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待望の復刊! 『ぼくのじしんえにっき 新装版』阪神・淡路大震災より前に書かれた、大地震SF童話の新装版!

阪神・淡路大震災より前に書かれた、大地震SF童話の新装版!

https://www.ehonnavi.net/ehon00.asp?no=214604

岩崎書店から『ぼくのじしんえにっき 新装版』(著:八起 正道 画:いとう ひろし)が、2023年6月14日に発売されました。

 

「ぼくの町が、大じしんでメチャンコになった。その時のことをぼくは、えにっきにくわしく書いた」

 

本書は1989年に刊行された、福島正実記念SF童話賞大賞受賞作の新装版。

小学生の主人公の目線で、大地震の前後の日々が淡々と綴られるという日記体の物語が特徴です。

等身大の子どもが使う飾らない言葉が、震災のリアルをより一層際立たせて読者の胸に迫ります。『でんせん病』『ぼうどう』『きょう犬病』といった単語を、本書のオリジナルで覚えた読者も多いのではないでしょうか。

 

東日本大震災から干支が一回りし、その年に生まれた子ども達は今年小学6年生を迎えています。

被災の経験や記憶がない子どもたちに、今こそ読んでもらいたい名作です。

阪神淡路大震災より前に書かれた大地震SF童話の新装版、発売です!

ぼくのじしんえにっき 新装版

ぼくのじしんえにっき 新装版

大地震で町がメチャンコになった!そのときのことをぼくはえにっきにかいた。
こども目線で淡々と描かれる厳しい場面が、阪神淡路大震災、東日本大震災を経験した今、リアルに迫ります。

本書は、1989年に刊行された第36回福島正実記念SF童話賞大賞受賞作。東日本大震災から10年以上が経過し、災害に遭ったことのないこども達に、この作品はノンフィクション以上にリアルに大切なことを伝えてくれる事でしょう。
今こそこどもたちに読んでもらいたい、という思いから新装版として刊行します。

阪神淡路大震災より前に書かれた、SF童話の新装版!

内容紹介

7月25日 はれ、のち、じしん。しんど7。けむり、きたない雨。

7月29日 くもり、ちょっと雨。

8月6日 雨。 

《賞歴》

・第6回福島正実記念SF童話賞大賞受賞

・第36回課題図書

・産経児童出版文化賞推薦

書籍紹介

『ぼくのじしんえにっき 新装版』
著:八起正道

絵:いとうひろし
出版社:株式会社岩崎書店
ISBN:978-4-265-04131-2

体裁:B5変型判
定価:1,200円(本体1,320円+税)

発売日:2023年6月14日

著者プロフィール

著者:八起正道

1951年、長崎県に生まれる。夜間高校卒業後、航空自衛隊、漫画家アシスタントなどを経て、会社員の傍ら執筆した『ぼくのじしんえにっき』で、第6回福島正実記念SF童話賞大賞を受賞、作家としてデビューする。主な作品に『ふうせんの日』(ほるぷ出版)、『真夜中のビデオ』(岩崎書店)などがある。

 

画家:いとうひろし

1957年、東京に生まれる。早稲田大学教育学部卒業。大学在学中より創作を始め、1987年、絵本『みんながおしゃべりはじめるぞ』(童心社)でデビュー。以来ユーモラスで哲学的な独特の作風で、絵本や絵童話の創作や挿絵の仕事を続ける。主な作品に『ルラルさんのにわ』(絵本にっぽん賞)、『くもくん』(日本絵本賞読者賞)『バンバンバンバンバンソウコウ』(以上ポプラ社)、『おさるのまいにち』『おさるはおさる』(ともに路傍の石幼少年文学賞)、『おさるになるひ』(産経児童出版文化賞、IBBYオナーリスト選出)、『だいじょうぶだいじょうぶ』(講談社出版文化賞受賞)『おさるのもり』(野間児童文芸賞)(以上講談社)、『マンホールからこんにちは』(児童文芸新人賞受賞)『ごきげんなすてご』(以上徳間書店)、『かせいじんのおねがい』(童心社)他多数がある。

掲載されている情報は公開当時のものです。
絵本ナビ編集部
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