【おはなし会でおすすめ】赤ちゃんからおすすめ！あてっこも楽しいしかけ絵本『サンドイッチだいすき』

おはなし会が決まったら、欠かせないのが絵本の選書。楽しくもあり、一苦労でもある作業です。
この記事では、絵本ナビスタッフ・セトグチが実際におはなし会で読んだ絵本の情報を紹介します。ぜひ参考にしてみてくださいね。
今回は、プログラムのメリハリ役にもなるしかけ絵本をご紹介します。

参加者が多いおはなし会で気になるのは、絵本の大きさ。
読みたいと思っていた絵本をいざ手にした時、「こんなに小さかったっけ！」なんて経験は読み手さんのあるあるではないでしょうか。

でもね、見つけたんです。大人数に向けて読む時でも、小さめのサイズだからこそ魅力が光る絵本を！
しかもあてっこが楽しめるしかけ絵本ですから、これはもう自信を持って紹介しちゃいますよ。

絵本そのものがサンドイッチになっている、見た目の可愛さも抜群のこちらの絵本。めくってみたくなる表紙からチラリと見えている赤、緑、黄色……。これが一体何かと言うと、さぁ、まずは絵本を開いてみましょう。

「サンドイッチつくろう」

どうやら今からサンドイッチ作りが始まるみたいです。続く言葉は、

「トマト　のせましょ
　トマト　すきなこだーれ？」

そう、表紙から見えていた赤色の正体はトマト！　そのトマトの後ろに、動物が隠れているようです。しかけになっているトマトを下へめくると……「はーい」！　トマトが好きなあの動物が登場。とってもうれしそうな表情が可愛い♪

次のページはきゅうり、それからハム…と、次々と出てくるたっぷりの具材。その具材を好きな子をあてっこしていくうちに、サンドイッチが完成します。

登場する動物は馴染みのある動物ばかりなので、あてっこが難しすぎないところもまた魅力ポイントです。見てるだけでもとっても楽しいので、乳児さん向けにもおすすめですよ。

読み終えたら裏表紙を閉じて、ぜひここでもう一度くるっとして、表紙を見てみてください。みんなで作ったサンドイッチが、始めに見た時よりもなんだか美味しそうに見えませんか。

何より、そのままかぶりつきたくなるサイズ感はサンドイッチそのもの。一見大人数向けのおはなし会では難しいかなぁと迷う大きさですが、このサンドイッチサイズなのがより良いのです！

遠目もばっちり効く絵なので、安心してプログラムに入れてくださいね。

セトグチが実施したおはなし会の情報をご紹介します。目安として、ご参考にしてみてくださいね。

• 読み時間・・・2分～。あてっこのコミュニケーション取り方で異なります。
• 参加者の対象・・・0歳～幼児さん向けに選ぶことが多いです。
• プログラムの組み合わせ・・・つかみの一冊めでも良いですし、長めの絵本を読んだ後、雰囲気を変える一冊として組み合わせるのもおすすめです。

瀬戸口あゆみ（絵本ナビスタッフ）