まだ見ぬ世界の友だちに出会える!『せかいのあいさつ』全3巻刊行&原画展開催決定!
18の国々の18の言葉をつかう18人の子どもたちの暮らしが描かれる絵本シリーズ
童心社から、絵本『せかいのあいさつ』シリーズ(こがようこ・文 下田昌克・絵 岡本啓史・監修)が刊行されました。
18の国々の18の言葉を使う18人の子どもたちの暮らしが描かれる、絵本シリーズです。子どもが日常でかわす「おはよう」「ありがとう」「あそぼう」というあいさつを軸に、日々の生活が短いお話で紹介されています。
世界の子どもたちはどんな朝をむかえているのかな? 『せかいの「おはよう」』
せかいの「おはよう」
世界の子どもたちはどんな朝を迎えているのかな。アメリカ、ベトナム、フィンランド、ネパール、トルコ、ケニアの子どもの登校までの様子をのぞきながら、いろんな言語の「おはよう」を学べます。個性的で魅力あふれる子どもたちが、それぞれの国へ誘ってくれます。巻末では各国の情報や「こんにちは」「おやすみ」も紹介。
世界の子どもたちの朝は、それぞれのことばの元気な「おはよう」からはじまります。
「Good morning!」ではじまるのは、アメリカに暮らすエマの朝です。
朝ごはんはシリアルにカリカリベーコン。
プエルトリコ生まれのお母さんが、髪の毛をすてきに結んでくれるんですって。
学校に行くときは、スクールバスに乗ります。
お友だちのエイミーやマイクに会って、今日もいいことがありそうです。
そのほかにも、学校で朝ごはんを買うベトナムのフォン、冬はまだまっくらな朝7時に目を覚ますフィンランドのアイノなど、世界中の子どもたちの朝のひとときが紹介されています。
ネパール、トルコ、ケニアを含め計6か国の「おはよう」が登場します。
丁寧に描かれた朝ごはんや、家族や友だちとのふれあいを通して、いきいきと暮らす世界の子どもたちに親しみをもちながら、自分たちとは異なる文化にふれることができます。
子どもたちひとりひとりの輝きを描く――著者紹介
文:こがようこ
「せかいのあいさつ」シリーズの文を手がけたのは、語り手として、作家として長年子どもたちに物語を届ける活動をしてきた、こがようこさんです。
こがさんは、監修の岡本啓史さんや編集者とともに各国の子どもたちの生活を丹念に調べ、想像をふくらませ、ひとりひとりの物語を紡いでいきました。日本に暮らす私たちとは異なる暮らしぶりの世界の子どもたちですが、うれしいこと、楽しいこと、ワクワクすることは同じなんだ、と心から親しみを感じられる絵本になりました。
絵:下田昌克
本シリーズの絵を手がけたのは、イラストレーター、画家として活躍する下田昌克さんです。
これまで世界各地を旅し、出会った人々のポートレートを描いてきた下田さんは、その経験をもとに本シリーズでも各国の子どもたちをいきいきと描きました。
絵本の子どもたちにモデルはいませんが、確かにそこに生きている、と感じさせる存在感をもっています。子どもらしい表情の輝きは見る者の心をつかみます。
あいさつは人と人をつなぐ――監修者のことば
本シリーズで監修を務めたのは、世界の子どもに学びと笑顔を届けることを目指し、国連や国際NGOなどで勤務してきた国際教育家の岡本啓史さん。これまで世界5大陸で暮らし、40か国以上の教育支援を実施しました。
『せかいの「おはよう」』のさいごに、子どもたちに向けこのように書いています。
言語や文化はそれぞれの国や地域でことなりますが、どんな国にも、あいさつはあります。どの国に行っても、現地のあいさつをつかうと相手との距離を縮めることができる――これは私がさまざまな国を訪れ、暮らし、働いてみて、肌で感じたことです。あいさつは、人と人をつなげる大切なかけ橋なのです。
この本に出てくる子どもたちは、なにが起こるかわからない新しい一日という扉を、「おはよう」というあいさつで開きます。描かれている朝のなにげない日常をみて、「自分とずいぶんちがうなぁ」とか「あ、ここは同じかも」と思ったかもしれません。
日本にも世界にも、差別や貧困、多様性が認められないなど、いろいろな問題があります。さまざまな国の暮らしを知ることは、私たちがつい「あたりまえ」だと思っていることを見直すきっかけになったり、自分や他者について気づきを得ることにつながります。それは、世界のいろいろな問題を解決するためのヒントになると私は考えています。
『せかいの「おはよう」』「監修者のことば」より
『せかいのあいさつ』[全3巻]
『せかいの「おはよう」』とともに『せかいの「ありがとう」』『せかいの「あそぼう」』の2巻をあわせ、シリーズ全3巻が刊行となりました。
せかいの「ありがとう」
どんなとき、「ありがとう」って言いたくなる? ドイツ、中国、フィリピン、ハンガリー、ブラジル、モーリタニアの子どもの日常やお祭りの場面をのぞきながら、いろんな言語の「ありがとう」を学べます。個性的で魅力あふれる子どもたちが、それぞれの国へ誘ってくれます。巻末では各国の情報や「どういたしまして」「ごめんね」も紹介。
「ありがとう」って伝えたいのはどんなとき?
ドイツ、中国、フィリピン、ハンガリー、ブラジル、モーリタニアの子どもたちが、暮らしのなかで、大事な家族や友だちにそれぞれの言葉で「ありがとう」を伝えます。
入学式やお正月、新しい出会いや別れ、休み時間やお祭りの日など、文化や風習も丁寧に描かれています。
せかいの「あそぼう」
「あそぼう」って言ったら、とびきりの楽しい時間がはじまるよ。モンゴル、イタリア、チリ、韓国、エジプト、フィジーの子どもたちが、大好きな遊びを紹介してくれます。草原やお店、お祭りや氷の上で、どんな遊びがはじまるかな?
「あそぼう」って言ったら、とびきりの楽しい時間がはじまるよ。
モンゴル、イタリア、チリ、韓国、エジプト、フィジーの子どもたちが、大好きな遊びを紹介してくれます。おはじきから、ボードゲーム、たこあげにそり、乗馬まで、それぞれの土地に根付いた遊びからは、子どもたちのわくわくする気持ちが伝わってきます。
2023年6月、原画展開催決定
2023年6月に東京・神宮前のピンポイント・ギャラリーにて『せかいのあいさつ』原画展の開催が決定しました。本シリーズに登場する子どもたちが勢ぞろいします。世界の友だちにぜひ会いに来てください。
下田昌克 絵本「せかいのあいさつ」原画展
https://pinpointgallery.com/schedule/shimodamasakatsuexhibition2023/
下田昌克さんによるトークイベント
日時:6月12日(月)18:00〜
定員:25名 要予約
参加:無料(会場で販売する本のご購入をお願いいたします。)
ご予約は、5月31日(水)正午よりメールと電話にて受付開始。
メール:art@pinpointgallery.com
メールの件名を”トークイベント申し込み”として①お名前、②電話番号、③メールアドレスを
お送りください。数日以内に予約確定のメールが送付される予定です。
書籍紹介
『せかいの「おはよう」』
文:こがようこ
絵:下田昌克
監修:岡本啓史
定価:1,760円 (本体1,600円+税10%)
判型:A4変型判
ページ数:32ページ
ISBNコード:978-4-494-01874-1
発売日:2023年4月14日
対象:4・5歳~
『せかいの「ありがとう」』
文:こがようこ
絵:下田昌克
監修:岡本啓史
定価:1,760円 (本体1,600円+税10%)
判型:A4変型判
ページ数:32ページ
ISBNコード:978-4-494-01875-8
発売日:2023年4月14日
対象:4・5歳~
『せかいの「あそぼう」』
文:こがようこ
絵:下田昌克
監修:岡本啓史
定価:1,760円 (本体1,600円+税10%)
判型:A4変型判
ページ数:32ページ
ISBNコード:978-4-494-01876-5
発売日:2023年4月14日
対象:4・5歳~
『せかいのあいさつ 全3巻』
文:こがようこ
絵:下田昌克
監修:岡本啓史
定価:5,280円 (本体4,800円+税10%)
判型:A4変型判
ページ数:各32ページ
ISBNコード:978-4-494-004659-1
発売日:2023年4月14日
対象:4・5歳~
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