【ランキング】今週の絵本売上ランキングBEST10は?(2021/8/8~ 8/14)
今、絵本ナビで話題になっている絵本は? 売れている絵本は?絵本ナビの絵本売上BEST10のランキングを見れば絵本業界の動きが見えてくる!?1週間分のランキングを毎週発表していきます。気になった作品があればのぞいてみてくださいね。
いよいよ夏休みも後半戦。ランキングも課題図書が上位を占めています。
今週の絵本売上ランキングBEST10は?【2021/8/8~ 8/14】
カラスのいいぶん 人と生きることをえらんだ鳥
毎日の生活の中でよく見かける身近な鳥、カラス。
皆さんは、カラスにどんな印象を持っているでしょうか?
ごみをちらかす、
黒くて大きくてこわい……。
みんなの「きらわれもの」!?
著者の嶋田泰子さんが、これまであまり気にとめていなかったカラスという存在にであわされたのは、頭にうんちを落とされるという体験からでした。いったん意識しはじめると、ごみ置き場をあらすカラスの姿が目につき、攻防がはじまりました。けれどもカラスへの勝ち目はなし。どうにかカラスとの戦いに勝つためには作戦を練らなければ……と考えた時に気づいたのが、
「カラスは人間がどんな生きものかということに気づいているようなのに、わたしはカラスのことなんて、なにも知らなかった」ということ。ここから、嶋田さんのカラスへの調査が始まります…
先生、感想文、書けません!
「だって、書けないんだもん。」
「わたしには、感想文、むり!」
夏休みの登校日に、どうどうと訴えているのは、三年生のみずか。
みずかは本が決して嫌いなわけではないのです。夏休みに入ってから、友だちのあかねちゃんと三回も市民図書館に行きました。でもみずかにとって感想文を書ける本がなかったのです。面白くなかったわけではありません。
「おもしろい本を読むと、むねがいっぱいになるの。
ああ、よかったなあ、おもしろかったなあって」
「先生、なんで感想文って書かなくちゃいけないの? わたし、本は読んでるし、ちゃんとおもしろかったよ。ああ、よかったぁだけじゃだめなの?」
ここまで読んで、ああ、わたしと同じ、ぼくと同じ、と共感する小学生がどれほどいることでしょう。みずかちゃんの言葉にそうそう、と強くうなずく子どもたちの顔が目に浮かぶようです。
そんな多くの子どもたちを代表するかのようなみずかの問いかけに、担任のえりか先生はどう答えるのでしょう? さらに、書きたい本が見つからないという悩みに対して、ある作戦を思いついたみずか。友だちのあかねちゃんと協力して遂行していきます。感想文を書く意義だけでなく、お話を想像して作っていく楽しさが伝わってくるところも本書の大きなみどころです…
からすのパンやさん
いずみがもりの木の上には、みんな、からすのうちがあり、
その中くらいの木に「からすのパンやさん」のお店がありました。
そして、その「からすのパンやさん」のうちに四羽のあかちゃんが生まれました。
オモチちゃん、レモンちゃん、リンゴちゃん、チョコちゃん。
お父さんとお母さんは、優しく大事に育てました。
でも、彼らのおうちはパンやさん。とにかく忙しいのです。
朝早くから起きて、パンを作り、お店の掃除をし、お客さんにパンを売り。
その合間にあかちゃん達をあやしたり、抱っこしたり。
おっぱいをあげたり、おしめをとりかえたり。
そのうちに、お店がちらかってきて、お客さんも減っていき…とうとう貧乏になってしまいました。
それでも、子どもたちは元気に育っていきます。
お店で売れなかったパンやこげたパンなどは、みんな子どもたちのおやつになります。
そのおやつパンが、まわりの子どもたちの間で評判になり、みんなが買いにくることに。
そこで、「からすのパンやさん」は一家総出で沢山のパンを作ります。
とっても素敵な、変わった形のパンばかり。
かにパン、うさぎパン、パンダパンにはじまり、バイオリンパン、テレビパン、じどうしゃパンまで、何と80種類以上!
香ばしいにおいが森いっぱいに広がり、パンやさんは…大フィーバーです!!
4位 せなけいこカレンダー2022
「ねないこだれだ」「いやだいやだ」などの絵本でおなじみ、せなけいこさんのカレンダーがついに登場です。楽しくて、ちょっぴり怖く、なつかしい名場面の数々と一緒に一年を過ごしませんか。
夜になると一部分が光る!?「特製シール」のおまけつき。巻末には2022年4月~2023年3月まで使える年間カレンダーもついています。お早めにお求めください。
5位 みずをくむプリンセス
わたしはプリンセス・ジージー。わたしの王国、それはアフリカの空と土ぼこりのたつ大地。でも、そこに水はない。だからわたしは、朝はやくおきて、ずっとずっととおくまで水をくみにいく。いつの日か、わたしの王国に、つめたくてきれいな水があるといいな。いつの日か、きっと。
アフリカの、ある水くみ少女の一日を描いた絵本です。もとになる話をしてくれたのは、スーパーモデルのジョージー・バディエルさんです。ジョージーは、有名なファッションショーや、雑誌のモデルとして、世界中で活躍しています。
ジョージーは、西アフリカのブルキナファソで生まれました。子どものころ、水くみをした経験があり、水がどんなに大切か、よくわかっています。ジョージーは、いまアフリカで井戸をつくる運動をしています。ひとりでも多くの人が、きれいな水を手に入れられるように、プリンセス・ジージーの夢みた王国が、ほんとうになりますようにと。
6位 だるまさんが
7位 ぐりとぐらカレンダー2022
いつも元気な「ぐりとぐら」と一緒に、1年を過ごしてみませんか? 絵本の名場面が次々に登場し、すがすがしく楽しい気分を味わえるカレンダーです。日付の欄は余白をたっぷりとっているので、予定がたくさん書き込めるようになっています。「ぐりとぐら」特製シールのおまけつき! シンプルで見やすい、毎年人気のカレンダーです。お早めにお求めください。
8位 きみのなまえ
9位 きんぎょがにげた
10位 じゃあじゃあびりびり
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