【こども想いのくつえらび勉強会 体験レポート】
“姿勢”と“動き”のプロが伝える!子どもの成長に必要な正しい靴選び
「子どもの靴を買う時にグズって、きちんとサイズが測れない」
「子どもの成長が早いので、少し大きめの靴を履かせているけれど、大丈夫?」
小さな子どもの靴選びに困っているママたちのために、正しい靴の選び方を教えてくれる「こども想いのくつえらび勉強会」が、今、全国各地に広がりを見せています。
この勉強会の講師となっているのは、「靴えらびアンバサダー」という子育て世代のママたち。悩みやリアルな声に耳を傾けながら、同じ目線や共感をもって、ママからママへ、子どもの足や靴にまつわる基礎知識を伝えています。
今回は、2人の子どものママであり、理学療法士・アロマコーディネーターとして活躍しているアンバサダーの活動を通して、子どもの靴選びの大切さについて考えてきます。
ママからママへ、全国に広がる「くつ選び勉強会」
千葉県のニュータウンにある貸しスペース。
そこに、平日の昼間、小さな子どもを連れたママたちが集まってきます。参加者はみんな今日が“初めまして”。でも皆さん、同じ悩みを抱えているママたちです。
今回、講師となる「靴えらびアンバサダー」は、平岡真由美さん。
本業では理学療法士、アロマコーディネーターとて活動しています。
平岡さんは、月に一回程のペースで身体の動きと姿勢というプロの視点から「くつえらび勉強会+足育体操」を開催。
ご自身のホームページやインスタグラムで告知をすると、あっという間に満席に。ママたちの靴選びへの関心の高さが分かります。
「こども想いのくつえらび勉強会」は、ケガの増加や体力の低下など、現代の子どもたちの足の発育に危機感をもったママたちが、「すべての親御さんたちに正しい靴選びの基礎知識を知ってほしい」という思いから、2016年に「くつえらびアンバサダープロジェクト」を立ち上げたのが始まりです。
女性の多彩な働き方を推進する起業ママ集団「Power Women」と、20年近く子ども靴を作り続けているメーカー「IFME(以下、イフミー)」による共同プロジェクトとして、イフミーが長年研究をして確立したオリジナルのコンテンツを提供し、養成講座を受講した「靴えらびアンバサダー」という子育て世代のママが、各地で勉強会を開講しています。
講師を務めるアンバサダーは本業や特技を活かし、「勉強会+α」で、親子で楽しめる体操教室や食育講座などを実施することもあります。
約1時間半の講習会では、前半にイフミーのコンテンツを使った靴選び勉強会を行いました。現代の子どもが抱えている足のトラブルの話から、靴選びに必要な5ヵ条、正しい足のサイズの測り方など、盛りだくさんの内容です。
●「うちの子はまだ歩けないのですが、ファーストシューズを履かせる前に正しい靴選びの知識を得られて本当によかったです」(0歳男の子のママ)
●「女の子はピンクやキラキラしたものが好きで、これまでデザインで靴を選んでいましたが、足の健康を考えたら、歩きやすい靴を選ぶことが大事だと分かりました」(2歳女の子のママ)
●「サイズを測るときにソールを抜いて計測するとは知りませんでした。早速、お店でやってみたいです」(3歳女の子のママ)
と、ママたち。
多くの学びと発見があったようです。
●こども想いのくつえらび勉強会」詳しい内容はこちら
ママとして、理学療法士として。伝えたいことがある
アンバサダーの平岡さんが、「くつえらび勉強会」に関心をもったのは、今から2年前。すでに靴選びアンバサダーとして活躍していた友人に誘われ、養成講座を受講したのだそうです。
3歳から水泳を始め、中学から10年間テニスに情熱を燃やしていたというスポーツ万能の平岡さん。しかし、その一方で度重なるケガにも悩まされました。その時に出会ったのが、人の身体をメンテナンスして支える「理学療法士」という存在でした。
「人の身体のつくりをもっと知りたい、ケガや痛みで困っている人を助けたい」
大学で理学療法を学び、その後、理学療法士の道を進みます。
整形外科勤務をしながら、慶應大学硬式庭球部やなでしこジャパンU-15トレセン、高校野球などでスポーツトレーナーとしても活躍してきた平岡さんのターニングポイントは、ご自身の出産。
「自分が出産を経験し、産後のママたちの身体不調がいかに多いかを痛感しました。困っているママたちを助けたいと思うようになったんです。」
ウィメンズヘルスの道へと舵を切る中、身体のケアだけでなく、心のケアもしていきたいと、アロマコーディネーターの資格を取得。
現在は、理学療法士として医学的なアプローチで、アロマコーディネーターとして自然植物が持つ癒しの力を使い、ご自身の運営するサロンでママと赤ちゃんの心と身体のケアをしています。
子どもの靴選びに関心をもったのも、理学療法士として、ケガや痛みで日常生活に支障が出たり、好きなスポーツを続けられなくなったりした人をたくさん見てきたから。
さらに、自身の子育てでの体験がきっかけとなりました。
「身体に合わない靴を履いていると長時間歩けず、すぐに「抱っこ、抱っこ」と子どもがグズります。ママからすると、グズる本当の理由が分からず、「子育てって大変だな。しんどいな」という思いだけが積もり、子育てに疲れてしまいます。
そんな悪循環を断ち切りたい、という思いが、アンバサダーになることにつながりました」。
「姿勢と動きのプロだから、伝えられることがある」。
平岡さんは「くつえらび勉強会」と一緒に、子どもの足への医学的なアプローチや足育体操などのオリジナルプログラムを伝えています。
「子どものハイハイはつま先を使っているでしょ?それは足の指を使って歩く練習をしているからなんですよ」。
大人のハイハイと子どものハイハイの違いを説明する平岡さん。
足の指を使うことの大切さを教えられるのは、理学療法士である平岡さんならではです。
今すぐ実践!親子で楽しむ足育体操
たくさんの知識を得た後は、親子でリラックスタイム!
今日は足の指を使って楽しむ「足育ゲーム」。
足の指を思いっきり開いて「パー」、指のつけ根からギュッと曲げて「グー」、親指と人差し指を開いて「チョキ」を作り、足でジャンケンをします。
足の指や足裏をしっかり動かすことで、足のアーチを作る助けになります。
さぁ、読者の皆さんも是非、やってみてください!
これなら、日頃は育児に追われて、自分の足の健康まで気が回らないママでも、ちょっとした時間にできそうです。
次に教えてくれたのは、スーパーボールを使ったゲーム。
なわとびなど紐状のものを池に見立てて、その中に入れた大小のスーパーボールを、足の指を使って釣ってみます。
大人は苦戦しますが、子どもは案外できてしまうもの。
「雨の日で外遊びができない時などに、親子で一緒に遊ぶと盛り上がりますよ!」(平岡さん)
日常的に足の指を動かす習慣をつけて欲しいとママたちにアドバイスをします。
「くつ選びに自信が持てるようになった!」
みんなでゲームを楽しんだ後は、平岡さんがお子さん一人ひとりの足のサイズを正しく計測。
まだしっかり立つことのできない赤ちゃんの足、ママ一人で計るのは大変。平岡さんがサポートをしながら、一緒に計測をします。
靴のサイズは、足長、足幅、足囲の3つを計る必要があります。子どもによって足の幅が広かったり、狭かったりしますが、それは個性なのでどちらがいいか悪いかはありません。
しかし、それぞれの特徴に合った靴選びをしていかないと、靴の中で足が動き過ぎてしまったり、窮屈で指を丸めてしまったりと、足のトラブルへと発展してしまいます。計測の時は、足のサイズを測るだけでなく、どんな靴が合うか、までアドバイスしてくれます。
勉強会終了後のママたちに、感想を聞いてみました。
●「正しい靴選びがわかって本当によかったです。服はお下がりでもいいけれど、靴は子ども一人ひとり足の形が違うので、良くないんですね。きょうだいのお下がりを履かせているママ友に早く教えてあげたいです」(2歳女の子のママ)
●「今まで子どもの靴選びに、本当にこれでいいのかな?と迷いがありました。正しい靴の選び方が分かり、これからは自信を持てます」(1歳男の子のママ)
約1時間半の勉強会を終えて帰るママたちの顔を見ると、皆さんモヤモヤが解消され、晴々とした表情が印象的でした。
ママからママへ伝わる「こども想いのくつえらび勉強会」は、ママたちの不安を取り除くだけでなく、元気と自信も与えてくれるようです。
★「くつえらびアンバサダープロジェクト」
子どもの足を健やかに育む「イフミー」
早稲田大学スポーツ科学学術院と製造現場が「子どもたちの足を健やかに育むくつ」をテーマに研究開発し、2000年に誕生した「イフミー」。
子どもたちの足、動作、そして日常をしっかり見つめ、考え、さらにママの視点も汲みこみながら、履きやすさや快適さ、足の動きを助ける仕組みや、足の筋力が力を発揮しやすい構造など、様々な機能をカタチにしています。
イフミーは“こどもの足の健康”をテーマに、早稲田大学学術院と株式会社丸紅フットウェアが協同で開発した子ども靴です。
誕生以来18年以上、ママたちのさまざまな声を反映した商品づくりをしてきました。
子育て支援につながる商品づくりは、ママたちの圧倒的な支持を受け、発売以来2,000万足を達成、2017年には「マザーズセレクション大賞」を受賞しました。
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