幼年童話を徹底分析! ひとり読みにおすすめなのは?親が読んであげるのにおすすめなのは?
絵本ナビ、幼年童話人気ベスト10!
最後に、絵本ナビの幼年童話人気ランキングをお伝えします。何から読むか迷ったら、まず人気の作品から手に取ってみては?
お子さんと読んでみたい作品が見つかりますように。
第1位は、『ふたりはともだち』
素敵なともだち
一冊の絵本に5つのお話が入っています。
その中でも「おてがみ」は、小学2年生の教科書にもでてきます。
がまくんは玄関の前に座っていつもだれかからおてがみが来るのを待っていました。
かえるくんは、その話を聞いて、がまくんにお手紙を書こうと考えました。
このやり取りが、とてもともだち思いだと感じさせられました。
その他のお話も、がまくんとかえるくんの仲のよさ、遠慮がない感じ、何でも話せる、良い親友を感じさせられる物語になっています。
7歳の娘は自分でも読めるので、気に入ってよく読んでいます。
(ayanoriさん 40代・ママ 女の子7歳、女の子5歳)
第2位は、『エルマーのぼうけん』
友達のよう
6歳の誕生日にプレゼントし、夜寝る前に、1章だけ読み聞かせてあげました。そして本棚に並べ、あとは知らんぷりと決めました。
寝る前の読書が親子の習慣です。
この頃息子のお気に入りはもっぱら「図鑑」の類。物語には興味を示さないかな、とも思っていたのですが、何日か後に、黙々と「エルマーのぼうけん」を読んでいる息子の姿が。
そして数日後、「おもしろかったー!」と満足しきった笑顔で読み終えていました。
「ママ、エルマーがね」
と、まるで「今日保育所で誰々くんがね」と教えてくれるのと同じような調子で、本の主人公がしたこと、言ったことを教えてくれます。
今の息子にとって、自分に近く、友達のような存在に感じられたのでしょう。
6歳の男の子って、自分だってすぐにもすごい冒険に出発できると信じているようなところがありますね。
一度読み終えた後も、時々本棚から取りだしては、気に入ったところを読み返しているようです。
絵本から、文章が主体の本への移行期に出会う本は、子供にとって大きな意味をもつような気がします。
本っておもしろい、と心から思えるような経験を積んでほしい。そんな思いにこたえてくれる、すばらしい作品です。
(ころぼっちさん 30代・ママ 男の子6歳)
第3位は、『おおきなおおきなおいも』
秋におすすめ!
4歳2か月の娘に,秋を感じる幼年童話を読んであげたく,こちらの本を購入しました。
幼年童話といっても文章は短めで,飽きることなくよく聞いてました。
本のお話はあおぞら幼稚園での出来事で,幼稚園年少さんの娘は最初のページのあおぞら幼稚園の絵をよく見入っていました。
幼稚園児には共感でき親しみをもって聞ける絵本だと思います!
黒と赤紫色だけを使った色彩のシンプルな絵ですが,さすが赤羽末吉さんの絵です。味があり何とも魅力的!!
想像力と空想と,夢のある絵本で親子で楽しめました。
秋や遠足やお芋掘りの季節におすすめですね。
(まゆみんみんさん 30代・ママ 女の子4歳)
4~10位はこちらの作品!
いかがでしたか?
お子さんが好きそうな作品や、読んであげたい作品、懐かしい作品などいろいろ見つかったでしょうか。
読み聞かせを楽しめるのは絵本だけではありません。ぜひ読みものもたくさんお子さんと読んで、一緒に豊かな物語の世界を楽しんでもらえたらと思います。
それぞれの作品を紹介するレビューを選ぶにあたり、たくさんのレビューをあらためて読ませてもらったところ、子どもの頃に読んでいて大人になってから再会して読んだら、印象が違ったり、また新たな発見や感動があった!という声が多くありました。ぜひ大人も幼年童話の世界を味わってみて下さいね。
秋山朋恵(絵本ナビ児童書担当)
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