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絵本ナビニュース2022

ウクライナの翻訳絵本『戦争が町にやってくる』平和とは戦争とは何か

ウクライナの作家が子どもたちに向けて描いた、平和と戦争の絵本

https://www.ehonnavi.net/ehon00.asp?no=175797

ブロンズ新社から、ウクライナの翻訳絵本『戦争が町にやってくる』(ロマナ・ロマニーシン、アンドリー・レシヴ 作/金原瑞人 訳)が6月3日(金)に発売されました。

戦争が町にやってくる

戦争が町にやってくる

2015年ボローニャ・ラガッツィ賞受賞、ウクライナの作家が子どもたちに向けて描いた平和と戦争の絵本。世界15言語に翻訳出版。美しい町・ロンドで、人びとは花を育て、変わった家を建て、鳥や草木に話しかけながら楽しく暮らしていました。ところがある日とつぜん「戦争」がやってきたのです。「戦争」を知らない町の人びとはおろおろするばかり。町を愛するダーンカ、ジールカ、ファビヤンの3人は、知恵と能力のすべてを使い、ロンドを暗闇から救い出そうとします。

2015年に刊行された、ウクライナの作家による反戦絵本

著者のロマナ・ロマニーシンさんとアンドリー・レシヴさんは、2014年に勃発したロシアのクリミア侵攻とウクライナ東部の戦争を体験し、深いショックを受けました。この国で何が起こっているのか、「戦争」とは何か、子どもたちにシンプルな言葉で伝え、親子で話し合うきっかけになるような本を作ろうと、2015年に本書が制作されました。

本書を刊行した2015年には、優れたグラフィックデザイン・ブックデザインの児童書に贈られる「ボローニャ国際絵本原画展 ラガッツィ賞」を受賞。その後瞬く間に世界14言語に翻訳出版され、実際に軍事活動が行われている地域の子どもたちから何十通もの手紙や絵が著者に届きました。今回の日本語版で15言語目の翻訳出版となります。

 

<翻訳出版>
フランス、スロベニア、ポーランド、韓国、中国簡体語、アルメニア、米国、イタリア、アラビア(OAE)、スペイン(チリ)、チェコ、ブルガリア、ドイツ、エストニア、日本

あらすじ

美しい町・ロンドで、人びとは花を育て、風変わりな家を建て、鳥や草木に話しかけながら楽しく暮らしていました。
ところがある日とつぜん「戦争」がやってきたのです。「戦争」を知らない町の人びとはおろおろするばかり。
町を愛するダーンカ、ファビヤン、ジールカの3人は、知恵と能力のすべてを使い、ロンドを暗闇から救い出そうとします。

本書に登場する「ひなげしの花」は、戦死者追悼のシンボル

1918年11月11日11時に休戦協定を結び、第一次世界大戦が終息しました。それを記念して、戦死者を追悼するための黙とうが、英国王室も参列し毎年行われています(リメンバランス・デー)。
赤いひなげし(赤いポピー)はことに欧州で、そのシンボルとされています。

書籍紹介

『戦争が町にやってくる』
作:ロマナ・ロマニーシン アンドリー・レシヴ

訳:金原瑞人 
発売日:2022年6月3日(金)
定価:1,760円(税込)
判型:290mm×214mm 上製
頁数:36ページ
販売:全国の書店などで販売

作:ロマナ・ロマニーシン アンドリー・レシヴ
絵本作家、アーティスト。ともに1984年生まれ。ウクライナのリヴィウを拠点に活動する。リヴィウ国立美術大学を卒業。アートスタジオAgrafka主宰。2011年、ブラチスラバ世界絵本原画展(BIB)で出版社賞を受賞。2017年『うるさく、しずかに、ひそひそと』でBIB金牌を、2018年『うるさく、しずかに、ひそひそと』『目で見てかんじて』 (共に、広松由希子 訳/河出書房新社)でボローニャ・ラガッツィ賞を受賞。世界が注目する新進気鋭のユニット。

訳:金原瑞人

翻訳家、法政大学社会学部教授。1954年、岡山県生まれ。児童文学、ヤングアダルト向け作品を中心に精力的に海外文学の紹介を行い、訳書は600冊を超える。訳書に『リンドバーグ 空飛ぶネズミの大冒険』をはじめとする「ネズミの冒険シリーズ」(ブロンズ新社)、『バーティミアス』(静山社)、『アウシュヴィッツのタトゥー係』(双葉社)など多数。著書に伝記『ジョン万次郎』(岩崎書店)、エッセイ集『サリンジャーに、マティーニを教わった』(潮出版社)などがある。

掲載されている情報は公開当時のものです。
絵本ナビ編集部
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