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絵本ナビニュース2023

『パンでわかる包括的性教育』わが子を守るために知っておきたい、親の不安を取り除く本!

わが子を守るために知っておきたい!新学期シーズンの親の不安を取り除く本

https://www.ehonnavi.net/ehon00.asp?no=207514

小学館クリエイティブから、おもに未就学児の親を対象に「性教育」のハードルをグッと下げた書籍、『パンでわかる包括的性教育 ~入学前までにやっておきたい!将来のための30のこと~』が2023年4月14日に発売されました。入園、進級などによって子どもの行動範囲が広がる新学期、不安に感じる親にピッタリの本です。

パンでわかる包括的性教育 入学前までにやっておきたい! 将来のための30のこと

パンでわかる包括的性教育 入学前までにやっておきたい! 将来のための30のこと

子どもを守るために、まずはおとなが知る!

「子どもの行動範囲が広がってきて成長を感じる一方、心配…」
「性教育に対してどうしても抵抗がある...」
「気にはなっているけど、何から始めたらいいかわからない…」

そんなママ・パパ必読!

いま世界で学ばれている「包括的性教育」は、
多様性や人権を軸に、自分や相手を大切にすることからスタートします。

子どもが幼い頃から自分で自分の身を守り、
自分らしくハッピーに生きていくために、親が日常でできることとは?

ユネスコ「国際セクシュアリティ教育ガイダンス」の翻訳者である浅井春夫先生監修のもと、
性教育のイメージががらりと変わる新しい視点で、
おさえておきたい最初の30項目をお伝えします。

●子どもが「自分のからだは自分だけのからだ」と知るために
→3歳頃から自分のからだを自分で洗う習慣をつける

●子どもが嫌なことに対し「NO!」と言えるようになるために
→親子で日頃から快・不快の気持ちを言葉にして伝え合う

●子どもが「性別に関わらずみんな平等」と知るために
→親がジェンダーに縛られず、選択の自由を子どもに与える など

書籍紹介

『パンでわかる包括的性教育 
 〜入学前までにやっておきたい!将来のための30のこと〜』
監修:浅井春夫、絵:ニシワキタダシ、文:礒 みゆき
定価:1,430円(税込)
発売日:2023年4月14日(金)
ISBNコード:978-4-7780-3595-2
発売:小学館
発行:小学館クリエイティブ

「性教育」に悩む親に向けた本

“家庭でできる性教育の本”がここ数年相次いで出版されています。しかし、親世代に根深く残る、性=恥ずかしい、タブーといった壁や、どう教えていいかわからないという理由から、子育て世帯の約8割が性教育を「実践していない」「必要性を感じているが実践していない」と回答しています(※株式会社ネクストビート「子育て世帯の家庭での性教育アンケート調査結果」より)。

本書で取り扱う「包括的性教育」は、からだの発達や生殖のしくみなど、一般的にイメージする性教育の内容だけではありません。多様性や人権、ジェンダー平等を知ることから始まり、「自分も、自分以外の人も大切にするための関係性の築き方や、コミュニケーションの取り方」を学びます。小さい子どもでも性犯罪に巻き込まれる可能性があることから、世界では思春期からではなく幼い頃から身につけておきたいスキルとして主流になっています。

本書は、「包括的性教育」のキーワードである、人種、性別、性的指向、ルッキズム、家族の形、価値観などのあらゆる多様性を、いろいろな形や大きさがある多種多様なパンに置き換えて紹介する、これまでになかったユニークな性教育本です。世界のスタンダードとして認められている、ユネスコ編『国際セクシュアリティ教育ガイダンス』の翻訳者、浅井春夫先生監修のもと、何から始めたらいいかわからない親のために、とくに大切な30項目にしぼって紹介しています。

SDGsの持続可能な開発目標のように、包括的性教育の30項目を30種類のパンで紹介。

 

焼き色やミミの厚さが違う、それぞれの個性をもった食パンのイラストとともに、親が日常のなかで子どもの個性を受け止め認めることの大切さを解説。

みんな違っていい!個性こそ強みであることを、いろいろなカレーパンで紹介するコラムページ。

 

同意やバウンダリーなど、自分だけでなく自分以外の人も大切にするための生活スキル「からだの権利」「からだの境界」をパンの袋を使って解説。

本書公式 Instagramで情報発信中!
@panwaka_panwaka
https://www.instagram.com/panwaka_panwaka/

著者プロフィール

監修:浅井春夫
1951年生まれ。立教大学名誉教授、一般社団法人“ 人間と性”教育研究協議会代表幹事、日本民間教育研究団体連絡会世話人、子どもの権利条約NGO・市民の会共同代表。専門分野は児童福祉論、セクソロジー(人性学)。主な著書に『包括的性教育』(大月書店、2020年)、共訳『改訂版 国際セクシュアリティ教育ガイダンス』(明石書店、2020年)などがある。

絵:ニシワキタダシ
イラストレーター。なんともいえないイラストやモチーフで、書籍や広告、グッズなど幅広く活動中。著書に『かんさい絵ことば辞典』(パイ インターナショナル)、『えでみる あいうえおさくぶん』(あかね書房)、『かきくけおかきちゃん』(大福書林)、『くらべる・たのしい にたことば絵辞典』(PHP研究所)などがある。

文:礒 みゆき
栃木県生まれ。造形作家を経て、絵本・童話・紙芝居作家となる。紙芝居「ねんね ねんね」で高橋五山賞審査員特別賞を受賞。作品に『ぼくがきらいなわけ』シリーズ、『ちいさなしろくまおうじ』シリーズ、『ボロ』(絵:長新太)、『もりでうまれたおんなのこ』(絵:宇野亞喜良)、『みてても、いい?』(絵:はたこうしろう)、『それで、いい!』(絵:はたこうしろう)など多数。など多数ある。

掲載されている情報は公開当時のものです。
絵本ナビ編集部
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