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絵本トレンドライターN田N昌の “大人だってもっと絵本読みたいの!”

パパも一緒に盛り上がる! ナンセンス系スイーツ絵本特集

子どもだけが読むなんてもったいない。大人も楽しい絵本の世界を、絵本トレンドライター・N田N昌さんが、独自の視点と「ゴイスー」な語り口でご紹介! 
最近話題の新しい絵本、注目の作家さん、気になる絵本関連スポットなど、絵本のトレンド情報を大人に向けてお届けします。

オジサン目線で選んだ、一味違うナンセンス系スイーツ絵本

甘いものが恋しい冬でございます。2月はバレンタインデーもございます。

スイーツ絵本特集をあちらこちらで目にするシーズンでございます。

 

あくまで私個人の意見でございますが、スイーツ特集というと、どうしても女性をターゲットにしたモノが多いように存じます。同様に、スイーツ絵本特集も(全てではございませんが)、ふんわりカワイイ、女の子に向けたモノが多いように存じます。

 

そこで今回は、パパも一緒に盛り上がる一味違うナンセンス系スイーツ絵本をずらずらっと、オジサン目線でご紹介させて頂きたく存じます。絵本好きな男性にも刺さること、間違いナッシングでございます。

長新太ワールド全開! ナンセンス度最強のチョコレート絵本

チョコレートパン

絵本作家・長新太さんが亡くなって5年ほど経ちますが、
長さんのユーモラスな絵本は今でも子どもたちに不動の人気を誇っています。
『チョコレートパン』は、そんな長さんのエッセンスが詰まった1冊です。どこか山の中にある「チョコレートの池」。
そこにパンがやってきて、池につかると、チョコレートパンのできあがり。続いてゾウがやってきて、池に入って、
チョコレートまみれになって、それからリスやウサギやネズミがやってきて、やっぱり池に入って。
長さんの不可思議なストーリーと強烈な色彩は、子どもたちも大好きです。シンプルでへんてこなお話をお楽しみください。

ナンセンスといえば、やはりこの方! 長新太さまでございます。

こちら『チョコレートパン』は、長新太ファン、ナンセンス絵本ファンからは人気の高い絵本にも関わらず、数多あるスイーツ絵本特集の中でも、なかなか取り上げられていないのではないかと。

主人公は、人里離れたところにあるチョコレートの池でございます。そこに、予想もつかない登場人物(動物・モノ)が登場、続々、池に入っていくという物語でございます。長新太ワールド全開でございます。

チョコレートを題材にした絵本はたくさんございますが、ナンセンス度でいうと、間違いなく最強のチョコレート絵本ではないかと存じます。

ごきげんななめな今どきヒロイン?!

さくらもちのさくらこさん

さくらもちのさくらこさんは、なぜかごきげんななめ。おやつたちが声をかけても、しらんぷり。さくらこさんのごきげんを直すには、いったいどうしたらよいのでしょう? たべもの絵本シリーズ、初のヒロイン登場!

こちらは、『うどんのうーやん』『ちくわのわーさん』『こんぶのぶーさん』など、ナンセンス食べ物絵本シリーズで有名な岡田よしたかさまのスイーツ絵本でございます。数ある岡田さまの食べ物絵本のなかでもスイーツが主役なものは現在この絵本だけではないかと。主人公のさくらこさんのキャラクターは、とにもかくにも今風でございます。すぐにブチきれます、あばれます、集団行動にも無関心、いじけます、悪口も言います、……、往年の絵本のヒロインキャラとは一線を画しております。さらに、笑いのシュール度も高く、お笑い好きパパも満足間違いナッシングな絵本でございます。

シゲタサヤカ流ナンセンス炸裂、「おい!」「しい!」スイーツ絵本

おいしいぼうし

ある朝、おじいさんとおばあさんの家の前に、
見なれないものが引っかかっていました。
ペトペトしててまーるくて、なんだかうっすら透けています。
ちょっとなめてみたら…「おい!」「しい!」
でもそれは、あの子の大事な大事な“ぼうし”だったのです…。

人気作家シゲタサヤカがおくる、またまたおいしいユーモア絵本!

こちらも、ナンセンス食べ物絵本で有名な人気絵本作家、シゲタサヤカさまのスイーツ絵本でございます。『いくらなんでもいくらくん』(イースト・プレス)『まないたにりょうりをあげないこと』(講談社)などでもお馴染みでございます。

ある日当然、おじいさんとおばあさんの家に、ベトベトして、茶色くうっすら透けているモノが登場するところからスタートするお話。そのうっすらすけているモノの正体とは?

シゲタさまらしいナンセンス炸裂のスイーツ絵本でございます。

おおきなスイーツの上で縄跳び!? 想像ふくらむ絵本

ものすごくおおきなプリンのうえで

ものすごくおおきなプリンの上で、みんなでなわとびをするときは、
よく気をつけなければいけません。だってプリンは・・・。
生クリームにメイプルシロップにカチンコチンのアイスクリームも登場!
とってもおいしそうで、とってもスケールの大きい、想像ふくらむ絵本です。

第16回日本絵本賞大賞 第57回課題図書

こちらは、設定がゴイスーにナンセンスなスイーツ絵本でございます。

プリン、ホットケーキ、アイスクリーム、……子どもの大好きなスイーツが続々登場。そのスイーツの上で子どもたちが縄跳びをするという設定でございます。かなりシュールな設定でございます。プリンの上で縄跳びしたら…、ホットケーキの上で縄跳びをしたら…、子どもでなくてもワクワクしてしまうのでございます。絵の構図もオシャレで大人からも人気の高い絵本でございます。

ムズムズ五感を刺激する! 体感系スイーツナンセンス絵本

そらから ぼふ~ん

そらから「ぼふ~ん」と落ちてきたのは、巨大な巨大なホットケーキ!
あまりにも大きくて、男は悩みます。これ、食べていいの…?
そうこうするうちに「トゥン」とおちてきたのは、バターの滝。
つぎに「どっぷーん!」と落ちてきたのは、はちみつの洪水。
はちみつだらけになった男は、なんとホットケーキの中へ…
こ~んなに大きなホットケーキに遭遇したら、さあ、あなたならどうしますか?
ふしぎで意外で、ムズムズ五感を刺激する、高畠那生の絵本ワールドへようこそ!

こちらは、『チーター大セール』(絵本館)、『バナナじけん』(BL出版)、『カエルのおでかけ』(フレーベル館)など、大人にも大人気のナンセンス絵本作家、高畠那生さまのスイーツ絵本でございます。

そらから超巨大なホットケーキが「ぼふ~ん」と落ちてくるところから始まる物語。「おいしそぉー」とかぶりつくかと思いきや、「落ちているモノ、食べていいの?」と悩んでしまう主人公の男。ありえない出来事とリアルな男のリアクションのギャップが絶妙なナンセンスでございます。そしてこの後、この男は予想もしない、いや予想もできない行動に……。体感系スイーツナンセンス絵本でございます。

スイーツのなかに入り込む! 想像力を掻き立てる、体感系のスイーツ絵本

あま~いしろくま

おやつが大好きなくいしんぼうのしろくまは、「おやつのなかに入ってみたらどんなかんじかな?」と、想像してみることにしました。
想像力をかきたてるユーモア絵本!

体感系スイーツ絵本といえば、そう!!人気絵本作家の柴田ケイコさまの「しろくま絵本」シリーズでございます。食いしん坊シロクマが様々な食べ物に入り込むシリーズで、大人からも大人気でございます。そのシリーズの中にスイーツものもございます!

おやつが大好きな食いしん坊シロクマが「おやつのなかに入ってみたらどんな感じかな?」と想像するところからおはなしはスタート。続々と登場するスイーツの中に体ごと入っていくという絵本でございます。

冷たいかき氷に頭からすっぽり入ったり、ロールケーキの中のクリームの間に入ってみたり、…。ゴイスーに想像力を掻き立てられる絵本でございます。「しろくま絵本」シリーズを未体験の方は、是非是非ご体験くださいませ!

N田N昌

絵本トレンドライター・放送作家・絵本専門士
絵本の最新情報を発信&大人絵本文化、絵本プレゼント文化の普及活動に日々努めております。  

@NtaNmasa

 

(画像は、イラストレーター・作家の網代幸介さんによる著者肖像画)

掲載されている情報は公開当時のものです。
絵本ナビ編集部
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