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絵本ナビニュース2020

赤ちゃんの予測能力を磨く!かわりええほん2冊同時発売

絵や色が変わるしかけに大人もビックリ!

鈴木出版株式会社から、かしわらあきお作・絵、言葉と視覚で予測脳を育む!かわりええほん『かたちで ぱっ!』『もようで ぱっ!』の2冊が発売されました。

もようで ぱっ!

絵本の右にある透明のフィルムを引くと、絵がぱっ!と変化する不思議な赤ちゃんのためのしかけ絵本。『もようでぱっ!』は、いろいろな模様が登場しながら、絵と色のと変化が楽しめます。また、透明フィルムをつまんで引っ張る指先の運動にもつながります。東京大学IRCN赤ちゃんラボの辻研究者の解説付きです。

かたちで ぱっ!

絵本の右にある透明のフィルムを引くと、絵がぱっ!と変化する不思議な赤ちゃんのためのしかけ絵本。『かたちでぱっ!』は、りんごがちょうちょうになったり、コップがぞうになったりと変化が楽しめます。また、透明フィルムをつまんで引っ張る指先の運動にもつながります。東京大学IRCN赤ちゃんラボの辻研究者の解説付きです。

思わず手が止まる不思議なしかけで予測能力を磨く

絵本のページ右の端(▶の印)を引っぱると、あら不思議!? 絵や色が変わります。
子どもと一緒に読んでみようかと、引っぱったとたん「ん? どうなっているの?」と、絵や色が変わるしかけに、まずはパパやママの手が止まってしまうかもしれません。

・「1ページ目を引いてみて『え? 何?』と、読み進める前に本の構造を確かめてしまいました。まずは大人が驚くしかけかも」(2歳児のパパ・30代)

・「引っぱると絵が変わるのが不思議でした。私が引っぱっている様子を見て、自分でも引っぱってみたい欲求がもくもくと。引っぱって色が変わるのをみてニヤッとしていました」(2歳児のママ・30代)

・「『え~っ、なんでー!』『ちがうよー!』のような反応で、自分が思ったものと結果が変わるということに戸惑いを感じる子どももいましたが、絵本を通してだんだんと予測・連想する力が育まれていくのを感じました」(保育士)

・「乳幼児は工作や絵の活動でもまだまだ塗りつぶしがほとんどで、見本がないと形や模様まで描けない子が多いなか、こういった絵本などの刺激を通して『頭の中のイメージ』と『モノのかたちや模様』が子どもの中でだんだんとつながっていくのだと思いました」(保育士)

監修は東京大学IRCN赤ちゃんラボ 辻晶主任研究者

東京大学IRCN赤ちゃんラボでは、行動検査や脳画像解析を駆使したアプローチにより、乳幼児の言語習得は社会的環境がどう影響を及ぼすのか。また、どの様な社会的要素が、どんな環境下にあるのか、どの年齢の子どもの学習能力を左右するのかなどの疑問に迫りつつ日々研究に取り組んでいる機関です。

(主任研究)辻晶さん

「ジョイントアテンション(共同注視)、つまり一緒に読むこと、見ることが大切です。子どもと一緒に注意を向けて、たとえば、絵本の内容と実際の出来事を繋ぎ合わせてあげることが言葉の発達を支援します」

「また、本書の場合、『なんだろうね』『ねこちゃんかな?』『あれ?ちがったね。びっくりしたね』などと一緒に声かけしながら何回も読むことで、赤ちゃんは新しい情報や経験を得ることができ、そして段々と『予測する』という能力を磨くことができます。その予測脳力を磨くことが言葉の習得につながると考えられています」

赤ちゃんにもわかりやすいポップな色彩と楽しいオノマトペ

作・絵は、デザイナー・絵本作家のかしわらあきおさん。黒・赤・黄色・オレンジ・青など乳幼児が好む色をふんだんに取り入れ、オノマトペを使った表現も楽しく、しかけを引っぱる前に予測脳が磨かれるであろうわかりやすいヒントも入っています。

「かたち」や「もよう」をテーマとし、不思議なしかけを通して赤ちゃんに驚きを与え、保護者や保育者などと一緒に読むことによって感じたことを共有できる絵本です。また、指でつまんで引っぱるという仕様も指先を使う運動として脳の発達に一役買うに違いないでしょう。

書籍紹介

言葉と視覚で予測脳を育む!かわりええほん 『かたちで ぱっ!』
作・絵/かしわらあきお
監修/辻晶 東京大学IRCN主任研究者
・発売日:2020年10月20日(火)
・定価:本体1,200円+税
・版型:156×156mm
・ISBN:9784790272700

言葉と視覚で予測脳を育む!かわりええほん 『もようで ぱっ!』
作・絵/かしわらあきお
監修/辻晶 東京大学IRCN主任研究者
・発売日:2020年10月20日(火)
・定価:本体1,200円+税
・版型:156×156mm
・ISBN:9784790272717

著者プロフィール

かしわらあきお

新しいこと好き。ワクワク好き。アイデアマグマ、常時噴火中。自らのイラストを素材にデザインを展開し、ひとつの世界観をつくり出す達人。キャラクター開発、動画制作、ブックデザイン、商品企画など、幅広い分野でその技をいかんなく発揮中。著書に、『ぱくぱくさん』『かたまりさん』(鈴木出版)、0歳からのはじめて絵本『しましまぐるぐる』(学研プラス)、頭のいい子を育てるプチ『あかちゃんごおしゃべりえほん』(主婦の友社)など多数。

辻 晶(つじ しょう)
東京大学国際高等研究所ニューロインテリジェンス国際研究機構(WPI-IRCN)主任研究者。IRCN赤ちゃんラボにて乳幼児の社会的環境が将来の読み書き能力の重要な前提となる言語習得に与える影響の解明に取り組む。世界経済フォーラム ヤング・サイエンティスト2020に選出。
https://twitter.com/IRCN_UTokyo
https://twitter.com/babylabircn

掲載されている情報は公開当時のものです。
絵本ナビ編集部
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