男の子に大人気の絵本たち。しかけをめくれば、のりものが活躍する姿があらわれて…

繊細で精巧なつくりで。めくった人を驚かせてくれる「しかけ絵本」は大人にも大人気。
小さな子にはまだちょっと早い？ 触らせればすぐに壊してしまいますよね。
でも、小さな子だって驚くのが大好き。それはよくわかります。
そんな時はどうしたらいいのでしょう？

…シンプルだけど驚きがある。小さな子でも楽しめる。
そんなしかけ絵本が結構あるんです。

色鮮やかな装丁に、子どもたちが大好きなのりものの絵。
しかけをめくれば、のりものが活躍する姿があらわれて・・・。
小さな子どもから楽しめる、いしかわこうじさんの「のりものしかけえほん」シリーズ。
「りく」「そら」ののりものに続いて、第３弾のテーマは「はたらくのりもの」、表紙の色は黄色です！

ホイールローダーにダンプカー、ブルドーザーにクレーン車。
子どもたちをひきつけてやまない「はたらくくるま」が次々に登場します。
そして、ページをめくれば、くるまたちが動き出しますよ。
やっぱり、実際にはたらいている姿はばつぐんにかっこいい！
重いものを運んだり、土や石を持ち上げたり、ざくっと穴をほったり。
それぞれ形の違うくるまたちが、大きなシャベルや荷台をたくみに使いこなすのです。
最後に登場するのははしごしゃです。はしごがながーくのびていって・・・。

８種類の「はたらくくるま」が登場するこの絵本、何度ページをめくっても、何回のりものの姿を眺めても、あきることがなく楽しめるのは、こだわりぬいた線と色で描かれたいしかわこうじさんの絵の魅力です。
長く楽しめるから、贈り物にもおすすめです。赤と青と黄色、シリーズ３冊揃えれば、またワクワクが大きくなりますね。

（磯崎園子  絵本ナビ編集長）

完成したばかりの『りくの のりものえほん』と『そらの のりものえほん』を持って、
いしかわこうじさんが絵本ナビオフィスに来てくださった時の記事をご紹介します。
 細部までこだわりぬいたデザインやつくりなど、興味深いエピソードを語ってくださっています。
いしかわこうじさんの絵本の人気に秘密が伝わってきます！