【今週の今日の1冊】じつは知らない!?カタツムリの秘密。楽しい発見が見つかる絵本
6月7日~6月13日までの絵本「今日の1冊」をご紹介
この季節、子どもたちが夢中になって探す生き物がいます。そう、カタツムリです。
あのクルクルとした可愛らしい貝殻をおうちにしている不思議な生き物。その生態は知れば知るほど驚きで、今週はそんな子どもたちに人気のカタツムリの生態がわかる絵本やのんびりおっとりとした様子からイメージされた優しく素敵なカタツムリの物語をご紹介します。
6月7日 カタツムリについての調査、開始!
月曜日は『こちらムシムシ新聞社 カタツムリはどこにいる?』
出版社からの内容紹介
ムシムシ新聞社の自然科学部記者、七星あまみちくん、ある日、部長に読者の女の子からの手紙を見せられた。「私はカタツムリが大すきです。近ごろカタツムリが見つかりませんが、どこに行くといますか? それにもっとカタツムリのことが知りたいです」
早速あまみちくんは調査。土のあるところにいるということがわかったので取材に出かけた。イノシシ、ヘビ、マイマイカブリ、ヒメボタルやマイマイチツツハナバチなどに出会い、たくさんの話を聞く。そしてわかったことは……?
生きものによる自然の循環を、カタツムリをテーマにわかりやすく説いていく。絵本『ガンバレ!! まけるな!! ナメクジくん』『のんびりオウムガイとせっかちアンモナイト』などで知られる三輪一雄氏の、ユーモラスなイラストでつづる知識絵本。
読者の声より
大人が読んでも面白い!
虫たちを擬人化した単なる物語かな~と思っていたら。
カタツムリの秘密がたくさん書かれた科学絵本で面白く、また勉強にもなりました。
大人が読んでも、そうなんだ~!と知らなかった知識を得ることができました。
新聞社の仕事もわかる内容なので、そこもまた楽しかったです。
(まゆみんみんさん 40代・ママ 女の子8歳)
6月8日 楽しいお話を通して、分かりやすく生態が知れる1冊
火曜日は『かたつむりの でんでんちゃん うまれたよ!』
出版社からの内容紹介
でんでんちゃんはうまれたばかりでも、自分で食べ物を探します。暖かいうちにたくさん食べて、冬になると殻にとじこもって冬眠します。そして3年たった春、体が大きくなって、殻のうずまきの数も増えました! しとしと雨が好きなでんでんちゃんはやわらかい体でどんな道も進みます。なめくじと似ているけれど、どこが違うかな? オスもメスもないカタツムリがどう卵をつくるかなど、楽しいお話の中で生態を知ることもできます。
6月9日 「ゆっくり ゆっくり哲学」で心をほぐそう
水曜日は『かたつむりくん』
出版社からの内容紹介
お庭の哲学者・かたつむりくんの「ゆっくり ゆっくり哲学」で、
親子のゆったりのんびり時間を味わってみませんか?
「ねぇ、もっと はやく すすんでよ」
てんとうちゃんに言われても、かたつむりくんは、どこふく風。
「ぬふふ。ぼくはいつでも ゆっくりなのよ~ん」
イライラするてんとうちゃんですが、かたつむりくんと、ゆーっくりすすんでいるうちに、なんだかいつものお庭がちょっと違う。あれれれれ? 早いからいいってわけじゃない、それぞれ自分のペースってきっとある。かたつむりくんの言葉にドキリとしつつも、かとうまふみの描く、ちょっと懐かしい雨の風景にゆるゆる心がほぐされる絵本です。
らいおんbooks第3弾!
読者の声より
スローな生き方も良いじゃない
かたつむりくんからいろんな事を教わったてんとうちゃんです。
ゆっくりだから見えるもの、角度を変えるから見えるもの、やってみるから見えるもの…。
危険を感じたらとじこもるからを身につけているから安心だとも。
ゆっくりだけど、前向きなかたつむりくんです。
急かされるよりも、大切なことを教わったように思います。
(ヒラP21さん 60代・パパ )
6月10日 驚きいっぱいのカタツムリ進化学!
木曜日は『総天然色自然科学漫画 カタツムリ 小笠原へ』
出版社からの内容紹介
海のずっとむこうにカタツムリの楽園があるんだって。
「はるか遠くの島にカタツムリの楽園があるんだって。300万年前に海を渡ったご先祖さまの子孫がくらしているらしいよ……」。そうきいた東京のカタツムリたちが、1000キロ離れた太平洋の島、小笠原諸島へやってきた。そこは、天敵も少なく緑と湿度にあふれるすばらしい土地。120種をこえる多種多様なカタツムリたちがくらしていた。のろくて臆病なカタツムリがいかに海を渡り大繁栄するに至ったのか。子どもたちを、進化学の入口へと誘う、フルカラー自然科学漫画です。
読者の声より
楽しく学べる!
小笠原諸島とカタツムリのお話です。
イラストたくさんの漫画なので、わかりやすく子供達も飽きずに読めると思いました。
自然界について自然の生き物について、楽しんで学べる本に感じました。
これからはカタツムリへの見方がかわりそうですね(笑)。
(まゆみんみんさん 40代・ママ 女の子8歳)
6月11日 カタツムリの産卵、誕生を迫力ある写真で
金曜日は『うまれたよ!カタツムリ』
出版社からの内容紹介
カタツムリの産卵、誕生、そしてあかちゃんカタツムリの行動を大きな画面で。カタツムリのあかちゃんは殻つきでうまれてくるんです!そして、殻を浮き袋にして泳ぎます。
読者の声より
透明で可愛かった
このシリーズは写真がきれいで
しかもわかりやすく、
文の量は少なめで
子どもの好きなうんちのこととか
気になるところもちゃんとわかりやすく説明してくれているので
ついつい毎回借りてしまいます。
カタツムリの卵なんて初めて見ました。
土の中に産むんですね。
産まれたときから小さな殻をもっているなんて
知らず、透明で可愛かったです。
殻を浮袋代わりにして泳ぐなんて、今度雨の時見てみたいです。
(まことあつさん 30代・ママ 男の子6歳、男の子3歳
6月12日 かたつむりのお父さんが教えてくれる大切なこと
土曜日は『せかいいち おおきなうち りこうになったかたつむりのはなし』
出版社からの内容紹介
世界一大きなうちを欲しがるちびかたつむりに、父親が、世界一大きな家を持ったばっかりに家の重みに身動きのできなくなった愚かなかたつむりの話をしてやります。
読者の声より
静かなる教え
レオ=レオニの中でも、特に大好きな作品です。
機能性とか利便性とか、子どもには思いつくはずもありません。
『大きくて、格好よくて、目立って、みんなの注目をあびる!』
それこそが、理想。
うちの娘も、大きくて煌びやかなかたつむりのおうちにウットリ・・・。
親としては、子どもの夢に沿ってあげたい思いは持ちつつも、
それが、悪い影響を与える場合、諭すことも必要になります。
このお話は、おとうさんが昔話を通して、ちびかたつむりに
『本当の素晴らしい家とは何か』を教えてくれます。
どんな説教よりも説得力があります。
だって、ちびかたつむりの目は涙でいっぱい。
私は、このシーンが一番好き。すごくいとおしい。
素直に涙を流せる ちびかたつむり、
本当に純粋で、子どもらしいなって思います。
そして、うちの娘も、夢から覚めたようです。
2回目以降、読み進めると
「このおうちはダメだよ」と言うようになりました。
親として、こんなふうに子どもを諭していけるようになりたいです。
(しゅうくりぃむさん 40代・ママ 女の子5歳)
6月13日 こんなタクシーがあったら乗ってみたい!
読者の声より
雨の日も楽しく
ありの親子が、かたつむりタクシーに乗ってお出かけするお話です。
さかさまになったり、水の中を通ったり、かたつむりの特徴を上手く生かしながら進んでいく姿が楽しかったです。
憂鬱な雨の日もこんなタクシーがあれば楽しそう!
かわいい絵、短めの文章で分かりやすいので、小さな子から楽しめるお話ですね。
(tori.madamさん 30代・ママ 女の子7歳、女の子4歳)
こんな可愛いカタツムリをおともにいかが?
がまくんとかえるくん かたつむり ぬいバッジ
子どもから大人まで、たくさんの人たちに愛され続ける、アーノルド・ローベルの幼年童話「がまくんとかえるくん」シリーズより、「がまくんとかえるくん かたつむり ぬいバッジ」が登場です!
雰囲気そのまま、手紙をくわえたかたつむりが可愛い「ぬいバッジ」になりました。
トートやバッグにちょっとつけるだけで、特別仕様に早変わり♪
自分用にも、「がまくんとかえるくん」が好きな方への贈り物にもぴったりですよ。
ぜひ、がまくんとかえるくんと一緒に並べてつけてみてくださいね。
【サイズ】30 x 75 x 20 mm
子どもから大人まで、たくさんの人たちに愛され続ける、アーノルド・ローベルの幼年童話「がまくんとかえるくん」シリーズより、「がまくんとかえるくん かたつむり ぬいバッジ」が登場です!
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自分用にも、「がまくんとかえるくん」が好きな方への贈り物にもぴったりですよ。
ぜひ、がまくんとかえるくんと一緒に並べてつけてみてくださいね。
【サイズ】30 x 75 x 20 mm
選書:秋山朋恵(絵本ナビ編集部)
文・編集協力:富田直美(絵本ナビ編集部)
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