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未来の今日の一冊 ~今週はどんな1週間?~

【今週の今日の1冊】チューリップにレンゲ、タンポポ、菜の花、スミレ…春のお花を堪能しよう

4月8日~4月14日までの絵本「今日の1冊」をご紹介

桜があちこちで満開に花開くこの季節。
けれども美しいのは桜だけではありません。お散歩やお花見にちょっと外へ出かけてみれば、あちこちで春の訪れを喜んでいるかのように咲く色とりどりの花たち。春の花といえば、チューリップ、レンゲ、タンポポ、菜の花にスミレ…。1年の中でももっとも輝いている花たちの姿を絵本でも堪能してみませんか。今週は、春の花の絵本を中心にご紹介します。

4月8日 見つけたのは…春!

月曜日は『はなをくんくん』

はなをくんくん

雪深い森の中、冬眠から突然さめ、はなをくんくんさせて駆けていく動物たち。やわらかいタッチの美しい絵と詩のような文で、自然の摂理と喜びを無理なく子どもに語りかける名作。

4月9日 チューリップはどのように冬を越すのでしょうか?

火曜日は『チューリップ』

チューリップ

チューリップの成長がわかる科学絵本

自然観察の絵本で評価の高い荒井真紀さんの新刊『チューリップ』。

チューリップは、小学校でも授業の一環で、球根を植えて自然観察をしますので、子どもたちにとても身近な植物です。

春かわいらしい花を咲かせているのを見て、植えようと思っても、遅すぎます。秋に球根を植えて、じーっと待たないと花を咲かせることはできません。では、球根は、地面の中で、どのように変化しているのでしょうか? どのように冬を越すのでしょうか? 土の中の出来事は、ほとんど見ることができませんが、細かに表現されたイラストでのぞいてみましょう。小さな目が成長するさまや、花が咲いた後の変化は、地上とは、違った生命の営みを感じられます。

お子さまといっしょに自然観察をする際にも、最適な一冊です。

4月10日 庭先に咲く色とりどりの花を明るく軽やかな色彩で

水曜日は『どのはな いちばん すきな はな?』

どのはな いちばん すきな はな?

ぱーっとひらいた赤い花、ぴゅーんとのびてる白い花、ダイナミックに咲く花、ゆうらり風にそよぐ花、可憐な小花……。赤ちゃん絵本の定番『ぶーぶーぶー』の作者、脇阪克二さんが庭先に咲く色とりどりの花を明るく軽やかな色彩で描きます。生命力溢れる花々に添えられたみずみずしい文章も魅力。春が待ち遠しくなる絵本です。

  

4月11日 レンゲや、タンポポ、菜の花にスミレ…

木曜日は『はるかぜさんぽ』

はるかぜさんぽ

春のおさんぽで出会ったのは、たんぽぽ、ちょうちょう、やさしい風……思わず外へ出かけたくなる、季節感たっぷりのおさんぽ絵本。

4月12日 花を咲かせることを夢みる球根の女の子たち

金曜日は『チューリップ畑をつまさきで』

チューリップ畑をつまさきで

カオリとバナナは、チューリップの球根の女の子。土の中で来年の春にきれいな花を咲かせる準備をしていたのですが、秋の夜、満月の空からあらわれたキューコンチョーにさらわれてしまいます。海をわたるとちゅう、キューコンチョーから落ちたバナナはジャワ島に流れ着き、カオリはそのままトルコの宮殿に運ばれてしまいました。
きれいな花を咲かせることを夢みる球根の女の子たちが、チューリップがどうして人を幸せな気持ちにすることができるのか、その秘密を知ることになる物語。
銅版画家、山本容子が初めてストーリも手がけた絵本。

4月13日 「なのはなごう」にとびのり、おばあちゃんちへ一直線!

土曜日は『なのはなごうしゅっぱつしんこう』

なのはなごうしゅっぱつしんこう

弟ができたばかりで、いなかのおばあちゃんちへ連れてってもらえないなずなちゃんのところに、荷物が届きました。中にはおばあちゃんが大事に育てたキャベツと、小さな青虫が一匹入っていました。青虫はなずなちゃんに育てられ、やがてモンシロチョウになりました。蝶が飛び立つとき、なずなちゃんが言いました。「なずなの代わりにおばあちゃんちに遊びにいってあげてね」すると翌日、真っ白な服を着たバスの運転手がやってきて…

  

4月14日 すてきな庭をつくるには、どうしたらいいのかな…

日曜日は『庭をつくろう!』

庭をつくろう!

春、バンジャマンの引っ越してきた家には、広い庭がありました。
でも、ながいこと空き家だったので、庭はあれほうだい。まるでジャングルみたい!
すてきな庭をつくるには、どうしたらいいのかな・・・?

いかがでしたか?
チューリップは秋に球根を植えて、じーっと待たないと花を咲かせることはできないということを教えてくれる絵本がありましたね。季節を超えてようやく開いた花たち。春の花を見つけたら、その花がどのように咲く準備をしていたかを知るとまた味わいが増しそうです。
目が喜ぶ色彩豊かな春は慌ただしさもあり、毎年あっという間に過ぎていってしまうような気がしますが、その美しさをぎゅっと閉じ込めて味わわせてくれる絵本にぜひ出会ってみて下さいね♪

掲載されている情報は公開当時のものです。
絵本ナビ編集部
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