『いいこってどんなこ?』 ママはいつだって、何をしたって、わが子が大好き!
この連載記事は、絵本ナビから生まれた絵本ガイドブック『幸せの絵本ー大人も子どももハッピーにしてくれる 絵本100選』の内容を期間限定でご紹介していく企画です。
読むと幸せな気持ちになれる絵本を、絵本ナビに寄せられたみんなのレビューでご紹介しています。
ベストセラー絵本ガイドブックをまるごとお見せする太っ腹企画をお楽しみください。
親子の絆を確かめ合う幸せ
子育て中は、毎日が大忙し。イライラしてしまうことも多いですね。
思わず親子で「ぎゅっ」と抱き合ってしまう作品が勢ぞろいです。
うさぎのバニーぼうやがおかあさんにたずねます。
「ねえ、おかあさん、いいこって どんなこ?」
絶対泣かないのがいいこ?
何もこわがらない強い子がいいこ?・・・
おかあさんはひとつひとつの問いに優しく答えます。
「じゃあ、おかあさんは ぼくが どんなこ だったら いちばん うれしい?」
さて、おかあさんは・・・
<みんなの声から>
感動しました!!
(まあくんとこうちゃんのママさん 30代・ママ・石川県金沢市 男6歳、男2歳)
男の子二人いると、いつも怒鳴ってばかりいます。
さらに、次男が1歳と一番手の掛かる時期に、急な主人の単身赴任・・・
私は、毎日必死でした。
いつも私の側で、私の顔色を見ながら「ボクいいこでしょ??」
っと頑張ってくれている長男。
それを、ゆっくりと誉めてやる余裕さえなかった。
この本を読んで、涙が止まりませんでした。
子どもにムリをさせていたと本当に反省しました。
そして、なんだか私の気持ちもラクになりました。
この本は、子どもの為にもママの為にも、読んで欲しい一冊だと思います。
涙、涙・・・
(だのんさん 20代・静岡県藤枝市)
ウサギの出てくる絵本が好きな母が、大人になった私に野菜などと一緒に送ってくれました。
タイトルを見た時は、きっと「やさしいのがいい子、おかたづけするのがいい子・・・」というふうに、子供にとって嫌な意味で「教育的な」絵本なのかなと思いましたが、読んでみたら全く逆でした。
私はけっこう家族に愛されて育ったはずなのに、読んだあと顔の筋肉がぎゅうぎゅう収縮して涙が止まりませんでした。
まるで「絵本の作者が私の気持ちをわかってくれたから 心の奥底にあった悲しみが吹き出した」みたいに。
人間には、誰かから一度は「無条件の愛」を受けることが必要なんだと思います。(甘やかされるという意味ではなく。)
自分もそんな愛情を、これから生まれる自分の子供に与えることができたらいいなと思いました。
<作者紹介>
ジーン・モデシット
1953年生まれ。アメリカ アリゾナ州北部の山間部に住む。フリーライターとして活躍しながら6冊の子どもの本を出版。
ロビン・スポワート
1947年生まれ。ジーン・モデジットは妻。風景画家として知られるが、絵本も12冊を出し、うち数冊が妻との共作。「はじめてのやさいスープ」(福武書店)などの作品がある。
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※校正前の原稿を元に掲載していますので、実際の本の内容と異なる部分があります。
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