナビ編集部
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