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未来の今日の一冊 ~今週はどんな1週間?~

【今週の今日の一冊】ようこそ卯年! うさぎの絵本大特集♪

クリスマスも終わり、ここからは一気に年末ムード!

今週は間もなくやってくる2023年の干支「卯(うさぎ)年」に向けて、うさぎの絵本をたっぷりご紹介します。ふわふわで耳が長くて、愛らしさいっぱいのうさぎ。一方で跳んだりはねたり足も速い活発なイメージもあるうさぎ。さらに賢いイメージも。そんなうさぎの魅力がいっぱい詰まったさまざまな絵本をお楽しみください。

 

2022年12月26日から2023年1月1日までの絵本「今日の一冊」をご紹介

12月26日 うさこちゃんが雪の日につくったのは?

月曜日は『ゆきのひのうさこちゃん』

ゆきのひのうさこちゃん

雪がたくさんふった日、うさこちゃんは外に遊びにいきます。帽子、長靴、えりまき、手袋、準備は万端です。そりすべり、スケート、雪だるま、楽しく遊んでいたうさこちゃんでしたが、雪の中で泣いている1羽の小鳥をみつけます。小鳥は寒くて泣いているのです。うさこちゃんは、かなづちや木切れをお父さんからかりてきて、小鳥のおうちをつくりはじめます。とんかんかん。どんなおうちができたかな?小鳥はよろこんでくれたかな?

http://www.ehonnavi.net/ehon00.asp?no=486

読者の声より

2歳3カ月の息子と読みました。
うさこちゃんシリーズが最近息子のお気に入りです。
これは、寒い冬にぴったりです。
うさこちゃんがスケートで転んで、ちょっぴり痛かったというところが
何故かお気に入りで、「ちょっぴり痛かった」と息子も一緒に言います。
ちょっぴりという言葉が楽しいのかな?
雪だるまのページに行くと、もう一度最初に戻ってといって、何度もそこまでを読むこともあります。
鳥小屋が出来あがるページでは、鳥小屋を指差して「これうさこちゃんが作った!」と教えてくれます。
息子なりに色々と理解して読んでいるんだなと成長を感じる1冊になりました。
(みるぴんさん 30代・ママ 男の子2歳)

12月27日 雪の結晶が教えてくれるステキなひみつ!

火曜日は『いつつごうさぎとゆきのもり』(2022年12月の新刊)

いつつごうさぎとゆきのもり

道ばたにちょっと変わったトラックがとまっています。
まだ暗い冬の朝。車には明かりが。
中をのぞいてみると、小さな5匹のうさぎたちが、あたたかいシチューの朝ご飯を食べているところ。

準備ができたら、さあ出発!
長い長いトンネルをぬけると、そこはあたり一面雪!さあ、雪遊び!
雪だるまづくりに、ソリすべり。
メイが見つけた小道を行くと、大きな湖があって…

http://www.ehonnavi.net/ehon00.asp?no=177960
http://www.ehonnavi.net/ehon00.asp?no=177960

読者の声より

「いつつごうさぎシリーズ」、本当に可愛らしい絵本です。
イラストも小物や景色含め見応えありますし、ストーリーもまたほっこりするものも多いです。
こちらは冬にぴったりですが、クリスマスプレゼントとしても喜ばれそうに思いました。
(まゆみんみんさん 40代・ママ 女の子12歳)

12月28日 いろいろな種類のうさぎがつぎつぎ登場!

水曜日は『うさぎがいっぱい』

うさぎがいっぱい

しっぽが綿みたいに白いワタオウサギ、あしが大きいカンジキウサギ。アンゴラウサギの毛はやわらかくてふわふわ、ロップイヤーの耳はながーくたれてるよ。子どもたちの大好きなうさぎが、たくさん登場するたのしい絵本です。みんなの知ってるうさぎはでてくるかな??

読者の声より
リチャード・スキャリーのかわいいイラストが好きなので、こちらも読みたいと思いました。
たくさんの種類のうさぎが登場します。
大きいうさぎ、小さいうさぎ。
白から茶色に変わるうさぎ。
耳が長いうさぎに、耳がたれたうさぎ。などなど。
どのうさぎも可愛くて癒されました。
イースターの場面もあるので、その頃読むのも良いかなと思います。
(クッチーナママさん 40代・ママ 女の子16歳、女の子13歳、男の子10歳)

12月29日 こうさぎが安心してねむりにつくまでのやさしい時間

木曜日は『ねむねむ こうさぎ』

ねむねむ こうさぎ

こうさぎが、もも色の耳をぱたんとねかせて、おめめをつぶっています。
“ねむねむ こうさぎ くう すう ぴい”

そのままねがえり、ひっくりかえり。
“こってん ぱったん ころりん”
ちいさなあくびもたまらない。

でもね、やっぱりかわいいのは……
“ねぼすけおちび”のおめめがあいて……
お母さんをよぶ“あーん あん えーん えん”の泣き声。
そりゃもう、うちのあかちゃんとおんなじです。

母さんうさぎは“とんとん”“ゆーら ゆら”とあやします。
こうさぎが安心してねむりにつくまで。
しずかな色合いの中、やさしい時間が流れます。

愛らしい絵は、うさぎを描くイラストレーターとして人気の森山標子さん。
文の麦田あつこさんは、かがくいひろしさんの「だるまさん」シリーズ、鈴木のりたけさんの「しごとば」シリーズ、ヨシタケシンスケさんの「発想えほん」シリーズなど、たくさんの絵本を手がけてきた編集者。
本作は森山さんのうさぎを絵本にしたいという麦田さんの想いから生まれたそう。
同時発売の『こうさぎぽーん』とあわせて、おふたりの絵本作家デビュー作です。

新米ママやパパが、寝顔に安堵してそうっと見つめるときや、すうすう寝ていたはずの子が泣いてどきっとするとき、ゆらしてあやすとき……。
はじめての子育てでふれる甘やかなひとときを、あかちゃんと味わえる絵本です。
そしてあかちゃんにとっては、泣いたら飛んできてもらえる安心感と、心地いいオノマトペが楽しいファーストブックです。

(大和田佳世  絵本ナビライター)

http://www.ehonnavi.net/ehon00.asp?no=162589
http://www.ehonnavi.net/ehon00.asp?no=162589

読者の声より
『こうさぎぽーん』が素敵だったので、こちらもセレクト。
こうさぎの寝ている様子、起きてぐずる様子を描いた作品です。
そうそう、赤ちゃんの寝ている姿って、本当に健気で愛おしいです。
そして、何と言っても、起き出してのぐずり泣き。
お母さんがちゃんと寄り添ってくれるのが嬉しいです。
優しいオノマトペがとっても心地良いです。
背景色も落ち着いていて、視覚から子守歌が聞こえるようです。
おやすみ絵本としていい感じです。
乳児・小さい子向けのおはなし会用にセレクト。
(レイラさん 50代・ママ )

こちらも合わせておすすめ

12月30日 「ぼく、ねがいごとをしているんだよ。」

金曜日は『しろいうさぎとくろいうさぎ』

しろいうさぎとくろいうさぎ

白いうさぎと黒いうさぎは、毎日いっしょに遊んでいました。でも、黒いうさぎはときおり悲しそうな顔で考えこんでいます。心配になった白いうさぎがたずねると「ぼく、ねがいごとをしているんだよ」と、黒いうさぎはこたえます。黒いうさぎが願っていたのは、白いうさぎといつまでも一緒にいられることでした。それを知った白いうさぎはどうしたでしょうか? 結婚式の贈り物に選ばれることも多い、優しく柔らかな2の匹うさぎの物語。

http://www.ehonnavi.net/ehon00.asp?no=582

読者の声より

子どもの頃に読み、大人になってもう一度手にとり、自分の子どもにも読んでいる、長年自分のそばにある大好きな絵本です。愛情をテーマにしているので、大人にもおすすめです。プレゼントにも喜ばれると思います。優しくてしっとりした文章(まつおかきょうこさんです)、繊細な絵。二ひきのうさぎ、仲間たちがとても愛らしいので、眺めるだけでも心が和みます。
(ぶんぶんぶんさん 40代・ママ 男の子14歳 男の子11歳)

12月31日 「うさぎみたいに、はねて はねて、かろやかに」

土曜日は『うさぎのバレエだん』

うさぎのバレエだん

バレエがもっと大好きになる物語

バレエのレッスンで上手く踊れなくてしょげていた、かこちゃん。
「うさぎみたいに、はねて はねて、かろやかに」
上手になりたいなあと思いながら、とぼとぼ歩いていると、桜林の向こうで
くるくるステキに踊る男の子と出会います。
「なんてじょうずなのかしら。ほんとうに うさぎみたい」

「うさぎのシンデレラをみにこない?」
男の子に誘われて、夜、桜劇場にバレエを見に行くと…。
そこは、うさぎたちのバレリーナが踊るうさぎのバレエ団でした。

【編集担当からのおすすめ情報】
ベストセラー絵本『うさぎのくれたバレエシューズ』の続編として、30年の時を超えて、ついに出版されます。待望の絵本です。
 

読者の声より

うさぎのくれたバレエシューズの続編です。
うさぎ、バレエというワードと、そして目をひく南塚直子さんの絵で、一目で、もしや!とピンときました。

バレエが上手になりたいかこちゃん。
少年に誘われてうさぎのバレエを見に行きます。
素晴らしい踊りに目を奪われ、気づけば舞台に立っていました。

今回も、幻想的なお話で、南塚直子さんの絵がとても綺麗でした。
(tori.madamさん 30代・ママ 女の子7歳、女の子4歳)

『うさぎのくれたバレエシューズ』はこちら

2023年1月1日 雪の中でうさぎちゃんとたくさん遊ぼう!

日曜日は『だるまちゃんとうさぎちゃん』

だるまちゃんとうさぎちゃん

だるまちゃんといっしょに遊ぶ冬の絵本

雪の日、だるまちゃんが雪だるまの目にしようとしたリンゴが、雪の坂をうさぎちゃんたちのところまで転げ落ちていきました。だるまちゃんは、うさぎちゃんたちといっしょにいろいろな雪だるまや、雪うさぎを作ったり、うさぎの手袋人形を作ったりして遊びます。ナプキンをうさぎの形にする折り方、リンゴをうさぎやだるまの形にする切り方など、遊びがいっぱいつまった絵本です。

http://www.ehonnavi.net/ehon00.asp?no=1405

読者の声より
だるまちゃんとうさぎちゃんが、雪や手袋やりんごなどいろんなものを使ってうさぎを作って遊びます。
手袋で作ったうさぎは、昔作って遊んだなぁととても懐かしく思いました。
新聞紙でうさぎの帽子を作っているのが楽しそうで、子どもと一緒に作りたかったのですが、我が家は新聞を取っていないので、新聞紙がありませんでした。。
なかなかこういった昔の遊びをする機会もなくなってきているなぁと寂しく思いました。
だるまちゃんの絵本を通して、こういう遊びを今の子たちが知って、遊べることは良いことだなぁと思いました。
おばぁちゃんちから新聞紙もらって作ってあげようと思います。
(ピーホーさん 30代・ママ  女の子2歳、女の子0歳)

いかがでしたか? 
2023年はいつも以上に「うさぎの絵本」を目にしたり、手に取る機会が増えそうですね。子どもたちにもたくさん教えてあげてくださいね。

 

さて、「卯年」は飛躍の年と言われたり、新しいことに挑戦するのに最適な年と言われているようです。「今週の今日の一冊」の連載でも、季節や行事や記念日、またその時々の時勢に合わせながら、新しい切り口(テーマ)での本の紹介に挑戦し、2023年もまた、さまざまな絵本や物語との出会いをお届けできたらと思っております。2022年はこちらが最後の記事となりますが、温かく記事を読んでいただき、ありがとうございました。来年も引き続きどうぞよろしくお願い致します。
 

秋山朋恵(絵本ナビ 副編集長)

掲載されている情報は公開当時のものです。
絵本ナビ編集部
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