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夢を追い求めた童話の王様の伝記絵本『アンデルセンの夢の旅』発売

メルヘンの宝石箱のように美しい、至福の1冊!

https://www.ehonnavi.net/ehon00.asp?no=155528

西村書店から、『アンデルセンの夢の旅』10月23日に発売されました。『雪の女王』『みにくいアヒルの子』『おやゆび姫』『はだかの王様』…数々の名作童話を織り交ぜて描く、”童話の王様”の生涯とは?

アンデルセンの夢の旅

「なにかお話を聞かせて!」馬車に乗り合わせた少女にせがまれ、男の人はとっておきの話をはじめました。まずしい靴屋の息子のハンスが、たった一人でコペンハーゲンに旅立つ話です。歌ったり、おしばいをしたいというハンスの夢は途中で挫折しましたが、苦労のすえ、お話を書くことで、ついに自分の王国を手に入れました。この少年こそ、人々の心に残る童話をたくさん書いたハンス・クリスチャン・アンデルセンだったのです。
『空とぶトランク』や『親指姫』『みにくいアヒルの子』『はだかの王様』『雪の女王』など、アンデルセン童話の名場面をたくみに織り込んだ伝記絵本。
「わたしの人生は、ひとつのすばらしいメルヘンでした」

*有名な児童文学や、その登場人物などもこっそり描き込まれています。ぜひさがしてみてください。

『アンデルセンの夢の旅』内容紹介

「何かお話を聞かせて!」
本や物語が大好きな少女エルサは、
お母さんと一緒にコペンハーゲンへと向かう旅の馬車で、
本を書いているという「おじいさん」に出会い、お話をせがみます。
ハンス・クリスチャン・アンデルセンと名乗るその男の人が語りはじめた「とくべつなメルヘン」とは…? 

デンマークの作家・詩人、ハンス・クリスチャン・アンデルセン(1805-1875)。
”童話の王様”とよばれるアンデルセンの生涯は、喜びと悲しみにいろどられ、波乱に満ちたものでした。
「わたしの人生は、 ひとつのすばらしいメルヘンでした」と自ら語るアンデルセン。
『雪の女王』『みにくいアヒルの子』『おやゆび姫』『人魚姫』『はだかの王様』など、
数々の珠玉のメルヘンの登場人物や名シーンを織り込みながら、 その生涯を幻想的につづります。

アンデルセン童話以外にも、有名な児童文学の登場人物などがそっと描き込まれていて、
それらを発見するのも楽しみのひとつ。
淡く透明感のある色彩で描かれた美しいイラストは、プレゼントにも最適な1冊です。

【見開きサンプルページ】

『アンデルセンの夢の旅』発売記念企画

本書の表紙でアンデルセンがかぶっている、素敵な「帽子(ぼうし)」。
そんな夢いっぱいの「帽子」を、あなたもつくってみませんか?
色を塗ったり、シールを貼ったり、好きなもので飾ったり…。
楽しいオリジナルの「帽子」が完成したら、#アンデルセンの帽子 でSNSに投稿しましょう! 
西村書店のホームページで紹介されます♪ どうぞふるってご参加くださいね。

書籍紹介

『アンデルセンの夢の旅』

2020年10月23日発売/2020年11月3日刊行
ISBN 978-4-86706-015-5 

定価:本体1800円+税
ハインツ・ヤーニッシュ 文 マーヤ・カステリック 絵 天沼春樹 訳
A4変型・上製・50ページ/小学3年以上の漢字にルビ 

発行・発売:西村書店

著者プロフィール

文*ハインツ・ヤーニッシュ (Heinz Janisch)
1960年、オーストリア生まれ。ウィーンでドイツ語とジャーナリズムを学ぶ。1982 年よりオーストリア放送協会に勤務し、「Menschenbilder(未邦訳)」シリーズの責任編集者を務める。著書は25 以上の言語に翻訳されており、児童・青少年向けの本も多い。オーストリア児童文学賞、ボローニャ・ラガッツィ賞など受賞多数。ウィーンおよびブルゲンラントに在住。

絵*マーヤ・カステリック (Maja Kastelic)
1981年、スロベニア生まれ。絵画、哲学、視覚芸術理論を学ぶ。数年間フレスコ画の修復家として働いたのち、子どもの絵本のイラストに専念する。2015年、ミュンヘン国際児童図書館目録ホワイト・レイブンズに作品が選定され、ボローニャ国際絵本原画展に入選している。

訳*天沼 春樹 (あまぬま はるき)
1953 年、埼玉県川越市生まれ。作家・翻訳家・ドイツ文学者。『グリム童話全集』『アンデルセン童話全集』(全3巻)の翻訳をはじめ、著書として小説『くらやみざか』(いずれも西村書店)をはじめ、幻想小説でも独自の世界を描く。飛行船の研究家としての著作も多数。

好評既刊

国際アンデルセン賞受賞画家のドゥシャン・カーライ夫妻が、 アンデルセン童話156編すべてに挿絵を描いた渾身のシリーズ

『カラー完訳 アンデルセン童話全集』(全3巻)
ドゥシャン・カーライ/カミラ・シュタンツロヴァー 絵 天沼春樹 訳

アンデルセン童話全集 (1)

『みにくいアヒルの子』『雪の女王』『人魚姫』『マッチ売りの少女』ほか、アンデルセンの童話156編すべてに、国際アンデルセン賞受賞画家のドゥシャン・カーライ夫妻が挿絵を描いた渾身の全3巻。

アンデルセン童話全集 (2)

世界中でもっとも翻訳され、いまなお愛されつづけるアンデルセン童話。本書は、国際アンデルセン賞画家賞など
数々の受賞歴を誇る、「色彩の魔術師」ドゥシャン・カーライと、その妻カミラ・シュタンツロヴァーが、
4年の歳月のかけてすべてのアンデルセン童話156話(全3巻)に挿絵を描いた渾身の作品。
アンデルセン童話には、人間だけでなく、動物や植物、生命をもたないものたちなどが多く登場するが、これらがいきいきと活躍する様を精巧な筆致で描いた美しい挿絵は、全編オールカラーの力作である。
また美しい日本語を意識した、読みやすい新訳も注目して欲しいポイント。
子どもから大人まで、幅広い世代におすすめできる一冊。

●2巻目次
モミの木/雪の女王/妖精の丘/マッチ売りの少女/ヤナギの木の下で/イヴと小さなクリスティーネ/

どろ沼の王さまの娘/プシケ/門番の息子/大きなウミヘビ玄関のカギ など54話収録

アンデルセン童話全集 (3)

国際アンデルセン賞受賞画家のドゥシャン・カーライ夫妻の初の共同制作。アンデルセン童話156編すべてに挿絵を描いた渾身の全3巻の第3巻。全巻完結!

グリム兄弟が集め、編集したむかし話全210話を収録する豪華愛蔵絵本

『グリム童話全集 子どもと家庭のむかし話』
シャルロット・デマトーン 絵 橋本孝/天沼春樹 訳

グリム童話全集

『赤ずきん』『星の銀貨』『イバラ姫』『白雪姫』など、女の子の活躍するお話や、お菓子の家と魔女が登場する『ヘンゼルとグレーテル』、動物が活躍する『ブレーメンの町の音楽隊』など、挿絵も美しい、魅力に富んだ昔話全210話。

掲載されている情報は公開当時のものです。
絵本ナビ編集部
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