壁にぶつかった時に読んでほしい。『きつねのぱんとねこのぱん』待望の市販化
壁にぶつかった時に読んでほしい『きつねのぱんとねこのぱん』
世界文化社から、人気絵本作家・長 新太さんの幻の作品『きつねのぱんとねこのぱん』が2021年10月9日(土)に発売されました。
・初出から約50年の時を経て待望の単行本化
・ナンセンスの神様、長新太の絵を愛するすべての人に
・長新太を知る2人、土井章史×N田N昌スペシャル対談掲載
1973年月刊雑誌掲載の名作が、約50年の時を経て単行本化!
きつねとねこは、それぞれパン屋さんをしています。
ある日、自分のお店よりもおいしいパン屋さんがあると聞きました。
お互いパンを食べると、自分のパンより相手のパンの方が
おいしいと感じ、ショックで泣き出してしまいます。
そんな二人のユーモラスな表情を
「ナンセンスの神様」の異名を持つ長新太が描きます。
虚勢を張り合うきつねとねこの豊かな表情に是非ご注目ください。
壁にぶつかった時、落ち込んでしまった時に読んでほしい絵本
なぜきつねとねこは、泣き出してしまったのか? 虚勢を張り合う2人のユーモラスな表情に注目!これは世界一おいしいパンを作ることを目指す2人の物語です。頑張りすぎて壁にぶつかった時、落ち込んだ時、解決する方法はすぐ近くにあるかもしれません。子どもから、大人まで魅了する、絵本界の巨匠・長 新太さん(絵)・小沢 正さん(作)の幻の名作が、この度待望の市販絵本化。
NON STYLE 石田 明さん推薦
たくさんの努力をしてやっとの思いで持てた自信。そんな自信がポキッと折られることがある。そんなときに読んでほしい。落ち込まなくてもいい。諦めなくていい。みんな一緒なんだと思わせてくれる作品です。
「あの作品を読みたい!」ファンからの声で、幻の名作がよみがえりました。
『きつねのぱんとねこのぱん』(作・小沢 正/絵・長 新太)が誕生したのは1973年、 月刊『ワンダーブック2月号』の掲載でした。その後、2007年に『ワンダーブック お話傑作選② 4さいからの夢と感動いっぱいのおはなし』の1つに再収録されましたが、以降、市販化されることなくお蔵入りしていました。そんな中、ファンの方から「あの作品は絵本化されないんですか?」と、編集担当者へ声をいただいたことがきっかけで、市販絵本化が決定しました。長 新太さんが追い求めたナンセンスな絵の魅力と、小沢 正さんのちょっととぼけた、ほっこりするストーリーは、現代の頑張りすぎた日本人へのエールのようです。
書籍紹介
『きつねのぱんとねこのぱん』
作:小沢 正
絵:長 新太
発売日:2021年10月9日(土)
定価:1,650円(税込)
発行:株式会社世界文化ワンダークリエイト
発行・発売:株式会社世界文化社
著者プロフィール
作:小沢正
絵:長 新太
漫画家、絵本作家、イラストレーター、エッセイスト。1927 年、東京都生まれ。『はるですよ ふくろうおばさん』(講談社)で講談社出版文化賞受賞、『キャベツくん』(文研出版)で絵本にっぽん大賞など受賞多数。「ナ
ンセンスの神様」の異名で活躍。作品に『たぬきのじどうしゃ』(偕成社)『みみずのオッサン』(童心社)など多数。2005 年逝去。
この記事が気に入ったらいいね!しよう ※最近の情報をお届けします |