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確かに自分は「ここにいる」…編集長セレクト「クリスマスに贈りたい絵本セットC」発売開始

クリスマスに絵本を贈りたい。でもどんな絵本を選べばいいだろう、どんな組み合わせなら喜んでもらえるのかな。意外と悩んでしまうもの。そんな風に迷った時、絵本を読んでもらうその人がどんな「きもち」になるのか、想像してみるのはいかがでしょう。

 

例えば……

【絵本ナビセレクト】クリスマスに贈りたい「ここにいる」絵本セットC(ギフトラッピング込)

広い世界の片すみで、たとえちっぽけな存在だったとしても、確かに自分は「ここにいる」。きっと誰かが見守ってくれている。そんな気持ちを味わってもらいたい。絵本ナビ編集長の磯崎が、想いを込めてセレクトしました。

【絵本ナビセレクト】クリスマスに贈りたい「ここにいる」絵本セットC(ギフトラッピング込)

【絵本ナビセレクト】クリスマスに贈りたい「ここにいる」絵本セットC(ギフトラッピング込)

こちらのセットには、絵本『サンタクロースのおてつだい』『ほら、ここにいるよ このちきゅうで くらすためのメモ』『こどもたちは まっている』『ジャーニー 女の子とまほうのマーカー』『まっている。』の5冊をセットでお届けします。(ギフトラッピング込)

他にもセットは全部で4種類、それぞれのテーマでセレクトした絵本にギフトラッピングのおまけ付きです。

こちらのセットには、絵本『サンタクロースのおてつだい』『ほら、ここにいるよ このちきゅうで くらすためのメモ』『こどもたちは まっている』『ジャーニー 女の子とまほうのマーカー』『まっている。』の5冊をセットでお届けします。(ギフトラッピング込)

他にもセットは全部で4種類、それぞれのテーマでセレクトした絵本にギフトラッピングのおまけ付きです。

セット内容

今ここにいる奇跡!『ほら、ここにいるよ このちきゅうで くらすためのメモ』

ほら、ここにいるよ このちきゅうで くらすためのメモ

「やあ! このほしへようこそ」

広い宇宙にぽっかりと浮かんでいるこの大きな星。
それがぼくらの住んでいる“ちきゅう”。

このちきゅうには、見るものも、やる事も、いっぱいある。
陸があれば、海もある。空だって。
そして、たくさんの“にんげん”がいる。
にんげんは、色もかたちも大きさもそれぞれ。
“どうぶつ”なんて、もっと色んなかたちや大きさがあるよね。
言葉があるし、昼や夜がある。時間もね。
なんて素晴らしい世界なんだろう!

でも、ぼくらだって全てがわかっているわけじゃない。
まだまだできることがたくさんある。
だからこそ……

世界的絵本作家オリヴァー・ジェファーズが、誕生したばかりの息子に向けてつくられたというこの絵本。自分たちの生きていくこの場所を、ずっと離れた宇宙からの視点で、壮大に、そしてポップに描きだすことで、ここにいる奇跡、不思議さを感じることができます。日本の子どもたちのためにこの絵本を翻訳してくれているのはtupera tupera。オリヴァーの魅力的な世界にぴったりとはまる書き文字にも注目です。

「このちきゅうで とほうにくれているかもしれない すべてのきみたちへ」

絵本の中には、きっと進むべき道へのヒントが隠されているはず。迷った時には何度でも読み直してもらいたい一冊です。

(磯崎園子  絵本ナビ編集長)

https://www.ehonnavi.net/ehon/124928/%E3%81%BB%E3%82%89%E3%80%81%E3%81%93%E3%81%93%E3%81%AB%E3%81%84%E3%82%8B%E3%82%88%E3%81%93%E3%81%AE%E3%81%A1%E3%81%8D%E3%82%85%E3%81%86%E3%81%A7%E3%81%8F%E3%82%89%E3%81%99%E3%81%9F%E3%82%81%E3%81%AE%E3%83%A1%E3%83%A2/
https://www.ehonnavi.net/ehon/124928/%E3%81%BB%E3%82%89%E3%80%81%E3%81%93%E3%81%93%E3%81%AB%E3%81%84%E3%82%8B%E3%82%88%E3%81%93%E3%81%AE%E3%81%A1%E3%81%8D%E3%82%85%E3%81%86%E3%81%A7%E3%81%8F%E3%82%89%E3%81%99%E3%81%9F%E3%82%81%E3%81%AE%E3%83%A1%E3%83%A2/

待ちわびているものは…『こどもたちは まっている』

こどもたちは まっている

はるか遠くの地平線を眺めながら。
明るい空や山を見上げ、どこまでも広がる海や川を見つめながら。
子どもたちは何をしているのでしょう。

目の前には大きな窓があり、橋がかかり、布団が広がっている。
大好きな場所にいて、大好きな時間を過ごしながら、
子どもたちは「まっている」のです。

そこに船が通るのを。
ロバやラクダが来るのを。
雨上がりや、お祝いの日を。
そして……。

絵本を開き、目の前に広がるのは輝くばかりの美しい絵。ひかりにあふれ、豊かな色彩に包まれた自然の風景や、窓から見える景色。そして、そこには子どもたちが待ちわびているものが大切に大切に描かれています。

そう、子どもたちにはいつだって「見えている」のです。あの懐かしい夏の日差しや雪の眩しさが。その景色にふさわしいものたちが。そして作者の荒井良二さんにも見えているのでしょう。どこまでも大胆で力強く、一方でとても繊細で愛らしく、神秘的であり開放的でもある数々の場面。

私たち大人は、その景色の素晴らしさに感嘆し、息を飲み、思い出していくのです。私たちだって「待っていた」ということを……。

子どもと大人の世界をつないでくれる、そんな大事な一冊なのだと思います。

(磯崎園子  絵本ナビ編集長)

わたしを解き放つのは…!『ジャーニー 女の子とまほうのマーカー』

ジャーニー 女の子とまほうのマーカー

今この瞬間の現実からわたしを解き放つ魔法のマーカーがあったら・・・。

一緒に遊ぶ友だちもいない。
ママもパパもいつもいそがしい。
お姉ちゃんも相手にしてくれない。
わたし…ひとりぼっちだ。

そう思った時です。何かが起こりました。
部屋の片隅に転がる真っ赤なマーカー。すぐにわかりました。なんだか他のマーカーと違う。迷うことなく部屋の壁に赤いマーカーで扉を描きます。赤い扉は本物になり、わたしは扉を開いて未知の世界へと足を踏み入れます。そこには見たこともない巨大な森、時代も場所もわからない謎の王国が登場します。わたしは導かれるように、川があれば赤いマーカーで舟を描き、舟がなくなれば気球を描き、自由自在にその不思議な世界を渡り歩きます。
この世界に自分と同じ境遇の子が迷い込んでいるとも知らずに。

アーロン・ベッカーさんの文字のない絵本。
言葉で表現せずともこれだけの心躍る大冒険が、手の平の中で繰り広げられる驚き。その巧みなストーリー展開と一気に引き込まれる圧倒的な世界観は、これまで感じたことのない衝撃を与えてくれます。絵本の中で動く物語は、まるで長編映画のように心に強く残像を残しいつまでも終わらない夢を見ているよう。
作者であるアメリカのイラストレーター、アーロン・ベッカーさんが、映画のデザイナーのお仕事に携わっていることも影響しているのかもしれません。

この絵本さえ持っていれば言葉が通じなくても、どこの国のお友だちとも同じ感動を共有できるかもしれません。ジャーニーの主人公であるわたしは、最後に何を見つけたのでしょうか。

読み終わったら必ず最初のページに戻ってください。
初めて読んだ時には見落としていたとても大事なものに気づくはず!

(富田直美  絵本ナビ編集部)

そこにあるのは豊かな時間で…『まっている。』

まっている。

キョロロロロロ
キョロロロロロ

よく晴れた気持ちのいい空の下、山のどこかで響いているのはアカショウビンの鳴く声。ニイーニイ―ニイ―、セミの声も聞こえてきて。

ぼくはウキを見つめて、魚がかかるのを待っている。木の上ではクモが巣をはってトンボがかかるのを待っている。花はハチや蝶を、サンショウウオはアユを、セミは空を飛ぶ日を……待っている。

オオミズナギドリも、シカの子も、じっとそこにとどまって。それはほんの数秒かもしれないし、ずっとなのかもしれないけれど、そこで静かに待っている。だから、わたしだって「待ってみる」。すると降りそそいでくるのは……色んな感触! 音! そして。

何かが起こったような、起こらなかったかもしれない一日。絵本の中にあるのはのんびりゆったり、そんな時間だけ。でも、不思議とピンと張りつめているような緊張感もあり。読み終わってみれば、とても豊かで充実した一日を過ごしたような気持ちになるのです。

村上康成さんの最新作のタイトルは『まっている。』。言われてみて、私たちは改めて気がつきます。自然界ではそんな時間が当たり前なのだということ、そして「待つ」という行為そのものが、生きていくことなのだということに。

ふと周りを見れば、口をあけてどこか一点を見つめている子がいる。ベンチに座ったまま動かない人がいる。嬉しそうに少し笑ってお茶を飲んでいる人がいる。邪魔をしないようにしなくてはね。

(磯崎園子  絵本ナビ編集長)

https://www.ehonnavi.net/ehon/149200/%E3%81%BE%E3%81%A3%E3%81%A6%E3%81%84%E3%82%8B%E3%80%82/

私の夢は…!『サンタクロースの おてつだい』

サンタクロースの おてつだい

表紙で、トナカイにりんごをあげている金色のおさげの女の子。毛皮の靴と、赤いとんがり帽子がよく似合います。
この子の名前はオンヤ。毛糸の帽子と手袋が1年中手放せないくらい寒い北の国に住んでいます。オンヤの夢はサンタクロースのお手伝いをすることです。
もうじきクリスマスのある日、
「そうだ、サンタクロースに あいにいこう。おてつだいを しますって いいにいこう。」
オンヤは、家を出て、真っ白な世界へサンタクロースを探しに向かうのです。

全編、写真で綴られる、クリスマスの絵本。
写真を撮っているのは、ナショナルジオグラフィックやニューヨークタイムズ紙で写真が掲載されている、写真家のペール・ブライハーゲンさん。主に、南極やグリーンランドなど、雪と氷の世界の写真を撮影しています。そして、文章を書いているのは、広告や雑誌でスタイリストとして活躍するロリ・エベルトさん。二人は、本に出てくるオンヤの両親で、娘のオンヤとトナカイが一緒にいる姿からインスピレーションを受け、この物語を考えたんだそうです。

絵本の中のオンヤは、旅の途中で様々な動物たちに出会い、行動をともにします。ウマや、ジャコウウシ、しろくま、トナカイ・・・。写真の中で、動物と寄り添うオンヤの姿は、まるで映画のワンシーンを見ているよう。本物?フィクション?と戸惑ってしまうほど、精巧に作り上げられた美しい画面が、物語を紡ぎます。
真っ白な森、氷の世界の動物の目の鋭さとあたたかそうな毛皮。そして、真っ赤なほっぺたで、雪の中を行くオンヤの可愛いこと!
絵本をめくる子どもたちは、荘厳な雪の世界に思いをはせて、ワクワクドキドキしながらサンタクロースの登場を待つことでしょう。
クリスマスが来るたび本を開きたい、新しい定番になりそうな、クリスマスの絵本です。

(掛川晶子  絵本ナビ編集部)

https://www.ehonnavi.net/ehon/105153/%E3%82%B5%E3%83%B3%E3%82%BF%E3%82%AF%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%82%B9%E3%81%AE%E3%81%8A%E3%81%A6%E3%81%A4%E3%81%A0%E3%81%84/

【絵本ナビセレクト】クリスマスに贈りたい 絵本セットA~D

他にもセットは全部で4種類、それぞれのテーマでセレクトした絵本にギフトラッピングのおまけ付き。

 

「クリスマスは自分のために絵本を揃えてみたい」「大切なあの人に喜んでもらいたい」
「楽しいクリスマスを送ってほしい」

 

そんな方におすすめしたい特別なセットをご用意。子どもから大人まで楽しめる内容になっています。是非チェックしてみてくださいね。

https://www.ehonnavi.net/shopping/category.asp?n=8582
https://www.ehonnavi.net/feat/xmas/

磯崎 園子(絵本ナビ編集長)

掲載されている情報は公開当時のものです。
絵本ナビ編集部
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