西加奈子さん訳で贈る『きみだけの夜のともだち』フランスから届いた美しい夜の絵本
夜が少しだけ待ち遠しく楽しく思える優しい翻訳絵本
2022年12月14日(水)にポプラ社から『きみだけの夜のともだち』が発売されました。 本作品は”夜の時間” をテーマにした、小さなお子様から大人まで、楽しめる美しい翻訳絵本です。訳者は、作家の西加奈子さんです。
きみだけの夜のともだち
真っ暗になった夜。男の子は急に不安に駆られます。物陰に人が潜んでいるのではないか、何か物音かしたかも……そんな不安に押しつぶされそうになった時、小さなネズミが現れて男の子に声をかけます。男の子と小さなネズミは、家の中のあらゆる部屋を訪れて、その先で悩みを抱えた登場人物たちと出会い、彼らと一緒になってその悩みについて乗り越えていくことに。
夜がちょっとだけ、怖くなくなって、待ち遠しくなる絵本
フランスの名高い文学賞、2021年ランデルノー賞作品『Gaspard dans la nuit』の日本語翻訳版。夜がテーマの絵本ですが、色鮮やかな絵が印象的な1冊です。
そんな印象的な絵に、素敵な文章を訳してくださったのは、作家の西加奈子さん。”夜をおそれる子どもに、優しく「大丈夫だよ」と囁いてくれる絵本です”とコメントを寄せてくださっています。この季節にもぴったりな、クリスマスらしい雰囲気はギフトにも最適。
美しい絵をしっかり見れる大判A4変型サイズ
真っ暗になった夜。ベッドに潜り込んだ男の子でしたが、急に不安に駆られます。物陰に人が潜んでいるのではないか、何か物音かしたかも、そんな不安に押しつぶされそうになったとき、小さなネズミが現れて男の子に声をかけます。
「きみ、夜だけのともだちをさがしてるんでしょ!」
男の子と小さなネズミは、家の中のあらゆる部屋を訪れて、その先で悩みを抱えた登場人物たちと出会い、彼らと一緒にその悩みについて乗り越えていくことに……。
どのページも開くたびに心躍るカラフルな色使い!
思わずうっとりとしてしまうほど、美しい色使いは見るたびに新しい発見があるかもしれません。
クリスマスプレゼントにもぴったりな1冊。
書籍紹介
『きみだけの夜のともだち』
作/セング・ソウン・ラタナヴァン
訳/西 加奈子
定価:1,980円(10%税込)
ISBN:978-4-591-17541-5
325mm x 225mm
著者プロフィール
作:セング・ソウン・ラタナヴァン
1974年生まれ。パリ国立高等美術学校卒業後、フランス国内外で定期的に作品を発表している。2016年に自身初の児童書『Attends Miyuki』を出版。『Au lit Miyuki』(2017)、『MerciMiyuki』(2018)とシリーズを続け、2018年には出版社La Martinière Jeunesseから『Monîle』を出版している。『君だけの夜のともだち』の原書『Gaspard dans la nuit』は2021年ランデルノー賞作品。
訳:西加奈子
1977(昭和52)年、イランのテヘラン生れ。エジプトのカイロ、大阪で育つ。2004(平成16)年に『あおい』でデビュー。2007年に『通天閣』で織田作之助賞、2013年に『ふくわらい』で河合隼雄賞受賞。2015年に『サラバ!』で直木三十五賞受賞。ほか著書に『きいろいゾウ』『漁港の肉子ちゃん』『まく子』『i』、絵本に『きいろいゾウ』『めだまとやぎ』『きみはうみ』など多数。
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