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未来の今日の一冊 ~今週はどんな1週間?~

【今週の今日の一冊】もうすぐ夏休み♪ 夏を楽しむ人気者たち大集合!

もうすぐ夏休み。毎年やってくるものの、今年はなんだか久しぶりにいつもの夏休みが戻ってきたような気が‥‥‥!? 今年の夏休みは何をしようかな? どこへ行こうかな? と思ったら、絵本の中の夏休みをのぞいてみませんか。そこには、これぞ夏休み! というようなきらきらとした風景や、大人の方には懐かしさも感じられるような夏の風景が広がっています。 

今週は、夏休みをめいっぱい楽しんでいる人気者たちの絵本をお届けしていきます!

2022年7月11日から7月17日までの絵本「今日の一冊」をご紹介

7月11日 大自然のなかで思いっきり遊ぶ夏休み!

月曜日は『まほうの夏』

まほうの夏

出版社からの内容紹介

夏休みに入っても退屈していた僕と弟。ある日おじさんから一枚のはがきをもらった。“あそびにおいで”と書いてある。ぼくたちは大喜びでおかあさんのいなかに行った。虫取り、海水浴、木のぼり…圧巻は海釣り! 大自然のなかで思いっきり遊んだ、ぼくと弟のまほうの夏の想い出で描く絵本。

読者の声より

この絵本のお話は
我が息子が私の実家で過ごす夏休みにとても似ています。
(実家のある都市はもうちょっと「町」ですが)
息子も田舎暮らしが大好きです。
帰省の度に(息子の夏休みはここにあるんだなぁ)と感じます。
そして お話の中に出てくる男の子と同じように
家に帰りたくなくなっちゃうんですよね。
でも生活は「家」のある都会にありますから
泣く泣く帰ってくるわけですが…。

自宅に戻り 普段の生活が始まってしまうと
実家で過ごした夏は 夢だったのではないかと思われる瞬間もあり
我が家の帰省もまさに「まほうの夏」です。
この絵本を読む度に帰省した時間を思い出します。

大好きな絵本です。
(西の魔女さん 40代・ママ 女の子15歳、男の子11歳)

7月12日 南の島で、夏休みを家族で満喫していたけれど…

火曜日は『バーバパパのなつやすみ』

バーバパパのなつやすみ

出版社からの内容紹介

バーバ一家は南の島へ。バーバパパたちのところは、冬になると寒くて雨ばかり。
そこで、家族そろって南の島へいくことに。ところが、島ではバーバの子どもたちが大げんかを始めます。

読者の声より

南の島のバカンス!いいですね~!
読み進めていくうちになんだかウキウキうずうずしてきて、小学生の頃の夏休みに戻ったような気持ちになりました!

でも旅行は楽しい事ばかりではないんですよね…
些細な事でケンカを始めちゃう子どもたち。

うんうん、わかるわかる!旅行の時とか楽しい時に、なぜかケンカしちゃうんだよね!
でもそれも楽しい思い出になっちゃう!

バーバファミリーを見ているといつも、大家族っていいなぁ~と思います!!

夏になると必ず読みたい、楽しさと家族愛が詰まった一冊です!
(ねんねこしゃんさん 20代・その他の方)

7月13日 いろんなプールで夏を満喫!

水曜日は『こぶたのブルトン なつはプール』

こぶたのブルトン なつはプール

出版社からの内容紹介

ブルトンとアンドレは、プールに行きます。
おおきなすべりだいのプール、おすもうのプール、めいろのプール……
着ぐるみ水着に、魚釣り、
こんなプールがあったらいいな!

読者の声より

夏の暑い時は プールが一番!
子どもたちは近所のプールで、毎日、楽しんでいますよ
子どもたちは 暑い夏もプールで乗り越えそう!

ブルトンのプールはすごく 楽しいプールですね。 いいなあ~
こんなプールがあったら 人気あるでしょう

お相撲プール・迷路プール・ ソーダすいプール・ビールプール
わあ! どれも楽しそう!
流れるプールが一番人気  でも・・・ すごい行列  なんとトドのおじいさんが酔っぱらって、プールで寝てしまったんだって

だるまのタカサキさんの活躍で トドはどうなったのかな?
タカサキさんは正義のみかたのようですね

一日たのしんだブルトンのプール みんなもいきたくなりますよね!

市居さんの絵おもしろい!
(にぎりすしさん 60代・京都府)

7月14日 氷の洞窟でのアイス・パーティーへようこそ

木曜日は『シロクマくつや すてきななつやすみ』

シロクマくつや すてきななつやすみ

出版社からの内容紹介

シロクマくつやは今日から夏休み。家族そろって海水浴へ出かけます。子どもたちのお目当ては海辺のアイスクリーム屋さん。ペンギンのジャミーさん夫婦が作るアイスは、口の中で雪のように溶ける極上の味わいです。「うーん、最高! 森の友だちにも食べてもらいたいな。」でも、泳げない森の動物たちは水が苦手で、めったに海に来ません。ジャミーさんが、くつ職人のシロクマお父さんに頼みました。「こんど、沖にある氷の洞窟でアイス・パーティーを開くんです。森のお客さんたちもぜひ呼びたいのですが、泳げなくても海で楽しく遊べるくつを作ってもらえませんか?」はてさて、一体どんなくつができるでしょう?

読者の声より

とても素敵なアイスクリーム・パーティーに、ため息がでるほどうっとりします。シロクマ家族やアザラシ家族たちが、もみのきばやしのおともだちにもご馳走したいという思いが優しいなあと思いました。ジャミーさん夫婦が開く氷の洞窟で、パーティーを開くので森のおきゃくさんにも沢山来てほしい願いに、泳げない人も楽しめる靴をつくってほしいと依頼があり、水に浮かぶ靴を考案したので、泳げない仲間も一緒にパーティーを楽しめることになりました。ジャミーさん夫婦も特別アイスを考えてどれもこれも食べたくなるアイスにうっとりしました。絵が夏らしく明るくて絵が綺麗でわくわくしっぱなしです。とても素敵な仲間思いの優しさに癒されました。
(押し寿司さん 60代・じいじ・ばあば)

7月15日 お化けたちのユーモラスな夏のワンシーン!

金曜日は『お化けの猛暑日』

お化けの猛暑日

みどころ

やってきました今年も夏が!
うだる暑さにゃかき氷、降ってはやんでの大雨に、夜空を照らす、おおきな花火!
だけどやっぱり……日本の夏は、お化けの夏!

朝から気温はぐんぐん上がり、人もお化けもぐったりの暑さ。
それなのに、お化け屋敷には電気がないって……?
クーラーは!? 扇風機は!? もちろん、ありません。
あまりの暑さに、ろくろっ首の首は、のびっぱなし。
天狗も、鬼のを借りてパンツ一丁で涼んでいます。

ぬりかべに日陰を作ってもらったり、小豆とぎと小豆洗いがつくってくれた、特製の小豆入りかき氷を食べたり……
だけど、もうダメ! がまんできない!!
40度を超える暑さに、お化けたちは限界。
助けを求めたのは、天気をあやつるあのお化け──

一つ目小僧に一反木綿、からかさお化けにちょうちんお化け。
いろんなお化けが住んでるお化け屋敷では、今年も夏を越すために、あれやこれやと涼の工夫!
川端誠さんが描く、「お化け」シリーズ7作目です。
同シリーズのお化けたちも、もう何度、夏を超したことでしょう。
だけど日本の夏の暑さには、慣れるということがありません……。

とうとつな夕立と、稲光。
雨で冷まされた、土の香り。
そして夜空に咲く、花火。
そんな日本の夏の風景にも、やっぱり慣れることはなくて──
何度見ても、胸にしみます。

なんとも人間味あふれるお化けたちの、ユーモラスでいとおしい夏のワンシーン!

 

(堀井拓馬  小説家)

読者の声より

川端誠さんの作品は、落語えほんや野菜忍列伝シリーズなどどれも楽しく、親子で大ファンです。
「お化け」シリーズも色々読みました。お化けたちの夏の一日が描かれている『お化けの真夏日』も良かったですが、こちらも楽しいです。
お化けたちが、過酷な夏を工夫して過ごしている様子が描かれます。夕立や花火のシーンなどは、ページから夏の匂いがしてきそうでした。夏が待ち遠しいです。
(クッチーナママさん 40代・ママ 女の子17歳、女の子15歳、男の子12歳)
 

7月16日 豊かな自然の中、高揚感あふれるキャンプの1日!

土曜日は『ピヨピヨ はじめてのキャンプ』

ピヨピヨ はじめてのキャンプ

みどころ

5匹のひよこの兄弟が何をしていても愛らしくて仕方がない、工藤ノリコさんの「ピヨピヨ」シリーズに第5弾の登場です!さて、今回のピヨピヨ一家は初めてのキャンプに出かけるようですよ。好奇心のおもむくままに行動するピヨピヨたち、大丈夫かな・・・?

大きなリュックを背負って、ピヨピヨ一家がやってきたのは山の中。きれいな水が流れる川のそばでテントを張ってキャンプをするのです。
「みんなの しごとは たきぎひろいですよ」
大事な仕事を任されたピヨピヨたちは、はりきって山奥に入っていきます。
「いっぱい ひろおう」「ピヨピヨ」「ピヨピヨ」「あっ、きのこ」
あれあれピヨピヨたち、拾うのはたきぎじゃなかったの?
みんなのリュックの中身がすっかりきのこで埋まったころ、ふと気がつくのです。
「ここ、どこだろう」
あっという間にピンチを迎えたピヨピヨたちを救ってくれたのは、なんと・・・!?

今回も無邪気なピヨピヨたちの魅力全開、途中でちょっとドキドキする展開もあるけれど、最後にはやっぱり美味しそうな食事のシーンで幸せな気持ちにさせてくれます。
いつもと違うのは、その豊かで壮大な山の景色です。本当に美しく描かれた深い緑を背景にして、ピヨピヨ一家たちがたき火でごはんを炊き、魚を焼いて、きのこのカレーをみんなで食べるのです。その独特な高揚感とワクワク感が伝わってきますよね。
そして、夜はもちろん寝袋に入ってテントでおやすみなさい。

ちなみに個人的なみどころポイントは、ある方法で川をくだるピヨピヨたちの様子と、寝袋から顔を出して寝るピヨピヨたちの姿です。それから初登場のあの方たちも、ですね!

  

(磯崎園子  絵本ナビ編集長)

読者の声より

キャンプの魅力満載ですね。キャンプなんて子供の頃に1度行った切りでしたが、楽しそうな様子にキャンプ行きたくなりました。
キャンプブームでテレビや雑誌などでもよく取り上げられていますが、ピヨピヨちゃんたちのキャンプは何よりも魅力的です。
きのこ採りをしているうちに道に迷ったピヨピヨちゃんたちが出会ったのは、なんとかっぱの親子!
素敵な出会いがピヨピヨちゃんたちの初めてのキャンプをより素敵なものにしてくれました。
お料理がなんとも美味しそうで、竹で作ったお皿とコップとトングがまた素敵です。
寝袋に入ったピヨピヨちゃんたちのなんとも愛らしいこと。癒されます。
おとうさんおかあさんはピヨピヨちゃんたちにいい経験をたくさんさせてあげていて素敵だなと思います。
私も子どもたちにいろいろ経験させてあげたいものです。
(ピーホーさん 30代・ママ 女の子2歳、女の子0歳)

7月17日 忙しいお母さんにも夏休みをあげたい!

日曜日は『チュウチュウ通りのゆかいななかまたち 3番地 フィーフィーのすてきな夏休み』

チュウチュウ通りのゆかいななかまたち 3番地 フィーフィーのすてきな夏休み

出版社からの内容紹介

チュウチュウ通り3番地に住む、肝っ玉母さんフィーフィーが主人公。
14匹もの子どもを抱え、大忙しのフィーフィーを助けようと、チュウチュウ通りのなかまたちは・・・。

読者の声より

子どもが14匹もいて、毎日家事に育児にてんてこ舞いの生活を送っているフィーフィーに同情しました。子どもたちはそんなフィーフィーの大変さをよく分かっていて、お手伝いをしてくれますが、逆に仕事を増やしてしまいます。子どものお手伝いあるあるですね。

こんなフィーフィーに素敵な夏休みをプレゼントしてあげたい!!わたしもそう思います。
豪華な懸賞目当てに食べることにしたチーズホイホイがとにかくマズイっていうのは、おかしくて笑えました。そんなおかしを食べた感想を、悩んだあげく「チーズホイホイを初めて食べたときのことを忘れないでしょう」と書くフィーフィーもまた面白かったです。
豪華なバカンスに出かけることは叶わなかったけれど、子どもたちとまわりのねずみたちのがんばりのおかげで、素敵な夏休みを過ごすことができたフィーフィーは、とっても幸せなお母さんねずみですね。
笑えて幸せな気分になれる、とっても素敵なお話でした。
(てつじんこさん 30代・ママ 男の子7歳、男の子4歳)

いかがでしたか。

テーマ「夏が来たらこんな絵本!」でも夏の楽しさがはじける絵本をたくさんご紹介していますので、ぜひのぞいてみてくださいね。

それでは、楽しい夏休みを!

 

(秋山朋恵 絵本ナビ副編集長)

掲載されている情報は公開当時のものです。
絵本ナビ編集部
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