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絵本ナビニュース2022

『女の子のからだえほん』国際標準の性教育を日本の子どもたちへ 4/14発売

国際標準の性教育を日本の子どもたちへ

https://www.ehonnavi.net/ehon00.asp?no=175123

パイ インターナショナルから2022年4月14日(木)に書籍『女の子のからだえほん』が刊行されます。

本書はフランスで女の子を持つ2人の母親がクラウドファンディングで制作した性教育のえほんです。からだの構造から、思春期、性自認、性的指向、性的同意、愛などの人権教育に及ぶテーマまで扱った良書で、その公益性が認められ、ユネスコ(国際連合教育科学文化機関)の認定マークを獲得しています。日本人が苦手とする性教育のテーマをタブーなく正しく語り、尊厳の本質を明確に教えてくれる本は、やがて社会に出ていく子どもたちが、これからの時代を自由に生きていく力になります。本国で発売後すぐにベストセラーとなった良書を日本の子どもたちそして大人たちにも手にとってもらいたく、日本語版の刊行です。

 

国際標準の性教育を日本の子どもたち、そしておとなたちへ

女の子のからだえほん

本書は、フランスで女の子を持つ2人の母親がクラウドファンディングで制作した性教育のえほんです。からだの構造から、思春期、性自認、性的指向、性的同意、愛などの人権教育に及ぶテーマまで扱った良書で、その公益性が認められ、ユネスコ(国際連合教育科学文化機関)の認定マークを獲得しています。日本人が苦手とする性教育のテーマをタブーなく正しく語り、尊厳の本質を明確に教えてくれる本は、やがて社会に出ていく子どもたちが、これからの時代を自由に生きていく力になります。本国で発売後すぐにベストセラーとなった良書を日本の子どもたちそして大人たちにも手にとってもらいたく、日本語版を刊行いたします。

著者プロフィール

作・絵:マティルド・ボディ
7歳と4歳の2人の娘の母。小さい頃から絵を描くことが大好きで、アニメーションに関する仕事に就いた後、装飾美術の教師の道を目指した。長女を出産してから、世界をよりよく変えることの必要性に意識を向け、自分なりの方法で女性の権利とエコロジーのための活動を行なっている。

作:ティフェーヌ・ディユームガール
7歳、6歳、4歳の3人の娘の母。助産師になって13年。助産師になろうと決意した18歳の時には、その道を選んだ先に何が待っているかはっきりとは分かっていなかった。女性が生きやすい社会のビジョンを作ることが、女性を助けてきた助産師として、そして幼い娘達の母としての役目だと考えている。

監修:艮 香織(うしとら かおり)
宇都宮大学教員。専門は性教育と人権教育。 “人間と性” 教育研究協議会幹事、同「乳幼児の性と性教育サークル」運営委員。著書に『教科書に見る世界の性教育』(共著、かもがわ出版)、『性教育はどうして必要なんだろう?』(共編著、大月書店)、訳書に『改訂版国際セクシュアリティ教育ガイダンス』(共訳、明石書店)などがある。 

訳:河野 彩(こうの あや)
フランス語翻訳者。学習院大学フランス語圏文化学科卒、一橋大学大学院言語社会研究科博士前期課程修了。絵本の訳書に『目に見えない微生物の世界』(河出書房新書)、『MONUMENTAL 世界のすごいたてもの』(ポプラ社)、その他の訳書に『人生を変えるレッスン』(サンマーク出版)、『世界中で愛されるフランスの子ども服』シリーズ(大和書房)などがある。

本書の出版意図

日本の性教育は他国に比べて20年以上遅れてしまっているといわれています。北欧などの人権先進国と比較して、というだけでなく、たとえば同じアジアの国と比較しても、お隣、韓国では小学校の教科書で人間の性交が図説されているのに対して、日本では避妊についてすら中学校までの義務教育では習いません。
本書はフランスで女の子を持つ2人の母親がクラウドファンディングで制作した性教育のえほんです。外性器のイラストが表紙になっており、びっくりされる方も多いかもしれませんが、からだの構造から、性とジェンダー、性的同意、愛などの人権教育に及ぶテーマまで扱った良書です。日本人が苦手とする性教育のテーマをタブーなく正しく語り、尊厳の本質を明確に教えてくれる本書は、その公益性が認められ、ユネスコ(国際連合教育科学文化機関)の認定マークを獲得しています。

現在、世界の多くの国ではユネスコのガイダンスをもとに、学校での性教育を「人権」を基盤にした「包括的性教育」という考え方のもとに進めています。日本では生殖に関連する話だけが性教育と思われがちですが、国際標準では、性教育の範囲はもっと広く、「ジェンダー平等」や「多様性」なども重要視されています。
SNS に起因する被害など性犯罪も多様化する中、様々な要因で誰しもが、その被害者にも加害者にもなりうる現実があります。子どもたちが犯罪や社会に残る偏見的な考えから、自分自身や他者を守るため、誰もが当たり前のように性について学ぶことはとても大切です。

「自分は大切」そして同時に「他者も大切」という人権教育に根ざした性教育で学んだ客観的な知識は、子どもたちが幸せに生きていくための社会をつくる力となります。子どもたちはもちろん、大人にも、ぜひ読んでいただきたい大切なことを扱った本書を、一人でも多くの読者の手に届けることを目指しています。

イメージ紹介

書籍紹介

『女の子のからだえほん』
仕様:B5判変型(215×186mm)/ ハードカバー/ 56Pages (Full Color)
価格:本体1,700円+税
ISBN:978-4-7562-5612-6 C8798
発売日:2022年4月14日
作・絵:マティルド・ボディ
作:ティフェーヌ・ディユームガール
監修:艮 香織
訳:河野 彩
発行元:パイ インターナショナル

掲載されている情報は公開当時のものです。
絵本ナビ編集部
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