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絵本ナビニュース2022

『「じぶん」のはなし』養老孟司、初の絵本!子どもと大人のはじめての養老学

累計670万部『バカの壁』シリーズの養老孟司、初の絵本『「じぶん」のはなし』

https://www.ehonnavi.net/ehon00.asp?no=175399

講談社から、東京大学名誉教授・養老孟司さんがはじめて手がける絵本『「じぶん」のはなし』(さく・ようろうたけし/え・よこやまかんた)が、2022年6月4日に刊行されました。
自然や、生きものと私たち人間のかかわりを、養老先生が子どもたちにやさしく語りかけていく作品です。子どもも大人も知ってほしい、養老先生の深い思索に触れる、世界一わかりやすい「養老学」の入門書としても最適です。

「じぶん」のはなし

「じぶん」のはなし

「みんなも、たまごだったんだよ。とりや さかなや むしと おなじだね」
読んで、感じて、考える。世界一わかりやすい養老孟司入門!

わたしたちをとりまく自然。そこにはたくさんの生きものがいます。
それらの生きものと自分とのかかわりを、先生と子どもたちが考えていきます。
ヒトと世界のかかわりを、『バカの壁』など多くの教養書でベストセラーを持つ養老孟司先生の語りかけと、のびのびとしたタッチに定評のある横山寛多氏のイラストで描く絵本です。
養老先生と子どもたちが昆虫採集に向かう、というストーリーの中に、養老先生の自然や人へのまなざしや、子どもたちに伝えたいエッセンスが、平易であたたかいことばでぎゅっと濃縮されています。
子どもから大人まで、すべての世代の方におすすめの、自分の人生を楽しむヒントと示唆に富んだ作品です。

内容紹介

子どもたちが、養老先生と一緒に、山に虫捕りに出かけます。たくさんの生きものに囲まれて、みんなわくわくしています。

子どもたちは、自然と触れ合い、養老先生とやりとりするなかで、この世界に生きる意味を学び、「自分」がどんな存在であるかを知るのです。
子どもから大人まで、すべての世代の方におすすめの、自分の人生を楽しむヒントと示唆に富んだ作品です。

イラストの中に…!?

作中には、たくさんの生きものが描かれています。
「この ほんに でてくる いきものたち」のページを手がかりに、生きものたちを親子で探して遊ぶこともできます。
実際に虫捕りに行った気分で楽しめる一冊です。

書籍紹介

『「じぶん」のはなし』
著者:ようろう たけし・さく よこやま かんた・え
発売日:2022年6月4日(土)
定価:1,760円(税込)
頁数:36ページ
発行:講談社

著者プロフィール

作:ようろう たけし(養老孟司)
1937年、神奈川県鎌倉市生まれ。東京大学医学部卒業後、解剖学教室に入り、東京大学教授となる。退官後、東京大学名誉教授、北里大学教授、大正大学客員教授を歴任。京都国際マンガミュージアム名誉館長。著書に『からだの見方』(筑摩書房/サントリー学芸賞)、『バカの壁』(新潮社/毎日出版文化賞特別賞)ほか多数。子どもの頃からの虫好きで、現在も日本だけでなく世界各地へと採集に出かけ、標本を作って研究を続けている。10万点もの昆虫標本を所蔵。ライフワークはゾウムシの分類研究。

絵:よこやま かんた(横山寛多)
1980年、神奈川県鎌倉市生まれ。多摩美術大学油画科卒業。絵本に『しのぶよ しのぶよ』(若芽舎)、『なんだこれは』(偕成社)などのほか、雑誌・新聞・広告のイラストレーションも手掛ける。鎌倉市内を中心に店舗のロゴや地域ポスターをデザインするなど、地元に根付いた活動も多い。鎌倉の山をフィールドにした子どもたちの昆虫観察会では養老孟司氏の助手を務めた。好きな虫はハナムグリ。

掲載されている情報は公開当時のものです。
絵本ナビ編集部
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