【今週の今日の1冊】七夕(たなばた)の絵本、今年売れているのは?
7月6日~7月12日までの絵本「今日の1冊」をご紹介
今週はいよいよ七夕ですね。夜、星空を見上げて天の川を探したり、笹に願いごとの短冊をつるしたり、七夕飾りを作ったり、1年の中でもとくに美しい行事ですよね。七夕(たなばた)の絵本を並べてみると、美しい表紙がずらり。内容は、由来に関する絵本が多く頭に浮かんでくるのですが、今年はどの絵本がとくに人気があるのでしょうか? 今年の6月からのほやほやの「七夕(たなばた)絵本人気ランキング2020」、 第1位から発表していきます!
7月6日 七夕の由来が分かる、今年一番人気の七夕絵本
読者の声より
七夕の由来本です。何となくは知っているものの、読んでみてなるほど。
あとがきとして書かれていた日本の行事と中国の行事が合わさったという説明もよくわかりました。
一年に一度しか会えないというのが、何とも切なくともあり、ロマンティックでもあり、星を見ながら、昔の人はいろいろなことを考えたのだろうと思うと、その点にもロマンを感じます。
子どもにもわかりやすい内容ですので、七夕の時期を問わず一度は読んでおきたいお話だと思いました。
(はなびやさん 40代・ママ 男の子6歳)
7月7日 「おまたせしました。こんやは たなばた。」
第3位 火曜日は『たなばたバス』
出版社からの内容紹介
『いただきバス』『いもほりバス』に続くバスシリーズの3作目です。
今度のバスくんとねずみくんは星空で大活躍。おりひめさまの願いを叶えるために、
力を合わせて奮闘します。おなじみのバスくんのだじゃれも満載です。
「絵本をまるごと楽しんでもらいたい」、作者の藤本ともひこ先生が絵本を作るうえで
いつも大切にしていることです。ダイナミックな画面展開に加えて、ストーリーの要所要所に
子どもたちが参加できる遊びをたくさん入れています。カウントダウンをしたり、腕をぐるぐる
まわしたり、よいしょよいしょとすいかを引っ張りあげたりと、聞くだけでなく全身を使って
楽しめる絵本になっています。ロマンチックな七夕伝説とは一味違った『たなばたバス』で
楽しい七夕を過ごしてください。
読者の声より
「いただきバス」シリーズ第3弾。
優しく気のいいバスさん、七夕に登場。
おりひめさまの願い事をかなえてあげようと、
5・4・3・2・1・0!
ねずみたちと天の川へ出発でございバス。
年に一度の七夕の夜、おりひめさまとひこぼしさまが無事会えますように。
黒い雨雲を吹き飛バスのです。
さて、どうやって吹き飛ばしましょう?
ねずみがみんなで両手をぐるぐるぐるぐる~~~
子どもたちも一生懸命応援、ぐるぐるぐるぐる~~~と、
楽しい参加型絵本。
でも、払っても払ってもきえない厚い雨雲・・・
そこで、ねずみさんたちが考えた面白いアイディアとは?
七夕ってなあに?
おりひめ、ひこぼしってだあれ?
天の川はどこにあるの?
橋になっている鳥はなあに?
絵本を前に、親子の会話も弾むことでしょう。
七夕という行事を幼い子どもに身近に伝える、楽しい絵本です。
今年の七夕は、どうか晴れバスように。
(ちゅら。さん 40代・その他の方 男の子15歳)
7月8日 ぼく、ねがいごとが かなったよ!
第4位 水曜日は『たなばたウキウキねがいごとの日!』
出版社からの内容紹介
一緒に遊ぶお友達がいない、たぬきのポコくん。
たなばたの日 ポコくんは、あるお願いをたんざくにかきます。
でも、たんざくは かぜにとばされ
ひらひらひら~
とどいたさきは・・・?
楽しいお話はもちろん、おりひめとひこぼしの伝説や、
親子で楽しめる料理のレシピまで、たなばたにまつわる色んなことがわかる絵本。
読者の声より
七夕の日が待ち遠しくなった絵本です。たぬきのポコくんのように願いごとが叶うといいなあって思いました。ポコくんの願いごとのお陰でたぬき村ときつね村のみんなが仲良くなれてハッピーエンドに大満足の私でした。きつねのキコちゃんが本当は、きつねだとみんなに正直に謝ったのも素直でとてもよかったです。「たなばた伝説」「たなばたの由来」「みんなでつくろう七夕飾り」もよかったですが、一番よかったのが、「七夕の日にお薦めのお料理」が気にいってます。七夕そうめん、短冊サラダ、七夕デザートが美味しそうでお料理上手な娘に作ってもらいたいと思いました。
(押し寿司さん 60代・じいじ・ばあば)
7月9日 願いの言葉たちが空へと上っていきます
読者の声より
もうすぐ七夕という日に、3年生のクラスで読み聞かせしました。
色とりどりの七夕飾りの、それぞれ美しく優しい色あいが印象的な絵本です。
みんなが短冊に書いた願いが、強い風や雨に耐え、言葉となって星に届くというというストーリー。「願い事が届いた時、星はきらりと光って合図を送ります」というのがなんともロマンチックで素敵でした。
聞いている子供達も自分たちの願い事のことを思ってくれたらいいなと思いました。
(クッチーナママさん 40代・ママ 女の子12歳、女の子9歳、男の子6歳)
7月10日 願い事の短冊を竹や笹に飾るのは、なぜでしょう?
第6位 金曜日は『紙芝居 なぜ、七夕にささかざりをするの?』
出版社からの内容紹介
むかしの中国のお話です。雲の上のおり姫とひこ星は仲よく暮らすようになりましたが、
仕事をしなかったので、神様にしかられて。
読者の声より
織姫と彦星のお話は、小さいころ良く聞いた覚えが
ありますが、笹を飾ることについては聞いたことが
ありませんでした。
この紙芝居を見て、娘は笹に短冊を飾るのかが
分かったと言って、すっきりしていました。
絵の中で、織姫と彦星の顔が黒くなっているところがあって
どうして黒いの?と娘は言っていましたが、
二人の気持ちを想像しながら読むのも良いと思います。
親子でこの紙芝居を読んだらきっと来年の七夕には
今までとは違った気持ちで迎えられると思います。
(ぶりこさん 30代・ママ 女の子8歳、男の子3歳)
7月11日 小さな子でも分かりやすい、たなばたの由来絵本
読者の声より
七夕の本をさがしていて、目にとまりました。七夕の由来がわかりやすく、シンプルにかかれています。絵もいもとさんなので、ほんわかやさしく描かれていて、小さな子どもたちが七夕を知るのに良さそうだなと思いました。
(あんじゅじゅさん 50代・その他の方)
7月12日 天の川で泳いでみたい!
第8位 日曜日は『たなばたプールびらき』
みどころ
ピーマン村の七夕の展開はやっぱり予測不能!?子ども達の願いは天の川で泳ぐこと。なんとデート中の織姫と彦星が招待してくれて天の川でプールびらきです!園長先生も一緒に入念な準備体操して・・・。なんとも明るい七夕のおはなし。
読者の声より
園でプールが始まる前に息子に読みました。
シャワーがちょっと怖い息子、プールが嫌いにならないように・・・と思って選びました。結果は大成功。プールは楽しいもの、と思ったようです。なによりハマったのが準備体操でしたが。
立ったままでは難しいらしくフラフラする場面もありましたが、やっぱり「おしりくねくね」が大好き。それをしたいためにその場面だけ繰り返し読まされ、一緒に体操。まねしたくなる絵なんですよね。子どものおしりくねくねは最高!このワンフレーズはすばらしいですね。
一緒に体操して天の川で泳ぎたい!
(いーめいさん 30代・ママ 女の子7歳、男の子4歳)
いかがでしたか。
実はたくさんある行事の中でも、とくに人気なのがこの「七夕(たなばた)の絵本」。それは、「願いごとをする」という誰もが参加しやすい行事だということや、何といっても由来がロマンチックで、大人も好きな伝説だからなのかもしれませんね。
秋山朋恵(絵本ナビ)
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