【今週の今日の一冊】一年頑張った自分にご褒美を♪ 自分に贈るならどんな絵本?
さあ、今週はクリスマスがやってくる華やかな始まり。そして後半は一気に年末ムードへ。大掃除をしたり、来年の準備をしながら、今年はどんな一年だったかなと振り返る時期でもありますね。クリスマスに大切な人たちへの贈り物を渡した後は、今度は自分にご褒美を贈ってみませんか。ご褒美はモノでなくても何か好きなコトをするのでも良いかもしれませんね。
今週は、絵本を自分に贈るとしたらどんな絵本が良いか、おすすめを考えてみました。
12月23日~12月29日までの絵本「今日の一冊」をご紹介
12月23日 スヌーピーたちと過ごす時間を谷川俊太郎さんの訳で
『クリスマスはいっしょの時間(スヌーピーえほん)』は、『ピーナッツ』から生まれた大ベストセラー絵本『しあわせはあったかい子犬』のクリスマス版として1964年に刊行された描き下ろし絵本。出版60周年を迎える今年、谷川さんは去る10月に日本語訳の作業を終え、その出版を楽しみに待たれていました。55年間、スヌーピーたちといっしょに日本語訳に取り組まれてきた谷川さんのおくる、最期の『ピーナッツ』です。
(河出書房新社PRTimesより引用)
月曜日は『クリスマスはいっしょの時間 スヌーピーえほん』
チャーリー・ブラウンやスヌーピーたち『ピーナッツ』の仲間といっしょに、クリスマスを楽しくすごそう! 『ピーナッツ』描き下ろし絵本として刊行されて60年、待望の日本語版、誕生。
姉妹編も同日2024年12月2日に発売されました。
12月24日 「ヒイラギ飾ろう」の曲とともに物語の世界へ
火曜日は『オルゴールしかけえほん クリスマスのまえのよる』
ネジを巻き物語の世界へ。
「そとで なにやら 音がして
とうさん ベッドを とびだした」
クリスマスのまえのよる、父親がサンタクロースに出くわします。
リズミカルな詩とチャーミングなサンタが印象的で
長年愛され続ける名詩をオルゴールの音色と共に楽しめます。
ネジを巻くと「ヒイラギ飾ろう」が流れます。
読者レビューより
クリスマスの前の夜の絵本は我が家も1冊ほしくて、クリスマスプレゼントの1つとして子供に贈ったことがあります。
クリスマスシーズンにぴったりなお話で、サンタクロースを想像させるにもまさにぴったりなストーリーですよね。
こちらはオルゴールしかけ絵本なので、また豪華ですね!!
(まゆみんみんさん 40代・ママ 女の子12歳)
12月25日 クリスマスに親子で読みたい、心あたたまるお話
こちらは、2024年4月に第55回講談社絵本賞を受賞された作品です。現在、2025/1/5(日)まで、銀座教文館9Fナルニアホールにて“『クリスマスマーケット』降矢なな絵本原画展” も開催されています。
水曜日は『クリスマスマーケット ちいさなクロのおはなし』
12月、街にクリスマスマーケットがたちました。朝、焼き栗売りのおばさんが店を開けていると、ツリーのほうからなきごえがします。そこにいたのは子犬でした。クロと名づけられた子犬は、マーケットでみんなの人気者になります。ある日、ぬいぐるみの犬「スノゥ」を連れたなーちゃんがやってきました。クロは、スノゥが気になってしかたがないようで……。クリスマスにぴったりの、心あたたまるお話です。
読者レビューより
クリスマスの前にお店が並ぶという、期間限定のマーケットに、独特の雰囲気と人のぬくもりを感じました。
クリスマスツリーの下で、捨てられていた黒いこいぬは、人のやさしさに包まれて、仮の居場所を見つけられました。
クリスマスまでの居場所でした。
その犬が、自分から幸せを呼び寄せました。
犬は、ぬいぐるみを落とした少女を探して走りまわります。
努力が実った時、こいぬを温かく見守っていたマーケットの人たちも集まってきます。
そこにいるみんなの心が温まるラストは、クリスマスという特別な世界を一段と素敵なものにしてくれました。
(ヒラP21さん 70代以上・その他の方)
12月26日 持っているだけでうれしい特別な一冊
木曜日は『100万回生きたねこ[45周年記念限定版]』
佐野洋子の不朽の名作絵本『100万回生きたねこ』は2022年に発売45周年を迎えました。
窓あきの赤い函に入った瀟洒な布装、タイトルの金箔押しなど、
持っているだけでうれしい特別な本ができあがりました。
いまだけ手に入る名久井直子デザインの限定版。
プレゼントにも、自分のための愛蔵版としてもぴったりの『100万回生きたねこ』です。
*2000部限定(シリアルナンバー入り)
*とらねこの特大ステッカー入り
*サイズ 左右20センチ×天地18.5センチ
12月27日 魅力的なイラストと仕掛けでネバーランドへ!
12月27日は「ピーターパンの日」でもあるそうです。 1904(明治37)年12月27日、イギリスの劇作家であるジェームス・バリーの童話劇『ピーターパン』が、世界ではじめて上演された出来事にちなんで制定された記念日なのだそう。
金曜日は『ピーター・パン〈ミナリマ・デザイン版〉』
ピーター・パンやティンカーベル、ダーリング家のきょうだいたちといっしょに、冒険に出かけましょう! 大人気のミナリマ・スタジオが手がけた、独創的で魅力的なフルカラーのイラストと10個の仕掛けが、みなさんをネバーランドへお連れします。この物語を旅するときは、すてきなことを考えること。そしてほんの少しの妖精の粉を使えば、魔法に満ちた冒険物語を楽しめます! 子どもから大人まで夢中になれる一冊です。
ミナリマ・デザインの美しい名作は他にも♪
12月28日 揃えて宝物にしたいシリーズ23巻を収納箱入りで…
土曜日は『絵本ピーターラビット全巻収納BOX付きセット(全23巻)』
絵本 ピーターラビット™ シリーズ全23巻がぴったり収まる、ここでしか手に入らない収納箱入りでご用意します。
頑丈な作りで、大切な絵本を日焼けやホコリから守ります。
ピーターラビットと仲間たちの絵と装飾が美しく、贈りものや個人のコレクションにも最適です。
◆ピーターラビット™刊行について
世界でいちばん有名な、いたずらっ子のうさぎを描く『ピーターラビットのおはなし』。 その初版の刊行から120年をむかえる2022年、フレデリック・ウォーン社(ペンギン・ランダムハウスUK傘下)との提携により、早川書房は、日本におけるピーターラビットの公式出版社になります。
ピーターラビットと仲間たちは、映画やアニメーション、グッズとなって親しまれていますが、その原点は、ビアトリクス・ポターによって物語と絵が創られた23巻の絵本です(1902年よりフレデリック・ウォーン社刊行)。
23巻の絵本シリーズは、2002年の出版100周年を機に、『The Tale of Peter Rabbit(ピーターラビットのおはなし)』に挿絵を6点くわえ、全作の挿絵を初版の色彩に近づけるなど、ポターの意図を汲み取るべく全面的な改訂がほどこされた、いわば「決定版」が刊行されました。 このたびの早川書房版は、その挿絵、装幀、造本を活かしたつくりになります。
12月29日 いちごが大活躍の季節に、絵でも味わえる一冊
読者レビューより
リアルな描写が印象的な荒井真紀さんによる、いちごの観察絵本です。
もう、表紙から、いちごのみずみずしさが伝わってくるクオリティがさすがです。
まずは、食べた時のプチプチ感に注目です。
この感覚、まさに科学の目です。
そして、いちごの生育について観察していきます。
冬場、藁(Straw)を敷き詰めるので、ストロベリーですね。
いちごの実のできる様子は、やはり感動です。
さらには、断面の解説には、なるほど!
大人も学ぶところが多いと思います。
ラストは、美味しさに焦点が当てられ、まさに食育。
小学生くらいから、ぜひ、五感で感じてほしいです。
(レイラさん 50代・ママ)
自分へのご褒美に贈りたい本、こちらもおすすめ。
選書・文:秋山朋恵(絵本ナビ副編集長)
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