なかの真実さんのデビュー作『みどりのがけのふるいいえ』待望のハードカバー化!
『みどりのがけのふるいいえ』待望のハードカバー化!
世界文化社から、5月15日に「第28回 日本絵本賞」を受賞した絵本作家・なかの真実さんのデビュー作『みどりのがけのふるいいえ』が、5月17日に発売されました。息をのむほど美しい細密画で描かれる、イマジネーションあふれるファンタジー。圧倒的な世界観に、子どもも大人も惹きこまれてしまう一冊です。
みどりの がけの ふるい いえ
注目の絵本『ねことことり』の画家
なかの真実デビュー作、待望のハードカバー化。
猫が暮らす、高い崖の古い家。この土地では、
昔からふしぎなことが起こるといわれ……。
ある朝、猫は色とりどりにかがやく石のようなものを見つけます。
その“石”はどんどん大きくなり……。
小さな一歩が、互いを繋ぐ―美しい細密画で描く
イマジネーション溢れるファンタジー。
子どもも大人も虜になる! なかの真実ワールド。
「一体このあとどうなるの?」と
ハラハラドキドキ楽しみしながら、
どっぷりと物語に浸かることができます。
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「出会いは、お互いにとって特別な偶然。
チャンスが訪れたとき、ほんのわずかな一歩でも
踏み出すことができたら、その先に
つながるのではないかと思います。」
―作者・なかの真実
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第28回 日本絵本賞受賞作家・なかの真実さんのデビュー作!
5月15日に発表となった、「第28回 日本絵本賞」を受賞した絵本作家・なかの真実さん。美しくファンタジックな細密描写で大人も子どもも魅了する彼女が、絵本作家としてデビューした作品が本書です。
当初、本作は幼稚園や保育園のみで販売するソフトカバーの直販絵本でしたが、一部の書店様からのリクエストにより、200冊限定で店頭に並べたところ、あっという間に完売。その後も、多くのお客様や書店様からハードカバー化を望む声が絶えず寄せられたため、今回の市販化が実現しました。
ちいさな一歩が互いをつなぐ。イマジネーションあふれるファンタジー
あらすじ
高い崖の古い家に、一匹の猫が暮らしていました。
この土地では、昔からふしぎなことが起こると言われています。
ある朝、地響きのような音で目覚めた猫は、
窓辺に色とりどりにかがやく石のようなものを見つけました。
ころがこの“石”は、気がつくと少しずつ大きくなっていて……?
”ちいさな一歩が、互いをつなぐ―”
今までやったことのないことに挑戦してみたら、
新しいこと、もの、ひとに出会えるチャンスがたくさん巡ってきます。
失敗することもあるけれど、素直な気持ちを伝えたら、きっと相手は話を聞いてくれるでしょう。
大人になってからも何度もそんな体験を繰り返しています。
「はじめて」のこどもたちにとっては、怖くて勇気のいることかもしれません。
隣の誰かに話しかけるとき、一緒に遊びたいと思ったとき、なかなか踏み出せないときに、
少しでもあとおしになれたら…と思い、この作品を描きました。
― 作者・なかの真実
2021年にソフトカバーで刊行した際には、多くの方からの声が寄せられました。
・「子どもがとても気に入って、何度も読んでと言ってくる」
・「子どもが家の前の山をトロルと呼ぶようになった」
・「絵の美しさにも物語にも心打たれました」 ― 読者からの声
絵本原画展 開催情報 ~大人をも魅了する細密画の世界~
『みどりのがけのふるいいえ』の出版を記念し、下記の日程で絵本原画展が開催されます。
●6月21日(水)〜7月4日(火)
ブックハウスカフェ https://bookhousecafe.jp/#top-access
●7月14日(金)〜8月2日(水)
ネコヤブックス https://necoyabooks.com/access
作者のなかのさんは、絵本の創作にあたり神奈川・埼玉・山梨などの崖や野山を散策し、イマジネーションを膨らませたといいます。本作の表紙や挿画に描かれている飾り枠の植物は、クサイチゴをモデルにしたそう。細部まで丁寧に描きこまれた細密描写を、ぜひ間近でご覧ください。
書籍紹介
『みどりのがけのふるいいえ』
発売日:2023年5月17日(水)
定価:1,540円(税込)
発行:株式会社世界文化ブックス
発行・発売:株式会社世界文化社
著者プロフィール
作:なかの真実
1984年、神奈川県生まれ。デザイナーとして勤務後、イラストレーターとして活動。2017 年より舘野鴻氏に師事。水彩を使用した細密画、表現するための絵描き道を学ぶ。本作で絵本作家デビュー。「いきものづくし ものづくし」シリーズ(福音館書店)の4巻内「しろくろのいきもの」、6巻内「さるのかお」の作画を担当。絵本に『ねことことり』(作・たてのひろし、世界文化社)がある。
『ねことことり』が、第28回 日本絵本賞を受賞。
関連情報:『ねことことり』(作 たてのひろし/絵 なかの真実)日本絵本賞受賞!
5月15日、公益社団法人 全国学校図書館協議会が主催する「日本絵本賞」に、世界文化社刊行の絵本『ねことことり』(作 たてのひろし/絵 なかの真実)が入賞しました。『あまがえるのかくれんぼ』『がろあむし』『ソロ沼のものがたり』など、次々と話題作を手がけられている注目の作家・舘野鴻(たてのひろし)さんと、本作で絵本デビューをした新進気鋭の細密画家・なかの真実さんが初めてタッグを組んだ心あたたまるファンタジー絵本です。ぜひご注目下さい。
ねこ と ことり
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◎◎ 子どもから大人まで響く、珠玉の絵本 ◎◎
●注目の作家・舘野鴻と、細密画家の新生・なかの真実が紡ぐ、心あたたまるファンタジー。
●環境が違っても、互いを思い、歩み寄るー
ねことことり、それぞれの視点から見える、〝しあわせ”とは?
●日々の営み、共生、命の循環を、
美しい細密画でドラマチックに描きます。
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ねこの しごとは、こぶしの 木のこえだを たばねることです。
あるあさ、ねこが しごとを しようとすると、
まどに ことりが とまりました。
「……おねがいがあります。
そこにある こえだを、すこし わけて もらえないでしょうか?」
いまにも なきだしそうな ことりをみて、ねこは
いちにち いっほんずつ、こえだを あげることにして……。
特別な枝を求めて、猫のもとへやってきた小鳥。
異なる環境のなかで、密接に交わり合うふたり――
互いに歩み寄る思い、幸せの価値を描いた珠玉のファンタジー。
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