チリの国民的絵本作家がおくる、親子のつながりをえがく物語『わたしたち』発売
いつかとびたつ、あなたへおくるメッセージ
岩崎書店から、絵本『わたしたち』(作:パロマ・バルディビア/訳:星野由美)が、2021年9月15日に発売されました。
本書はチリで刊行されると、ラテンアメリカを中心に広がり、英語、フランス語、イタリア語、トルコ語、ヒンドゥー語など、多くの言語に翻訳されていています。お母さんが子どもと一緒に読む絵本であるだけでなく、成長したお子さんがお母さんへプレゼントする絵本にもなっているそうです。また、アルゼンチンでは、トランスジェンダーをサポートする団体が、親子の理解を深める本として使用しているのだそうです。多様化する社会の中で、新しい親子のカタチをえがく作品となっています。
チリの国民的絵本作家がおくる、親子の長い歩み、強いつながりを描いた物語。
時がすぎ、変化しても、かわらない。いつかとびたってゆく、あなたへおくるメッセージ。
「わたしたち」 というやさしい言葉に込められた深いまなざし。
この本は、親子の強いきずなをえがいています。かけがえのない「わたしたち」の関係は、たとえ時が過ぎ、現実から遠く離れても、変わりゆくものを乗りこえ、いつまでも変わらぬ愛でありつづけるのです。
内容紹介
この絵本は、母と子の強いきずなをえがいています。かけがえのない親子の関係は、子どもが誕生し巣立っていくまでの時の経過とともに変化していきます。けれど、たとえカタチは変わってしまっても、その愛情は変わらないといことを、詩情あふれる文と絵が綴っていきます。
書籍紹介
書名:わたしたち
作:パロマ・バルディビア
訳:星野由美
出版社:株式会社岩崎書店
ISBN:978-4-265-85182-9
体裁:A4変型判
定価:1540円(本体1400円+税)
発売日:2021年9月15日
著者プロフィール
作:パロマ・バルディビア(Paloma Valdivia)
チリの絵本作家、イラストレーター、編集者。チリ・カトリック大学でデザインを学び、バルセロナのデザイン・アート大学センター(EINA)でイラストレーションの大学院コースを修了。ボローニャ・ラガッツィ賞(ニュー・ホライズン部門)特別賞、ブラティスラヴァ世界絵本原画展賞金牌など受賞歴多数。本書は、チリIBBY支部ハチドリ賞、 クアトロガトス財団賞、ホワイト・レイブンスにも選ばれている。
訳:星野由美
早稲田大学教育学部卒業。スペイン語圏を中心に詩と絵本の翻訳をしている。訳書に 『どうしてなくの?』(偕成社)、『たかくとびたて女の子』(汐文社)、『カメとクロジャガー』(福音館書店月刊絵本こどものとも)、『なぞなぞえほん ぴぅ!』(ワールドライブラリー)、金子みすゞ日西バイリンガル詩選集『El alma de las floresー花のたましいー』(Satori Ediciones)など。
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