【猫の日×絵本ナビ】10匹、100匹…、〇〇匹?! 頭数別「ねこの絵本」
ねこ、ネコ、猫がいっぱい! たくさんの猫に会える絵本
来たる2022年2月22日は、”2(ニャン)”がたくさん揃う特別な「猫の日」。ということで、たくさんのニャンが揃った絵本を集めてみました。10匹から始まって、こんなに?!という数の猫が登場する絵本もありますよ。あっちもこっちも画面の中は猫だらけ。頭数別にご紹介したいと思います!
10匹
まずは10匹の猫が登場する絵本から。
10匹のねこの楽しい数え歌
しっぽにじゃれついたり、ケーキをかかえてとっとこにげたり、たいこをたたきたくなっていなくなったり、いろんな理由で一匹ずつ姿をけしていくいたずらねこたち。最後に残った一匹が、いたずら仲間によびかけた!繰り返し楽しめ1~10までの数も覚えられるオレンジと黒の2色で描かれたキュートな絵本。
マザーグースにもある数え歌をもとにしたユーモアいっぱいの絵本。オレンジと黒の画面に、コミカルに描かれた猫たちが可愛らしい一冊です。
こちらも、猫を数える絵本。ページをめくるたび1匹から10匹まで猫が増えていきます。生き生きとした猫たちの自然な姿が何とも可愛く、見入ってしまいます。
10匹の個性あふれる猫たちが登場
1匹目の猫はカーペットの上でおすまし。2匹目の猫はちょっとふとっちょ。海のそばに住んでいる猫やボールと遊んでいる猫、お花が似合う猫など、10匹の個性あふれる猫たちが登場する絵本。
ページをめくるごとに、1匹ずついろんな猫が10匹登場します。美しい絵で描かれた猫たちは、いる場所も、色や柄、体型や性格も様々。どの猫と1番気が合いそうですか?
皆大好き「11ぴきのねこ」シリーズも、とらねこ大将と10匹の のらねこたちの物語ですね。1967年に第1作『11ぴきのねこ』が発表され、最終巻が出るまでなんと30年! 3世代50年に渡って楽しまれているシリーズです。
50匹~
今度は、数がぐっと増えて……
お家にやってくる、67匹(たぶん)の猫たち!
わたしねこがかいたいの。自分だけのこ。
どうすればねこが来るかな?
ねこのすきなものを集めて待ったけど、1ぴきも来なかった。あーあ。
しかたがないから、ねこの絵本をだきしめて寝たの。
そうしたら、あれ?だーれわたしを起こすのは?
猫が飼いたい女の子。猫を飼うための準備は万端です。
おばあちゃんの家の猫が連れてきたのは町中の猫たち! いったい何匹いるのでしょう。
「67ひきまで かぞえたところで かずが わからなくなっちゃった。」
部屋の中いっぱいにくつろぐ猫たちの姿は圧巻です。みんな、なんとも良い面構え。仕草も表情も愛嬌たっぷりで、何度見ても楽しくなります。町の猫それぞれが「みんな、だれかの、いとしいこ」なのだと伝わるのも、猫好きの読者が幸せを感じられるポイントです。
猫たちの秘密の夜に集まった猫たち。ページにいる頭数を数えてみると、体の一部だけ見えている猫も含めて、およそ100匹(97匹までカウントできました)! 壮観です。
町田尚子さんの描く猫たちは生き生きとして1匹1匹が存在感たっぷり。空を見上げる表情のそれぞれの顔に、猫が家族にいる方はつい「うちの子」似を探してしまうのでは。
100匹~
さらに増えます。
「ブキャッ」
大きなネコ達が、キャベツくんとブタヤマさんを手招きしている。ふたりは、ちょっと恐いけれどついていった。「ブキャッ」
ふたりはすごいものを見せられた。さあ……。
「いらっしゃい いらっしゃい おいしいものが ありますよー」と手招きする3匹の猫についていった、キャベツくんとブタヤマさん。すごいものを見せられます。
その場面のひとつがこちら。読者だって一緒にびっくりです。その数170匹以上(数えてみました)……! キャベツくんたちが、他にどんなものを見せられたのか、それは読んでのお楽しみ。
どんどん増える猫の数、次の絵本は…?
その数400匹! ページの頭からしっぽまで、ぜーんぶがネコで埋め尽くされた絵本
ロシアンブルーやペルシャネコ、アメリカンショートヘアなど、猫たちが親子ですまし顔。子猫はやっぱり可愛いね~と思ってみていると、すっくと後ろ足で仁王立ち。それから、世界各地の猫たちが民族衣装でごあいさつ。ページの頭からしっぽまで、ぜーんぶがネコで埋め尽くされた絵本です。その数なんと400匹!
ページをめくりながら、1匹ずつじっくり観察するも良し、自分に似ている猫を探すも良し、友だちになりたい猫を探すも良し、楽しみ方、遊び方も無限に存在する絵本です。
100万匹、一億匹、一兆匹?!
絵本の古典作品に登場する猫の数は……?
年をとったおじいさんとおばあさんは、寂しいのでねこを飼うことに決めました。ねこを探しに出かけたおじいさんは、たくさんのねこであふれた丘にたどりつきます。しろいねこ、しろくろのねこ、はいいろのねこ、どのねこもかわいく見え、おじいさんはみんなを連れてうちに帰ってきます。でも、そんなにたくさんのねこは飼えません。そこで、おじいさんとおばあさんは、どのねこを家に置くかをねこたちに決めさせようとしますが……。
最後は、とてつもない数の猫が登場します。
猫を飼うために猫を探しに行ったおじいさんがたどりついたのは、たくさんの猫であふれた丘。
「ひゃっぴきの ねこ、せんびきの ねこ、ひゃくまんびきの ねこ、一おく 一ちょうひきの ねこ」
繰り返しのリズムが楽しい、日本では1961年初版のロングセラー絵本です。
最後は、どんな猫が飼われることになるのでしょうか。猫の数の多さも面白いですが、インパクトのある最後の展開も昔ばなしのような味わいです。
いかがでしたでしょうか。この記事の中に登場した猫の数は、1兆と779匹(たぶん)。「猫の日」は絵本で猫まみれになってみるのもいいかも?
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