角野栄子さん最新刊! 絵本『びっくりさんちのみつごちゃん』『みつごちゃんとびっくりセーター』
角野栄子さん最新刊発売!
角野栄子さんの番組、「カラフルな魔女」(NHK Eテレ)。11月5日の回では、旅の道中、西巻かなさんと新しい物語を考える様子も紹介されました。1月25日、そこから生まれた絵本が童心社より刊行されました。
『びっくりさんちのみつごちゃん』内容紹介
びっくりさんちのみつごちゃん
びっくりさんちのみつごちゃん、
アーちゃん、レーちゃん、マーちゃん。
みんなさんさいの、みつごちゃんです。
とん とん とん
いろんなみつごのおきゃくさんが、おうちにやってきます。
「あー」「れー」「まー」
おともだちいっぱい、びっくりびっくり!
2003年初版『びっくりさんちのみつごちゃん』が装いも新たに、改訂新版として登場。
改訂新版よりあとがきが追加されています。
『みつごちゃんとびっくりセーター』もあわせてどうぞ!
びっくりさんちのみつごちゃん、
アーちゃん、レーちゃん、マーちゃん。
みんな3さいの、みつごちゃんです。
みつごちゃんのおうちに、つぎつぎと、いろんなみつごのおきゃくさんがやってきます。
「あー」「れー」「まー」
おともだちいっぱい、びっくりびっくり!
つぎはどんなみつごちゃんがやってくるの?
おはなしにひきこまれ、親子の会話もはずむ1冊です。
2003年に初版が刊行された『びっくりさんちのみつごちゃん』の改訂新版。
西巻かなさん描きおろしの新しい表紙で登場です。
角野栄子さんのあとがきも加わっています。
『みつごちゃんとびっくりセーター』内容紹介
みつごちゃんとびっくりセーター
びっくりさんちのみつごちゃん、
アーちゃん、レーちゃん、マーちゃん。
みんなさんさいの、みつごちゃんです。
おしゃれごっこをしてあそんでいると、みつけたのは、ビックリママのセーター。
さんにんそろって、もぐりっこしたら、どんどんのびちゃって、
「あー」「れー」「まー」
さんにんでセーターをきて、おでかけです。
おさんぽぽいぽい、びっくりびっくり!
『びっくりさんちのみつごちゃん』もあわせてどうぞ!
「みつごちゃんの絵本」、20年ぶりの新作です。
“びっくり びっくり!”という言葉が好きだという角野さん。
このお話では、どんなびっくりなことがおこるのでしょう。
ビックリママのすてきなセーターをみつけた、みつごちゃん。
みんなでもぐりっこしたら、どんどんのびて……。
いっしょにセーターをきて、おでかけです。
おさんぽぽいぽい、びっくりびっくり!
みつごちゃんは、どこへいくのかな?
ビックリママのセーターはどうなるのかな?
思いもよらない展開に、ページをめくるのがどんどん楽しくなってきます。
本作にも掲載されている、角野栄子さんのあとがきから一部言葉をご紹介します。
絵本でたくさんあそんでね ——角野栄子
おはなしがはじまるとき
いつもどんなおはなしになるか、かんがえてみて。
絵本ってね、いろいろあそべるのよ。
よんだり、まねっこあそびしたり、じぶんでも絵をかいてみたり、
つづきのおはなしをかんがえたり。
西巻かなさんのたのしい絵といっしょに
この絵本でたくさんあそんでくださいね。
(『みつごちゃんとびっくりセーター』あとがきより)
角野栄子×西巻かな 20年ぶりに心はずむ “みつごちゃん” の世界へ
長年のお知り合いでもあるという角野栄子さんと西巻かなさん。
楽しいことや、ポップできれいな色が好きというお二人は、とても気が合うそうです。
そんなお二人の絵本づくりもわくわくがいっぱい!
角野さんが「こんなことがあったらどうかしら」とお話を考えると、西巻さんが自由に絵を描き、それを見た角野さんからまた新しいアイディアが出てきて……というように、やりとりするうち、自然と物語がうまれたといいます。
おもしろいこと、びっくりすることが大好きなお二人と、みつごちゃんの姿が重なります。
カラフルではずむような西巻かなさんの絵の中には、言葉にはない物語も描かれていますよ。
ぜひ、すみずみまで、何度でも楽しんでくださいね。
書籍紹介
『びっくりさんちのみつごちゃん』
文:角野栄子
絵:西巻かな
定価:1,540円 (本体1,400円+税10%)
判型:B5判
サイズ:26.6×19.1cm
ページ数:32ページ
ISBN:978-4-494-01254-1
発売日:2024年1月25日
対象:3歳~
『みつごちゃんとびっくりセーター』
文:角野栄子
絵:西巻かな
定価:1,540円 (本体1,400円+税10%)
判型:B5判
サイズ:26.6×19.1cm
ページ数:32ページ
ISBN:978-4-494-01255-8
発売日:2024年1月25日
対象:3歳~
著者プロフィール
角野 栄子(かどの えいこ)
東京・深川生まれ。大学卒業後、出版社勤務を経てブラジルに2年滞在。その体験をもとに描いた『ルイジンニョ少年 ブラジルをたずねて』(ポプラ社)で、1970年作家デビュー。代表作『魔女の宅急便』(福音館書店)は舞台化、アニメーション・実写映画化された。野間児童文芸賞、小学館文学賞、巌谷小波文芸賞、紫式部文学賞等受賞多数。紫綬褒章、旭日小綬章を受章。2018年に児童文学の「小さなノーベル賞」といわれる国際アンデルセン賞作家賞を、日本人3人目として受賞。主な作品に「アッチ・コッチ・ソッチの小さなおばけ」シリーズ、『リンゴちゃん』(ポプラ社)、『ズボン船長さんの話』(福音館書店)などがある。
角野栄子さん ©Eiko Kadono Office
西巻 かな(にしまき かな)
東京で生まれ、神奈川県の葉山町にて育つ。青山学院女子短期大学芸術学科卒業。作・絵ともに手がけた絵本に『ロッコくんジュースのまちへ』『おやすみなさい マーヤちゃん』『ピリンポリン』(福音館書店)、『アザラシマンション』(こぐま社)、『ティーピーとふしぎなおしろ』(Gakken)、『スプーンさんとフォークちゃん』(講談社)、挿絵に『おなかがすいたハラペコだ。④ 月夜にはねるフライパン』(著・椎名誠/新日本出版社)がある。
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