【今週の今日の一冊】遠足、芋掘り、お祭り、運動会……秋の行事を満喫する絵本特集!
雨降りの日が続いていましたが、今週は気持ちのいい秋晴れが期待できそうですね。秋は、遠足や芋掘り、秋祭りや運動会など、わくわくする行事やイベントが目白押しの季節です。
今週は、季節の体験がさらに楽しくなるような、秋の行事絵本を大特集!
本番前に絵本を開いて楽しみな気持ちをいっぱいに膨らませたり、終わったあとにめくって思い出の余韻をじんわり味わったり……。絵本を通して、秋の行事がいっそう思い出深いものになりますように。
2026年10月5日から10月11日までの絵本「今日の一冊」をご紹介
10月5日 「お店やさんまつり」に向けて、みんな大はりきり。
月曜日は『どんぐりむらのどんぐりえん』
『ぼうしやさん』『ぱんやさん』『おまわりさん』…と、どんぐりむらの住民たちの活躍を通じていろんなお仕事を知ることができる、なかやみわさんの話題のシリーズ「どんぐりむら」に第4弾が登場です。
今度のお仕事は「園の先生」! 読者である子どもたちには、一番身近な職業かもしれませんね。
舞台は「どんぐりむらのどんぐりえん」、いったいどんな先生がいて、どんな物語が待っているのでしょう。
朝になると、あちらこちらから小さな子どもを連れたお母さんやお父さんが「どんぐりえん」にやって来ます。
「おはようございます!」
先生たちは、子どもたちを笑顔で迎えます。
どんぐりえんでは、歌をうたったり、お散歩に出かけて公園で思いっきり遊んだり、美味しい給食を食べたり。みんなが見覚えのあるような場面がたくさん出てきます。ロッカーやトイレ、タオルかけもそっくり。砂のプリンだって作ったことあるよね。
さて午後からは、子どもたちが何やらはりきって、大きな紙に絵を描いていますよ。
もうすぐ、お客さまを招いて開かれる、年に一度の園行事・お店屋さん祭りがあるのです。
それぞれ開くお店の名前が決まったら、今度は材料集めや会場の準備。みんなが工夫して、協力して、子どもたちはがんばります。
そして、いよいよお祭りの日。どんぐりえんの前の広場には、ずらりとお店が並んで大にぎわい!
お客さんは楽しんでくれるかな…?
「どんぐりえんの先生たちが主人公?」と思いきや、物語の中心で生き生きと描かれているのは子どもたち。どのページでも画面の隅から隅まで、キラキラと目を輝かせた子どもたちのパワーにあふれています。
でも、読んでいくうちにわかります。子どもたちが困っている時、迷っている時、さりげなく大事なところで登場しているのが先生なのです。更に細かく見ていくと、最後のページで見られるみんなの笑顔が、先生たちのしっかりとした準備と作業の賜物だっていう事にも気がつきます。すごいなあ、先生たち。
なかやさんの想いがたっぷり詰まった今作、みどころは本当にたくさんあります。1冊まるごと、じっくりたっぷり味わいつくしてくださいね。どんぐりむら史上最多つぶ登場ですしね。見返しにはどんぐりえんに通う子どもたちの家族の紹介、表紙と帯にはごっこ遊びが出来る絵のおまけもついていますよ!
(磯崎園子 絵本ナビ編集長)
読者の声より
「ぱんやさん」に続き、こちらを読みました。ぱんやさんもそうでしたが、こちらも子供が大変気に入って読んでいました。
子供自身、保育園に通っているので自分と重ねて読んでいたようです。ところどころ「自分の名前に変えて読んで」とおねだりしたり、「この子は○○おねえちゃんくらい(年齢)?」と聞いてきたりもしました。
登場人物が多いので、その時文章で出てきてない子も何をしているのか、誰と兄弟なのか等、…大人は気づかないような細かいところまで熱心に読んでいました。
また、この本で落ち葉の温泉屋さんが出てくるのですが、実際に外を歩いているときに、「これが黄色い温泉のいちょうの葉っぱだよ」「赤い温泉はこの紅葉の葉っぱだね」と会話が弾みました。秋に特におすすめの一冊です。
(ひよっこママさん 30代・ママ 女の子3歳)
「どんぐりむら」シリーズ、合わせておすすめ。
10月6日 秋の森の遠足はお楽しみがいっぱい!
火曜日は『こねこのえんそく あきのもり』
こねこの3きょうだいが遠足にでかけます。
あきのもりは、木の実やきれいな落ち葉がいっぱい。
どんぐりをひろったり落ち葉シャワーをして遊んで、
お弁当を食べて。
ともだちのころまるくんちの畑で、おいもほりを初体験します。
読者の声より
こねこ達が、秋の広場を満喫している様子が伝わってきます。
どんぐり拾い、綺麗な葉っぱ拾い、そして即席で遊び道具を作ったり。
本当に楽しそうです。
こんな風にゆったりと子供と遊べたら、きっと楽しいのだろうなぁと微笑ましくなりました。
芋掘りの様子も楽しくて良かったです。
(hime59153さん 40代・ママ 男の子6歳)
合わせておすすめ。
10月7日 芋堀りスコップを肩にかついで、さあ出発!
読者の声より
芋掘り大会に参加した7つごねずみとお父さん。
いろんな動物たちが参加する中、小さなねずみの親子は、大きなさつまいもを掘り当てて、なんと1等賞に!!
留守番しているお母さんに、大きなさつまいもを持ち帰ろうとしますが。。どうしたものか。。
お父さんのあっと驚くアイデアで、持ち帰ることに!
頼もしいお父さんと可愛らしい7つごたち。
自然豊かで、とっても素敵な絵本です。
(ピーホーさん 30代・ママ 女の子4歳、女の子2歳)
読者の声より
お芋ほりの季節になると必ず思い出すのがこの絵本で、いわむらかずおさんの7つごシリーズの中の一冊です。お父さんを筆頭にいもほりたいかいに参加する7つごたち。スコップを作るところから始まって、自然の中を遊びながら工夫しながら大会会場に向かいます。
みんなで力を合わせてお芋をひっぱるとなんと大きなお芋が掘れました!7つごたちが大会の一等賞になります。でもここでおしまいではありません。掘ったおいもをみんなでおいしく食べたあとは、お母さんへのおみやげに大きなお芋を持って帰ることにします。小さなねずみたちには大きすぎるお芋を、お父さんのアイデアで楽しく持ち帰るラストがとっても素敵ですね。
こんな経験ができた7つごたちはたくましく成長することでしょう。都会で育つ我が子たちにもなるべく自然の中での体験をたくさんさせてあげたいな~と思いました。
(ouchijikanさん 40代・ママ)
合わせて読みたい「7つごねずみ」シリーズ
10月8日 二十四節気「寒露」の時期を楽しむどんぐりの絵本
木曜日は『どんぐりくりくり おともだち』
【はじめてのこよみえほん・寒露】どんぐりのかっちゃん、しいちゃん、くうちゃんは、おともだち。「はっぱでんしゃ、ガッタンゴットン。」「はっぱぶらんこ ぶうらん ぶうらん。」みんなで秋を楽しみます。日本の季節の豊さを二十四節気の暦で伝える2、3歳児向けのシリーズ。どんぐりは「寒露」の時期(10月8日ごろ)です。
読者の声より
どんぐりのかっちゃん、しいちゃん、くうちゃんが遊んでいる様子を描いた作品。
どんぐりくりくりという表現がなんとも愛らしいです。
それぞれどんぐりの種類が違うのも、個性的な展開です。
そうそう、どんぐりの帽子って、なかなかレアだけに、
ストーリーの中で違いに注目するのもオツですね。
寒露(10月8日頃)という季節感も体感しながら、
どんぐりと秋を満喫気分です。
もちろん、仲良しの姿はすがすがしいもの。
キュートな造形も嬉しいです。
(レイラさん 50代・じいじ・ばあば 女の子2歳、女の子1歳、男の子0歳)
10月9日 どーん どーん おまつりだいこがきこえてきます。
金曜日は『くすのきだんちのあきまつり』
どーん どーん
おまつりだいこが きこえてきます。
「みなさーん、そろそろ でかけましょうか。」
まんまんいけは、にぎやかな おまつりを うつして かがみのように ひろがって いました。
くすのきだんちの住人が〈いつも おみずを ありがとう〉と、お礼を言いに、まんまん池のお祭りに出かけます。お神輿や屋台店が出てカケスの子どもたちも大はしゃぎ。心地よい言葉と絵、住人たちのやさしさが味わい深いお話です。
読者の声より
季節は秋。
シリーズ6作目は秋がテーマです。
今回の面白さは、くすのきだんちの中で繰り広げられるストーリーではなく、近くのまんまん池のおまつりに出かけるという新たなストーリーの展開が新鮮な1冊でした。
お祭りにも全力で楽しむくすのき団地のみんな。
なんだか懐かしさもあり、お祭りに行きたい気分になりました。
(Pocketさん 40代・ママ 女の子20歳、男の子16歳)
合わせて読みたい「くすのきだんち」シリーズ
10月10日 お囃子で初めて笛を吹くことに!うまく吹けるかな?
土曜日は『あきまつりピーヒャラおはやしの日!』
もうすぐ秋祭り。
さとるは、今年初めておはやしで笛を吹くことに!
でも、なかなか上手くいかなくて、逃げ出しなくなります。
練習を休んで遊びに行った森で、さとるは小鳥に出会い…。
歌って遊ぶスーパーデュオ「ケロポンズ」のますだゆうこさんと、子どものマルチメディアを企画制作するレーベル「colobockle」のたちもとみちこさん。子どもたちに大人気の2人がタッグを組んだ「もっと知りたい!行事の絵本」シリーズは、楽しいおはなしと豆知識が1冊になったお得なシリーズです。
12冊目の行事は「秋まつり」。さとるを主人公にしたお話を軸に、お祭りの歴史や、全国のお祭りの紹介、園の行事でも役に立ちそうな遊びや屋台の味のレシピまで!今すぐにでも使えそうな、充実した内容になっています。
さて当日。さとるは無事に笛を吹けたのでしょうか?
私はとりあえず、どんどんやきに挑戦してみようかな…。
(磯崎園子 絵本ナビ編集長)
読者の声より
小学生のさとるは、お兄ちゃんとお囃子の稽古に出かけますが、
なかなかうまく笛が吹けないのですね。
すっかりすねて稽古をさぼったさとるは、
オオルリや動物たちに出会って、笛のコツをつかむのです。「楽しいって気持ちが大事」という助言が、実に的確だと思います。
お祭りに関わる大人たちの姿も体感できます。
何より、お祭りの雰囲気がとても素敵です。
お祭りの豆知識もちゃんとあり、秋景色のお祭りをたっぷり楽しめそうです。
(レイラさん 50代・ママ)
合わせておすすめ。「もっと知りたい! 行事の絵本」シリーズ
10月11日 玉入れ、綱引き、パン食い競争…楽しさいっぱい!
日曜日は『こぶたのブルトン あきは うんどうかい』
今日は運動会。こぶたのブルトン、イタチのアンドレ、ダルマのタカサキさんは、玉入れや綱引きやパン食い競争など、いろいろな競技に出場します。赤組、白組、どちらが優勝するのでしょうか。運動会の楽しさがいっぱいつまった絵本です。
読者の声より
我が家は小学校、幼稚園とこの秋には
運動会が続きます。
運動会の練習が始まったので
この絵本はとてもタイムリーでした。
タカサキさんという名前やだるま!という驚きはあったものの
皆が一生懸命に運動会に参加していて
その興奮や熱気が絵本を通じて
伝わってくるような気持でした。
そして運動会=たのしいという気持ちをたっぷりもらって
絵本を閉じました。
(らずもねさん 30代・ママ 男の子7歳、男の子5歳)
合わせて読むとさらに楽しい「こぶたのブルトン」シリーズ
合わせて、こちらの記事もどうぞ♪
選書・文:秋山 朋恵(絵本ナビ副編集長)
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