【今週の今日の一冊】GWのお出かけは何に乗る? 大人気の乗り物絵本特集
近場や遠方へのお出かけの機会が増えるGW期間。お出かけ時に利用する乗り物は、電車? 車? バス? 飛行機? それとも……? とくに乗り物好きなお子さんは、見たり乗ったり、嬉しい機会が増えそうですね。絵本の中にも、実際に乗って旅をした気分にさせてくれる夢のような乗り物絵本がたくさんあります。お出かけの前でも後でも、お出かけしなくても、眺めてワクワクしてみませんか。今週は、楽しい乗り物絵本特集をお送りします。
2024年4月29日から5月5日までの絵本「今日の一冊」をご紹介
4月29日 迫力の電車絵本でおでかけ気分に!
読者レビューより
家族で東京から大江戸線・中央線・新幹線を乗り継いで、名古屋の親戚のおうちまで行く様子が描かれています。
電車だけでなく、駅構内の乗り換えの様子なども丁寧に描かれているので、なんだか自分も電車を乗り換えしながら旅をしている気分になりました。細かく描きこまれたイラストを見るのがとても楽しいです。大人も大満足の作品です。
(クッチーナママさん 40代・ママ 女の子19歳、女の子16歳、男の子14歳)
4月30日 ふねの図書館は、まるで本の森みたい
読者レビューより
船が図書館になっているだなんて、娘が喜びそうだな~と思って読んでみました。ねずみの兄弟たちがお母さんと離れて船に乗り込むところからお話は始まります。船の中は本に溢れねずみやカエルたちが好き好きに楽しんでいます。
ページをめくるごとにねずみの兄弟がどこにいるかを探しながら、自分もその船に乗っているかのようにわくわくしました。途中でアクシデントが起きても船長さんが機転を利かせてくれたり海の動物が助けてくれて、楽しい一日を過ごしたねずみの兄弟たち。
最後はお母さんの元に帰っていき、この冒険も幕を閉じます。子どもに体験させたくなるような素敵な船の旅。どこかの遊園地にこんなアトラクションがあったらいいな~と思いました☆
(ouchijikanさん 40代・ママ )
5月1日 絵本を開いて、日本列島縦断の旅へ
水曜日は『DX版 新幹線のたび』
〃いままでとは違う〃角度から日本列島を眺める、
特大ポスターがついた『新幹線のたび』が登場!
2015年3月開業の、北陸新幹線E7系かがやきも走ります。
大パノラマで、新幹線とともに日本列島を縦断する『新幹線のたび』が登場したのは2011年3月。それから約4年が経ちました。新幹線は開業50周年を迎え、E7系・W7系「かがやき」やE6系「こまち」、デザインを新たにしたE3系「つばさ」などが登場。
そこで、『新幹線のたび』の本文中を走行する車両を差しかえ、さらに日本全国を南の方角からコマヤスカンさんが新たに描いた特大地図(ヨコ38㎝×タテ58㎝)がつきました。
はるかちゃんが新青森駅から新幹線を乗り継いでたどりついた鹿児島中央駅。まるで、その旅程をさかのぼるように、列島を眺めます。本文では盛り込めなかった北海道や日本海側も一目瞭然。阿蘇のカルデラ、日本アルプスの山脈など、平面地図ではなかなか感じることのできない日本列島の姿が、パノラマだからこそ楽しめます。
絵本を開いて、地図を広げて、日本列島縦断のたびをぜひ疑似体験してみてください!
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5月2日 まるで一緒にひこうきに乗っている気分!
木曜日は『ひこうきにのろう』
ぼくらを遠くに運んでくれる、イチバン早いのりもの、飛行機! 荷物はそろった? チケットは忘れてない? さあ、いざ空港へ!
バスや電車で空港に向かい、待合室でちょっとひと息。そのころ飛行機は、広い滑走路で荷物を積み込み、安全なフライトのために隅々まで点検。
それから、お客さんはいよいよ飛行機に乗り込んで──
大空に飛び立つまでのあいだに、いったいどんなことがぼくらを、そして飛行機を待っているのか? お客さんたちが空港に集まるところからはじまり、やがて彼らが大空に向けて飛び立つまでを、ていねいに描いた絵本です。
にぎやかな待合室の風景。飛行機の間取りや構造。コックピットから見た滑走路の景色。空港を一望し、パイロットに指示を出す管制塔の様子まで。シンプルな、色のはっきりとしたイラストで、ちいさなお子さんからもたのしめる作品です。
「ひこうきは かっそうろを まっすぐに はしりだす
どんどん ぐんぐん はやくなる。」
「あっ、とんだ!」
真っ青な大空に向かってちいさくなっていく飛行機。どこへいくのか想像していたら、なんだか遠くに、おでかけ気分!
(堀井拓馬 小説家)
読者レビューより
空港にいくまでと、ついてから飛行機に乗るまで、そして飛行機が離陸するまでのながれが描いてありました。
大きな絵本で絵も分かりやすい。
飛行機の断面図のようなものも描いてあり、燃料がどこにあるか、みんなの荷物はどこに乗っているか、それを見ていても楽しかったです。
(ジョージ大好きさん 40代・ママ 男の子14歳)
5月3日 家族そろってドライブへ。みんなどこへ行くのかな?
金曜日は『のりものいっぱい!どこにいくの?』
家族そろってドライブに出発! 道にはたくさんの車、海にはヨットや遊覧船、空には飛行機やヘリコプター……。みんな、どこに行くのかな? 迫力満点のワイドページも! 『でんしゃでいこうでんしゃでかえろう』でおなじみの間瀬なおかた、乗り物しかけ絵本シリーズ最新作です。
読者レビューより
電車やのりものが大すきな子ども(おとなも!)にはうれしい間瀬さんの絵本。いつものようにページのすみずみまで目を凝らしていろんなのりものや人を楽しみます。
(家族の赤い車が追いつき追い越しする車たちをさがすのも忘れずに)
個人的に好きなのは川下りの舟ですが、子どもたちには大きなバスが人気でした。トンネルを抜けて海岸沿いを走って、とこれも定番コースですが目的地はロケットの発射場!宇宙飛行が未来ではなくなったいまの新しい絵本です。
(Flappeさん 50代・せんせい)
5月3日 いっしょにおしてね、ピンポーン!
土曜日は『ピンポーン バスとまります』
5月5日 つながる道をたどってたくさんの乗り物に出合う絵本
読者レビューより
男の子が家から出て両親と車に乗る所から、目的地であるおばあちゃんのお家に到着して出会う所まで、全て空から見ているような、上からの目線で描かれています。
途中、工事をしていて回り道をしたり、くねくねの山道をトンネルを通りながらのぼったり、船に乗って海を渡ったり。
いろいろな車や電車が描かれていて、息子は大興奮でした。
特にブルドーザーやパワーショベルが出てくる「ガガガガガ ドドドドド」の所は一番のお気に入りで何度も読まされましたよ!
(にゃごにゃご隊長さん 30代・ママ 男の子1歳)
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いかがでしたか。
新幹線や飛行機など、はじめて乗るお子さんがいたら、乗る前の心の準備として読んであげるのも良いかもしれません。大人が読んでも発見がたくさんありそうな乗り物絵本。子どもも大人も楽しんでみてくださいね。
選書・文:秋山朋恵(絵本ナビ副編集長)
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