刀根里衣さん×マレーク・ベロニカさん「日本とハンガリーの絵本作家による往復書簡プロジェクト」
日本とハンガリーの絵本作家による手紙の交換
国際交流基金ブダペスト日本文化センターのウェブサイトにて、刀根里衣さんとマレー ク・ベロニカさん、ふたりの絵本作家の往復書簡の交流がハンガリー語、英語、日本語で公開されています。
新型コロナウイルス感染拡大から1年以上が経ち、様々なコミュニケーションがオンライン化されている現在。国際交流基金ブダペスト日本文化センターでは、オンラインでありながら「温かさ」を感じられる事業として「日本とハンガリーの絵本作家の往復書簡プロジェクト」を実施しています。
この事業では、日本人絵本作家の刀根里衣さんとハンガリーの著名な絵本作家であるマレーク・ベロニカさんのおふたりが、絵本の役割や魅力、作家たちが次世代に伝えようとしていること、日本やハンガリーの子どもをとりまく環境や文化などについて「手紙」というツールを通して交流しています。
2011 年絵本作家デビュー。2012 年に絵本作家 の登竜門ともいわれるボローニャ国際絵本原 画展に入選し、2013 年には同原画展において 国際イラストレーション賞を受賞。作品は各 国語に翻訳され、ハンガリー語では『ぴっぽ のたび(2014 年、洪題『Pipó utazása』)』、 『きみへのおくりもの(2016 年、洪題『Ahol a szív dobban』)』が翻訳出版されている。
刀根里衣さんの絵本
ハンガリー人絵本作家。作品は各国語に翻訳され、日本では『ラチとらいおん』『ボリボン』(ともに福音館書店)、「キップコップ」シリーズ(風濤社)などが親しまれている。83 歳になる現在も精力的に執筆活動を続ける。
マレーク・べロニカさんの絵本
刀根さんがマレークさんに宛てた手紙の中に、こんな一文があります。
現在、先進国は消費社会となり、どんどん新しいものが世の中に出てきて残念なことに 使い捨てが当たり前の時代となってしまいました。その中で、変わらず長い間愛されている 絵本という存在は特別な気がします。
マレークさんは、どのようなお返事を刀根さんに書かれたのでしょうか?
手紙は1ヶ月に1通のペースでの公開が予定されています。
ぜひサイトを訪れて、おふたりの絵本や創作に対する思いが詰まった交流、おふたりからのメッセージを味わってみてくださいね。
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