思い出いっぱいできたね…卒園おめでとう!
あんなに小さくて、泣いてばかりいたあの子が。
今日はなんだかとっても大きく見えて。
きみのことが誇らしいよ。
……卒園、おめでとう!
沢山の元気、勇気、笑顔、ありがとう。そして…
舞台は幼稚園。おかあさんのうしろに隠れて泣いていたあの子も、今は強い子、優しい子に。今日は卒園式、こんなに大きくなりました。
お絵描き、お砂場、お弁当。
お友だちと過ごす園での生活は、みんな楽しくて忘れない。
けんかもしたけど、すぐ仲直り。
色んなことして遊んだね。
さよならするのは、さみしいけれど。
悲しい時には、みんなで歌ったあの歌を思い出してね。
沢山の元気、勇気、笑顔、ありがとう。
「そして、おめでとう」
入園から卒園までの思い出をつづった詩「そして おめでとう」は、NHK「おかあさんといっしょ」8代目体操のお兄さん(74~87年)をつとめたセトちゃんこと、瀬戸口清文さんが遺された卒園ソング。言葉の端々から感じるのは、小さな子どもたちの成長を見つめるその優しい眼差し。絵本作家・えがしらみちこさんの素敵な絵によって、愛らしくも華やかな絵本になりました。何よりも、色々な場面で、様々な表情を見せてくれる、子どもたちの姿が魅力的!
誰もが迎える卒園シーズンに。この歌と絵本を一緒に贈って、お祝いしてあげてくださいね。見返しには楽譜と歌詞も掲載されています。
(磯崎園子 絵本ナビ編集長)
きみがやりたいことは、きみがきめるんだ。
保育園アドバイザー歴17年の絵本作家・藤本ともひこさんが、
毎年、卒園式で子どもたちに語りかけてきた言葉が絵本になりました。
おおきくなったら、きみはなんになる?
なりたいものは、きっと、いっぱいあって、みんなちがう。
いろんなことをやっているうちに、
すきなものを、みつけることがある。
だれかがむりだって、いうかもしれない。
でも、そんなのかんけいない。
きみがやりたいことは、きみがきめるんだ。
きみがやりたいことを、きみがやるんだ。
卒園・卒業というたいせつな時期の子どもたちへ送る、応援歌(エール)です。
親の方が泣けます…
息子が幼稚園で借りてきました。大好きなピーマン村の絵本の、最終章ともいえる卒園がテーマです。
私はこの歌を知らなかったのですが、最後に楽譜が付いているので、ピアノを弾いて息子と一緒に歌いました。
ちょっととぼけた園長先生も、優しくきれいな女の先生も涙ぐんでいます。でも、子供たちはみんな元気に笑っています。
みんなともだち ずっとずっとともだち
これは、大人が自分自身に言い聞かせている言葉だと思います。
子供は振り返る事をしません。いつも前を向いています。
ですから、現実には、ずっと友達のままでいる友達もいれば、疎遠になって、いつか忘れてしまう友達もいるのです。
だからこそ、あの、園での輝くような時を忘れないで、
どうかみんな、ずっとずっと、友達でいてね。
そんな願いが込められているように思えます。
息子は、この春年長になります。
卒園の頃でなくてよかった。
卒園前に読んだら、きっと私の方が泣いてしまった事でしょう。
(けいぼんさん 40代・ママ 男の子5歳)
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