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手紙でつながる「クジラ海のお話」シリーズ新刊『あっしはもしもし湾にすむカメ次郎ともうします』発売

『ぼくはアフリカにすむキリンといいます』刊行20周年!シリーズ最新作発売

http://www.ehonnavi.net/ehon00.asp?no=168248

偕成社から、「クジラ海のお話」シリーズの刊行20周年を記念して、最新作『あっしはもしもし湾にすむカメ次郎ともうします』(岩佐めぐみ 作/高畠 純 絵)が2021年10月15日に刊行されました。

あっしはもしもし湾にすむカメ次郎ともうします

2001年に刊行されたシリーズ1冊目の『ぼくはアフリカにすむキリンといいます』は、たいくつなキリンが書いた手紙により「地平線の向こう」に新しい友だちができるお話。その後「地平線の向こう」のクジラ海に舞台を移し、さまざまな手紙をきっかけに広がっていく友だちの輪を描くユニークなシリーズとなり今作は6巻目。旅から帰ったカメ次郎、集めた貝ガラや石を使って、貝の笛から看板まで何でも作るのが得意なので、「カメ次郎商店」を開くことにしました。前作でクジラ海にできた郵便局に頼んでチラシを配ってもらったのですが、何日たっても、一人もお客さんがきません。調べてみると、にせの「カメ次郎商店」が賑わっているではありませんか! どういうこと? 郵便局のオープン記念イベントも重なり、クジラ海は大賑わい。にせカメ次郎の正体は? 新しく登場のカメ次郎のおっかさんや妹のかめよも個性的です。手紙で伝わることは、きっと書いてあること以上のものなのでしょう。

ドイツ中の子どもたちが読んでいる!作者が見た「夢」から生まれたデビュー作

1作目の『ぼくはアフリカにすむキリンといいます』(2001年)は、ミヒャエル・エンデの名作『モモ』なども受賞したドイツ児童文学賞を、2018年に日本の作品で初めて受賞。国内外で大きな話題となりました。金色の受賞帯のかかった本は、以後年に複数回重版を重ねるようになり、現在64,500部を発行しています。
本賞を受賞した作品は広くドイツの小学校で読まれるため、現在、ドイツ中の子どもたちがこの作品に親しんでいるのだそうです。

ぼくはアフリカにすむキリンといいます

たいくつなキリンが手紙を書いた。受け取ったのはペンギン。ペンギンの姿を知らないキリンは手紙を読んで想像をふくらませます。

他にもブラジル、中国、台湾、韓国、イタリア、メキシコ、ロシアなど現在12か国で刊行されており、世界中の子どもたちに読まれています。

1作目の構想は、1986年に、主婦だった作者の岩佐めぐみさんが見た夢から始まりました。夢で見た話を長年忘れられず、「このお話にぴったり」と思っていたイラストレーターの高畠純さんとの偶然の出会いにより、高畠さんに背中を押されて作品を仕上げ、2001年に出版。17年地道に版を重ねながら、受賞を機に再び注目されるようになりました。

シリーズ20周年を記念した第6作目

1作目は、ひとりぼっちでたいくつなキリンが、知らない誰かにむけて出した手紙をペンギンが受け取り、手紙で質問をしあいながら、互いの姿を想像するという物語。シリーズは、毎回主人公を変えながら、動物たちが手紙を通じてゆるやかにつながるのが特徴です。

 

刊行から20周年を記念して発売する最新作『あっしはもしもし湾にすむカメ次郎ともうします』は第6作目。
今回の主人公は4〜5巻にも登場した亀の「カメ次郎」。貝ガラや石を使って、貝の笛から看板まで何でも作るのが得意なカメ次郎が、「カメ次郎商店」を開くことにしました。クジラ海に新しくできた郵便局でチラシを配ってもらいますが、いつまでたってもお客がやってきません。いったいどうして!?

クジラ海のおはなしシリーズ紹介

クジラ海のおはなしシリーズ第2作目

わたしはクジラ岬にすむクジラといいます

キリンとペンギンのように文通をしたくて、たくさんの手紙を書いたクジラ先生。手紙から思いがけないことが始まるゆかいなお話。
 

クジラ海のおはなしシリーズ第3作目

オットッ島のせいちゃん、げんきですか?

オットセイのせいちゃんに、クジラ岬にいるクジラの友だちくーぼーから手紙がきた、運んできたのは新米配達員のザラシーくん!

クジラ海のおはなしシリーズ第4作目

おいらはコンブ林にすむプカプカといいます

クジラ海の界隈にすむ動物たちの、手紙のやりとりからくり広げられる、クジラ海のおはなしシリーズ第4作目。
さいきんクジラ海に、怪盗カメ次郎という怪しいヤツがうろついているといううわさを耳にした、ラッコのプカプカ。
その正体は? 読みやすい、ユーモアあふれるお話で展開されます。

クジラ海のおはなしシリーズ第5作目

ぼくは気の小さいサメ次郎といいます

2001年に刊行されたシリーズ1冊目の『ぼくはアフリカにすむキリンといいます』のドイツ語版が、2018年ドイツ児童文学賞を受賞。ある日たいくつなキリンが書いた手紙により地平線の向こうに新しい友だちができ、その輪が広がっていくというユニークなシリーズの5作目です。顔がこわいのでみんな逃げてしまって友達ができない、サメのサメ次郎が手紙を書きました。気ままに旅をするウミガメのカメ次郎から話を聞いた「コンブ林のプカプカさんへ」です。その手紙はプカプカに届いたのでしょうか? 知らない誰かに手紙を書く、それはその人を知ろうとする気持ちにつながります。返事がくるまでの時間も、さまざま想像をふくらませて楽しい時間です。「世界はひろいよ。あなたのこと、わかってくれる人、必ずいます。」作者のはじめの言葉です。

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手紙がつなぐとびっきりの友情! 『クジラ海のお話』

アフリカに住む退屈なキリンが、ある日手紙を書いた。「水平線のむこうにすむきみへ」。配達したのは、やはり退屈していたペリカン。手紙を受け取ったのはペンギン。お互いの姿を知るための文通が始まる。想像することの楽しさ、知らない相手を知ろうとする気持ち、手紙がつなぐ友だちの輪は、その後もどんどん広がっていく。1巻目は2018年に、日本の作品としては初めてのドイツ児童文学賞を受賞。

<内容>
ぼくはアフリカにすむキリンといいます
わたしはクジラ岬にすむクジラといいます
オットッ島のせいちゃん、げんきですか?
おいらはコンブ林にすむプカプカといいます
ぼくは気の小さいサメ次郎といいます

著者プロフィール

著:岩佐めぐみ

1958年、東京都に生まれる。多摩美術大学グラフィックデザイン科卒業。デビュー作『ぼくはアフリカにすむキリンといいます』のドイツ語版が2018年、日本作品で初めてとなるドイツ児童文学賞を受賞する。作品に、上記に続く「クジラ海のお話」シリーズ(偕成社)、『バッファローおじさんのおくりもの』『カンガルーおばさんのおかいもの』(講談社)などがある。2020年、35年間住みなれた多摩市を離れ茨城に移住。

絵:高畠純

1948年、愛知県に生まれる。愛知教育大学美術科卒業。絵本『だれのじてんしゃ』(フレーベル館)でボローニャ国際児童図書展グラフィック賞を受賞。『オー・スッパ』(講談社)で日本絵本賞を、『ふたりのナマケモノ』(講談社)で講談社出版文化賞絵本賞受賞。絵本作品に『ピースランド』『おどります』『どっちからよんでも』(絵本館)、『わんわんわんわん』(理論社)、挿絵作品も「白狐魔記」シリーズ『ギュレギュレ』(偕成社)など多数ある。

掲載されている情報は公開当時のものです。
絵本ナビ編集部
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