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子どもの本と出会うばしょ

【子どもの本と出会うばしょ】東京・根津 ひるねこBOOKS

 

本との新しい出会いを楽しみに、街の本屋さんや図書館へ…。心惹かれる一冊を手に取る瞬間は、心躍りますね。

オフィスで毎日絵本に囲まれている絵本ナビスタッフですが、プライベートでもやっぱり絵本があるばしょをウロウロしています。

個性あふれる児童書専門店や、絵本や児童書に力を入れているこだわりの書店さんや図書館……。

思いのこもった「子どもの本との出会いのばしょ」を、ぜひ読者の方たちと共有したい、そんな気持ちからスタッフ突撃企画をスタートしました。

本と人、人と人をつなぐ書店「ひるねこBOOKS」

第5回目にご紹介するのは、根津の書店「ひるねこBOOKS」さん。絵本・児童書、猫の本や、暮らしの本、アート、北欧関連本などを、古書と新刊の両方を扱っている書店さんです。2016年にオープンして、今年で4周年なのだそう!

4周年記念展示、絵本作家・松田奈那子さんの個展(2020/1/31まで)の開催中にお邪魔しました!

「ひるねこBOOKS」さんは根津駅から5分ほど歩いた住宅街にあります。

明るい光が入る店内。ナチュラルな木の本棚に、セレクトされた本や雑貨が並んでいます。お客さんの8割は女性。親子連れも多く、子どもたちの絵本や、お母さんは自分の本を選びながらゆっくり過ごせます。

地元の方はもちろん、根津の土地柄、観光で訪れる方も。また、全国各地、遠方からお店を目指して来る方も多く、最近は海外からもお客さんがいらっしゃるそうです。

通りがかった人がふと立ち寄りたくなるような、穏やかで優しい雰囲気があふれる書店さんです。

(絵本ナビスタッフK)

店内をぐるっと囲んでいるのは、古書の棚。絵本と児童書、一般書も様々なジャンルの本が並びます。古書はお客さんから持ち込まれたものが主。お客さんがお店の雰囲気に合わせて持ってきてくれることが多いのだそうです。

猫の本棚

特徴的な猫の本の棚。猫の本も、オープン当初は買い付けをしたそうですが、その後はだんだん自然に集まるようになったのだとか。

お店の名前も「ねこが昼寝をしている」のんびりしたイメージからつけているそうです。ZINEや、写真コーナー、飾られている小物にも可愛い猫がいっぱいです。

本棚に並んだ猫の本いろいろ。表紙の猫と目が合います。
可愛い猫のZINEを発見! レジ奥も、猫の絵や小物でにぎやか。

北欧関連本

北欧の本が集まるのもお店の特徴。紀行本・美術系・暮らしの本・ZINEなどがずらり。雑貨も販売されています。

新刊コーナー

中央のコーナーには、セレクトされた新刊が並びます。

つながりが生まれる街の書店

店主の小張隆さんの前職は、児童書出版社。書店営業のお仕事をされてました。お客さんに対して「この本いいですよ」と直接本をすすめられる場を自分で作れたらいいなと思ったのが、書店を始めるきっかけだったそうです。新しい作品、作家さんを紹介したい、という思いから、小さなギャラリースペースを設けた書店に。

古書を扱うことについても、「思い出深い絵本たちを、『ひるねこBOOKSさんだったら、大事に次の人に届けてくれる』と、何十冊もまとめて譲ってくださる方もいて、絵本をしっかり残していくことの大切さを日々感じています。古書には人と人のつながりが生まれる良さがありますね。」とにこやかにお話くださいました。

お店では、子どもたちがはじめてのお小遣いで買い物をしたり、お母さんからお金を手渡されて、本を抱えてレジまで来てくれたりすることもあるそう! 街の本屋さんならではのエピソードに心あたたまりますね。

おすすめの一冊を伺いました!

小張さんが選んだおすすめの一冊

みつけてくれる?

赤ちゃんがくるからかくれちゃえ! はなちゃんは、まだお姉ちゃんじゃないもん、といって、ネコのクロと一緒にかくれる場所を探します。でも、森で出会った動物たちは、赤ちゃんのことを相談するはなちゃんに、あたたかい言葉をかけるのでした……。赤ちゃんがくる日、変化にとまどう女の子が、自分やまわりに問いかけながら、お姉ちゃんになることを受け入れていく。一瞬の成長物語を、色彩豊かな絵巻物のように描いた絵本です。

女の子の心情がとてもよく表れているところが好きです。キュンとする切ないおはなしだけれど、水や葉っぱなど、女の子を包む世界が色鮮やかに描かれていて、だんだん気持ちが明るくなっていく。新しい一歩を踏みだせる、前向きなイメージがあります。ひっそり寄り添っている猫もいて、僕の好きな要素が詰まった一冊です。

実はこの絵本は、お店がオープンした年に出版された本なんです。松田奈那子さんのお名前は以前から存じていましたが、はじめて絵本を読んでこんな素敵な世界を描かれる方なのかと感動しました。松田さんとの出会いはそれが最初なのですが、今回4周年で展示をやっていただくことになり、とても感慨深いです。

「ひるねこBOOKS」店主・小張隆さん。松田奈那子さんの猫の絵の前で記念撮影。

絵本ナビ読者へメッセージをいただきました!

児童書は、昔から読み継がれてきたロングセラーに人気が集まるジャンルです。もちろんそれも大切なのですが、一方で魅力的な新しい絵本や描き手も次々生まれています。埋もれてしまいがちな作品に光を当て、才能溢れる作家を紹介していくこと。それがひるねこBOOKSを始めた大きな理由でもあります。展示も随時開催していますので、ぜひご覧ください。

「ひるねこBOOKSレーベル」の絵本

「ひるねこBOOKS」が企画・編集する「ひるねこBOOKSレーベル」の絵本もあります。どの作品も、主人公はもちろん猫! 

2020年2月22日(ニャンニャンニャンの日)には、新刊『ゴロウのえほん』(作・絵:のだかおり)が発売になります。絵本は、店頭とWebで購入できますので、ぜひ、チェックしてみてくださいね。

イベント情報

http://hirunekodou.seesaa.net/article/472286603.html

オープン4周年記念「ねこのひるね展」

●会期:2020/2/1(土)~ 2/21(金)11:00~20:00 
※最終日は16時まで 

出展作家(五十音順)
・生藤由美
・いずみさちこ
・小泉さよ
・樋口モエ
・やまぐちまりこ

ひるねこBOOKS

 

〒110-0001
東京都台東区谷中2-1-14-101
070-3107-6169

hirunekobooks@gmail.com

11時~20時

火曜+第2水曜定休

*営業情報はこちらをご確認ください

本の街「谷根千」は、本屋さん巡り、お散歩にもぴったりのエリア。ぜひ特別な一冊を見つけに「ひるねこBOOKS」を訪れてみてください!

 

※お店の開店に際しての思いや、オープンまでのことが、こちらに詳しく掲載されています。併せてチェックしてみてくださいね。https://bookshop-lover.com/blog/post-13031/

 

子どもの本と出会うばしょ
全国にある書店さんや図書館に絵本ナビスタッフが訪れて、今イチオシの絵本やおすすめポイントを伺い、連載形式でお届けします。
オフィスの場所柄、都心が多めとなりますが、ときには遠方へも足を伸ばせたら…と意気込んでおります!
読者のみなさんも、ここの書店や図書館がおすすめ!というお気に入りのばしょがありましたら、ぜひアンケートより情報をお寄せくださいね。

掲載されている情報は公開当時のものです。
絵本ナビ編集部
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