文藝別冊『総特集 角野栄子』特別書き下ろし「キキとジジへの手紙」をはじめ、内容満載の総特集!
文藝別冊「総特集 角野栄子」内容満載の総特集!
河出書房新社から、KAWADEムック『文藝別冊 総特集 角野栄子 水平線の向こう』が2024年1月29日に発売されました。
「水平線の向こうを想像するとワクワクする」という角野さんの言葉は、自由を求め、好奇心を大事にする角野さんの創作の重要な鍵といえます。本誌ではそのキーワードをサブタイトルに据え、50年以上にわたり第一線で活躍し続けている児童文学作家・角野栄子さんの作品の魅力、創作の秘密に迫ります。
近年では、NHKの「カラフルな魔女」やご自身のInstagramなどで映し出されるポップでおしゃれなライフスタイル、そして作品と共通して、前向きであり続ける角野さんの姿に惹きつけられたファンも多いのではないでしょうか。2023年10月には、自伝的小説『イコ トラベリング 1948-』で第33回紫式部文学賞を受賞され、子どもから大人まで幅広い層の読者の心を掴み続けている角野栄子さん。これから角野さんの作品を読む方のガイドとしてもおすすめの豪華なムックです。
注目のポイント
(1)角野栄子さんの新規原稿収録(キキとジジへの手紙、はじめの言葉、角野栄子の寄り道(読書・映画・音楽遍歴)など)。手描きイラストも満載!
(2)「VSノンフィクション」と題して、冒険家の角幡唯介さん、ノンフィクション作家の梯久美子さんとの新規対談を収録。
(3)「かいけつゾロリ」シリーズで有名な原ゆたかさんが角野栄子さんへの思いを語る! 特別描き下ろしの扉絵付き新規インタビューを収録。
(4)柚木麻子さん、荻原規子さん、石井美保さん、吉澤嘉代子さんらのエッセイ、木村草太さん、金原瑞人さん、藤野千夜さんによる論考など、角野作品の魔法に魅了された豪華執筆陣による寄稿を多数収録。
(5)世界的に注目を集めるアーティスト・ロッカクアヤコさんによる、「角野さんが新しく冒険を始めるとき」をイメージした作品を掲載。
KAWADEムック「文藝別冊 総特集 角野栄子 水平線の向こう」目次
●特別書き下ろし
「キキと ジジへ」
●角野栄子の寄り道
「わたしの読書遍歴」、「わたしの映画遍歴」、「わたしの音楽遍歴」
●特別インタビュー
原ゆたか
●特別対談「フィクションVSノンフィクション」
その1 角幡唯介 「未知の物語を求めて水平線の向こうを冒険する」
その2 梯久美子 「ここではないどこかへ─出かけて戻って書いて読んで」
●論考
金原瑞人「角野訳の絵本が教えてくれること」
木村草太「角野栄子について書く楽しさ」
藤野千夜「すばらしい魔女の仕事」
●エッセイ
石井美保「少女のまなざし、影とひかり」
荻原規子「柔らかく優しい世界のあるところ」
柚木麻子「闇の先に光がたまるところ」
吉澤嘉代子「魔女になりたい」
宮崎駿「今日の少女達の願いと心」
●特別描き下ろし
ロッカクアヤコ 「冒険は続く」
●角野栄子エッセイコレクション
「絵のおくの物語世界」
「私の深川」
「生ハムとメロン」
●往復書簡
三木卓
●対談名場面集
角野栄子と12人のゲスト
河合雅雄(人類学者)/小室等(シンガー・ソングライター)/なだいなだ(作家・精神科医)/岸田今日子(女優)/ 今森光彦(写真家)/原田美枝子(女優)/安野光雅(画家)/蜷川幸雄(演出家)/大石芳野(写真家)/加藤和彦(作曲家)/荒木経惟(写真家)/工藤直子(詩人)
●貴重対談
神宮輝夫「作品はいい気持ちラインでないと……」
●国際アンデルセン賞受賞記念講演録
「魔法が生まれるところ」
●コラム 〜角野さんへ〜
あべ弘士(画家)/ 市河紀子(フリーランス編集者)/ 大竹永介(元編集者)/岡山智子(KADOKAWA)/ 喜入今日子(小学館)/ くぼしま りお(角野栄子オフィス)/佐竹美保(画家)/ 西裕子(福音館書店)/ 松永緑(ポプラ社)/ 横山眞佐子(こどもの広場)
●著作リスト
●略年譜
角野栄子さんのプロフィール紹介
角野栄子(かどの・えいこ)
1935年、東京・深川生まれ。大学卒業後、出版社勤務を経て24歳からブラジルに2年滞在。その体験をもとに描いた『ルイジンニョ少年 ブラジルをたずねて』で、1970年作家デビュー。
代表作『魔女の宅急便』は舞台化、アニメーション・実写映画化された。産経児童出版文化賞、野間児童文芸賞、小学館文学賞等受賞多数。その他、「アッチ、コッチ、ソッチのちいさなおばけ」シリーズ、「リンゴちゃん」「ズボン船長さんの話」。
紫綬褒章、旭日小綬章を受章。2016年『トンネルの森 1945』で産経児童出版文化賞ニッポン放送賞、18年3月に児童文学の「小さなノーベル賞」といわれる国際アンデルセン賞作家賞を、日本人3人目として受賞。
▼角野栄子オフィスHP
▼角野栄子Instagram
関連情報
・2023年11月に「魔法の文学館」(江戸川区角野栄子児童文学館)がオープン!
・ドキュメンタリー映画『カラフルな魔女~角野栄子の物語が生まれる暮らし~』(KADOKAWA)が1月26日公開!
書籍紹介
KAWADEムック『文藝別冊 総特集 角野栄子 水平線の向こう』
仕様:A5判/並製/240ページ
発売⽇:2024年1⽉29日
税込定価:1562円(本体1420円)
ISBN:978-4-309-98064-5
装丁:ニマユマ
この記事が気に入ったらいいね!しよう ※最近の情報をお届けします |