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未来の今日の一冊 ~今週はどんな1週間?~

【今週の今日の1冊】冬に読みたい紙芝居特集! 12月7日は世界KAMISHIBAIの日

12月6日~12月12日までの絵本「今日の1冊」をご紹介

「世界KAMISHIBAIの日」は紙芝居文化の会の呼びかけで2018年から始まり、日本記念日協会にも登録されている記念日。紙芝居を通じて国内はもちろん国際交流も深めたいとの思いから記念日名を「KAMISHIBAI」と表記されたそうです。
 

紙芝居の魅力は、その場にいるみんなで楽しめ、共感の輪が広がっていくこと。クリスマスや冬休みに向けて、子どもたちが集まる機会のお楽しみ企画として、紙芝居を読んでみませんか? すこし特別な雰囲気に子どもたちのワクワクも高まることでしょう。近年ではおうちで紙芝居を楽しまれる方も増えているようで、ご家庭での読み聞かせの時間に取り入れてみるというのもいいですね。今週は、冬におすすめの紙芝居をご紹介します。

12月6日 冬に読みたい名作『てぶくろ』を紙芝居でも!

月曜日は『紙芝居 てぶくろ』

紙芝居 てぶくろ

しずかな森の雪の上に、おじさんがおとしたてぶくろがひとつ。はじめにネズミがやってきて中に入り、つぎにカエルが入り…。

読者の声より

小学校の読み聞かせ会で演じました。
全学年が聞いてくれましたが、絵本は知っていても紙芝居で「てぶくろ」を観るのは始めて。どの角度からも見やすく、箕田さんの絵は遠目がきくので、全員が場面をみることができました。
絵本での細かい描写も素敵ですが、紙芝居の絵もとても素敵です。
子ども達は読み聞かせ後、絵本との違いを話していたりもしました。
(たれれんさん 40代・ママ)

12月7日 今日は「世界KAMISHIBAIの日」と「クリスマス・ツリーの日」

火曜日は『紙芝居 なぜ、クリスマスツリーをかざるの?』

紙芝居 なぜ、クリスマスツリーをかざるの?

クリスマスがちかづいてくると、魔物たちがうごきだす。
メアリーの家におばけや魔女がやってきた! どうしたらいいの?

読者の声より

この紙芝居ではクリスマスの中でも“クリスマスツリー”に焦点を当てて、子どもたちにも科学的な内容もわかりやすい物語仕立てにして、たった12場面で上手にまとめてくれています。

クリスマスツリーはなぜモミの木なのか、クリスマスツリーになぜいろいろ飾るのか、この作品は、元々ヨーロッパ北部に伝わっていた冬至“サトゥルヌス”の祭りが元になっています。クリスマスのはじまりは、キリストの誕生祝いとこの“サトゥルヌス”が合わさったものなのですが、それをうまく物語に組み込んでいるので、とても聞きやすく理解しやすい内容になっていました。
ヨーロッパならではの魔女や妖精の登場もよかったです。

学童のおはなし会で読みました。子どもたちは悪役の魔女たちへのヤジなどが多かったですが、なかなか楽しそうに聞いてくれました。最後の最後の12場面で、クリスマスではおなじみのあの人の登場で物語の幕が下りるのもオシャレなつくりだなぁと、思いました。
クリスマスの時期にお薦めの作品です。でもあまり小さいお子さんですと理解が難しいので、小学生以上のお子さんたちに。
(てんぐざるさん 40代・ママ 女の子21歳、女の子16歳)

12月8日 「プレゼントが一つしかない!」さてどうなった?

水曜日は『紙芝居 みつごの こぶたの クリスマス』

紙芝居 みつごの こぶたの クリスマス

みつごのこぶたのポー、ピー、プーは、なんだって、一人に一つないと大げんか。クリスマスの朝「プレゼントが一つしかない!」と大騒ぎ。でもね、三人乗りの自動車でしたよ。

読者の声より

とってもステキなプレゼントでした。
このプレゼント、欲しいと思う子、いっぱいいると思います。
三人も子供がいれば、それぞれに何を送ればいいか、お母さんも迷うと思います。
でも、このお話にでてくるサンタクロースのプレゼントは最高!だと思います。
(ジョージ大好きさん 30代・ママ 男の子5歳)

12月9日 ユーモアいっぱいの間違い探し紙芝居!

木曜日は『紙芝居 がんばれサンタさん』

紙芝居 がんばれサンタさん

クリスマスの日の夜おそく、町にサンタさんがやってきました。そーっとしずかに「おじゃましまーす」。ねむっているよいこにサンタさんは、ちゃんとプレゼントをとどけられるかな!?

12月10日 手ぶくろがほしい子ぎつねの手を、母ぎつねは……

金曜日は『紙芝居 てぶくろをかいに』

紙芝居 てぶくろをかいに

寒い冬、子ぎつねは母ぎつねに手ぶくろがほしいとせがみます。
すると母ぎつねが手をもんでくれ、片方だけ人間の手に…。

読者の声より

この紙芝居は、絵が、大好きな二俣英五郎さんなので借りてきました。

これ、読んだことある・・・きっと保育園にあったと思われます。

二俣さんの絵で、絵本「きつねをつれてむらまつり」に出てくるごんじいがもう少し年齢を重ねた雰囲気のお店のおじいさん。どちらともやさしい、心の広い情に厚い感じが絵に出ていていいんですよ。

きつねの親子が洋服を着ているのが最初違和感だったんです。自分のイメージは、あくまでもきつねそのままの姿なもんで、でも、手だけ人・・・というのも確かに、変なんですよね。この作品を絵にない本で読んでいるからなのかもしれません。

ひもで繋げた手袋って今なかなか見られないような、なんともなつかしく。

なんか、心が温かくなるお話で何度見ても、何度読んでもいいです。

(しいら☆さん 50代・その他の方)

12月11日 6人のお地蔵さまが恩返しをする昔話の名作

土曜日は『紙芝居 かさじぞう』

紙芝居 かさじぞう

もうすぐ正月だというのにモチを買う金もないじいは、
ばあの織った布を売りにいきましたが、買ってもらえません。

読者の声より

松谷さんの作品が好きなのでこの紙芝居を選びました。主人公が自分のことよりもお地蔵様のことに気をかけて敬意を払っている姿に感動しました。昔の人がいかに正月を大切にしていたかを感じられるのがよかったです。雪が降る描写が圧巻でした。小さい頃にも読んだことがありますが名作はいつまでたっても素晴らしく色褪せない物だと再確認出来る紙芝居でした。
(なびころさん 30代・ママ 女の子3歳)

12月12日 2022年の寅年にぴったりな、干支の紙芝居!

日曜日は『紙芝居 ねこの でしになった とら』(2021年12月発売の新刊紙芝居です)

紙芝居 ねこの でしになった とら

昔、のろまでぶきっちょなとらは、ねずみにすらばかにされていた。くやしくてくやしくて、とらはねこのでしになることにした。すばやく走るわざ、高いところからとびおりるわざ……たくさんのわざを、ねこからおそわった。そして、「もう のろまじゃねえ。だれにも まけねえぜ!」と、じしんまんまん。そこへやってきたねずみが、とんでもないことをいいだして……。とら、ねこ、ねずみのやりとりがユーモラスなおはなし。2022年の寅年にぴったりな、干支の紙芝居です。

https://www.ehonnavi.net/special.asp?n=4350 冬におすすめの紙芝居、他にも盛りだくさん♪

いかがでしたか。

絵本ナビでは、テーマや年齢からおすすめの紙芝居を選ぶページを常時設けております。楽しい紙芝居選びにぜひお役立て下さい。

 

選書・文:秋山朋恵(絵本ナビ副編集長)

 

 

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