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絵本ナビニュース2022

【子どもの食育に役立つ絵本】『いちごハウスのおくりもの』心にジュワっとあたたかさが広がる物語

真っ赤な苺が実るまでのいちごハウスでの一年と家族の絆を瑞々しく描いた絵本

https://www.ehonnavi.net/ehon00.asp?no=178370

世界文化社から、岡山県と静岡県のいちご農家への取材のもと、苺が実る一年を通して自然の恵みと家族の営みを描いた絵本『いちごハウスのおくりもの』が12月16日(金)に発売されました。

作者は『たなばたのねがいごと』の作者である児童文学作家・村中李衣さんと、人気絵本作家・えがしらみちこさんです。いちごの甘さのように、心にジュワっとあたたかさが広がる物語です。子どもの食育にもおすすめの作品です。

いちごハウスのおくりもの

いちごハウスのおくりもの

苗から真っ赤ないちごに実るまでの
ハウスの一年と家族の絆をみずみずしく描いた絵本。

ひまりの自慢は、じいじのいちごハウス。
毎日、家族みんなでいちごの世話をしています。
ある日、遊びにきてくれた友達のかほちゃんが、
ハウスの中で飛び交うミツバチをこわがって……。
一粒のいのちをめぐる自然の恵みと、家族のつながりを
みずみずしく描いた絵本。
季節の読み聞かせにもおすすめ。

巻末には「おいしい いちごが できるまで」のプロセス解説ページ付き!
子どもたちが大好きないちごについて、さらに興味が広がります。

「人間以外のいのちが育つ姿を、一年を通して見守る経験は
子どもたちにとって、かけがえのないもの。」ー作者・村中李衣(あとがきより一部抜粋)

絵本のあらすじ

ひまりの自慢は、じいじのいちごハウス。
毎日、家族みんなでいちごの世話をしています。
ある日、遊びにきてくれた友達のかほちゃんが、
ハウスの中で飛び交うミツバチをこわがって……。

一粒のいのちをめぐる自然の恵みと、家族のつながりをあたたかく描いた物語。
子どもの食育に役立ちます。季節の読み聞かせにもおすすめ。

中面のご紹介

「おいしい いちごが できるまで」のプロセス解説ページ付き!

巻末には「おいしい いちごができるまで」のプロセス解説ページ付き。
子どもたちが大好きないちごについて、さらに興味が広がります。

岡山県と静岡県のいちご農家へ取材に伺いました

絵本制作時の取材には、岡山県と静岡県のいちご農家の方々と、地元JAの職員の方が協力してくださいました。いちごとともに生きる人々の誠実なまなざしが注がれた一冊です。

< いちご農家 取材写真(静岡県伊豆の国市>いちご園)>

7月 苗
ハウスの中にミツバチ巣箱が設置されている
いちごの葉っぱも呼吸している
いちごが膨らんでいく
冬 実り
左から画家の江頭さん、農家の山口さん、JAの職員さん

【取材協力】
秋山誠氏(岡山県総社市秋山いちご園)
山口光雄氏(静岡県伊豆の国市いちご園)
伊豆澤秀憲氏(静岡県JAふじ伊豆 職員)

書籍紹介

『いちごハウスのおくりもの』
発売日:2022年12月16日(金)
定価:1,320円(税込) 
発行:株式会社世界文化ブックス
発行・発売:株式会社世界文化社

著者プロフィール

作:村中李衣
1958年、山口県生まれ。児童文学作家。ノートルダム清心女子大学教授。『おねいちゃん』(理論社)で野間児童文芸賞、『チャーシューの月』(小峰書店)で日本児童文学者協会賞、『あららのはたけ』で坪田譲治文学賞を受賞。読み物に『かあさんのしっぽっぽ』(BL出版)、絵本に『たなばたのねがいごと』(世界文化社)、『こくん』(童心社)、『はだしであるく』(あすなろ書房)などがある。また、編著書に『女性受刑者とわが子をつなぐ絵本の読みあい』(かもがわ出版)があり、長年各所で絵本の読みあいを精力的に続けている。

絵:えがしらみちこ(江頭路子)
1978年、福岡県生まれ。絵本作家、イラストレーター。熊本大学教育学部卒業。主な作品に『あめふりさんぽ』『せんそうしない』(ともに講談社)、『なきごえバス』(白泉社)、『いろいろおしたく』(小学館)、『たなばたのねがいごと』(世界文化社)、『あのね あのね』(あかね書房)、『しょうがっこうがだいすき』(学研)、『あなたの すてきな ところはね』(角川書店)などがある。静岡県三島市の絵本専門店「えほんやさん」代表。

村中李衣さん、えがしらみちこさんの作品はこちら『たなばたのねがいごと』

たなばたのねがいごと

「こわれたり なくなったり しない もの? じかんが
たっても だいじな もの? それって、なんだろう?」

七夕の日、あおいは一生懸命考えました。
あおいが短冊にこめた願いとは……?
おばあちゃんと孫の“家族のつながり"を描いた、
珠玉の絵本。世代を超えて、深く味わえる一冊です。
七夕の行事絵本として、読み聞かせにもおすすめ。

【作者・村中李衣さんの言葉】

七夕に思い思いに記す願い事とは、その思いをずうっと
忘れずに持ち続ける、そのために心や身体を尽くすこと
を惜しまないという、空に向けてのまっすぐな誓いのこ
とばでもあるように思います。

生まれてからそれほど間がないちいさなひとと、この世
を離れるまでの時間がそれほどあるわけでもないおお
きなひとが、歩調を合わせて「いち、にい、さん」と歩
むことは、人生がまあるく繋がっていること、そのまあ
るい繋がりの中で、慈しみやいたわりが、途切れなく流
れていくということではないでしょうか。
読んでくださったみなさんが、それぞれのご家族の中で、
愛し愛される優しい関係を育ててくださいますように。

掲載されている情報は公開当時のものです。
絵本ナビ編集部
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